なんもわからん

さっき作った

劇場版ハイスクール・フリートを考えたかった


いえーい、みんな劇場版ハイスクール・フリートもう見た?

ぼくはちょうど1ヶ月くらい前にはいふりのTV版見直してめちゃくちゃハマって勢いで劇場版公開直前にこんな記事書いたりもしたんですけど。
maisankawaii.hatenablog.com
その勢い未だ衰えずなんだかんだ劇場版とかいうドデカイ供給もあるのもあって1ヶ月間だいたいずっとはいふりの話してた気がしますね。
書籍系のメディアミックスは読んだし艦隊バトルでピンチ!(アプリ版)もマーメイドクラスになったし謎解きもやったしスタンプラリーも行ったしみたいにどっぷりはいふりに浸かってました。

まあそんな近況報告は置いといて劇場版ハイスクール・フリートの話をしましょう。
いつものごとくオタク妄想深読み独自解釈のアレ!

…って思って書き始めたんだけど話がまとまんなすぎたのでまとめるのあきらめてオタク脳内垂れ流しな感じで供養。

そんな感じでネタバレ全開で行くので見てない人は劇場に見に行こう!



劇場版ハイスクール・フリートって結局何の話だったっけ?

いきなり締めみたいなのからはじめますけど劇場版でやった話、沢山ありますけどテーマに絞って一言で言っちゃえば宗谷ましろを主人公にした話ですよね。TV版もいろんな話やりつつ全体としては岬明乃1人の内面の変化を一貫して描いていて劇場版は宗谷ましろが主人公と言っていいでしょう。
主題としても結構シンプルで目指すべき目標の再認識・艦長(副長)とはなんぞやって感じの話だと思ってます。シンプルか?なんかドンパチやっててうおお!ってなって最高な映画ですけどそのへんの最高な部分はおいといてちょっとそのへんの話について突っ込んで行きたいと思います。

ただわりとシンプルなテーマを膨大な登場人物との対比や設定で描いてるのがはいふりなので、最後のましろの選択につながる要素をゴリゴリ深読みしていきましょう。

海の仲間と家族の話

まずは家族の話をさせてください。

TV版ではこの"家族"という文脈は岬明乃の主観で使われ、艦長である岬明乃と晴風船員の関係性を示すものであり、敵に回った学生たちを示すものであり、さらには海で暮らす人々…に限らず全ての守るべき人々を示す、と3つの文脈で使われました(最後の1つは劇場版に出てこないし正直怪しいけど…この辺は前のTV版記事で考察したやつ)。
この3つの文脈は岬明乃の家族・両親が既に海の事故で死亡しており、その代替となる共同生活で生まれた疑似家族という要素と、家族同然として共に両親を亡くしたもの同士として施設育ち、そして別の家に引き取られた知名もえかという存在からの拡張、そしてブルーマーメイドを目指す学生として、海で救うことができなかった両親と対比した守るべき人々という3つの要素で定義を読み解くことができます。
TV版ではこの岬明乃の哲学である『海の仲間を家族と定義し、守る』という主張に晴風船員全員が共感し、行動するという様が描かれました。


さて、劇場版でも家族が重要なテーマとして扱われますが、この"家族"の文脈が岬明乃の主観だけではなく宗谷ましろの主観としても扱われ、それは岬明乃の哲学としての家族とは別の文脈を持ちます。
宗谷ましろは岬明乃と異なり家族が存命で、宗谷真雪、宗谷真霜、宗谷真冬・つまりは全員が(元)ブルーマーメイドでかつ艦長であるという文脈があり、それは彼女が目指すべき目標、劇場版の主題である宗谷ましろにとっての艦長という存在です。

作中でスーザン・レジェスが兄弟の話をして宗谷ましろに対して母を意識させるシーンがありますが、このときの回想で宗谷家3姉妹がブルーマーメイドになる前の、ブルーマーメイドを目指している頃の様子が描かれます。宗谷ましろにとっての母・姉という家族のイメージがこれ、「ブルーマーメイドになるもん」、目指す目標という象徴なわけです。
この同じ場所で寝食をともにしブルーマーメイドを目指す家族・3姉妹の様子は同じく寝食をともにしたシロミケスーに加えて寝食をともにしブルーマーメイドを目指す(別の職目指してるやつもいるが…)晴風船員の構図にも当てはまるんですね、疑似家族。
だからこそ劇場版では目指す目標・艦長・ブルーマーメイドたる宗谷真冬とその部下たちのプラント制圧シーンが描かれ、1人で飛び出して解決する真冬との実力差を示す劇場版ラストの晴風船員の支援が不可欠だったスキッパー特攻であり「でもそれは今じゃない」につながる一つの要素となるわけです。
宗谷ましろが目標としていた"艦長"の形は仲間たちに助けられる艦長じゃなくて1人で特攻できる姉だったという見方もできるんですよね。単艦で武装勢力を一掃する母も要素としては近いか。


ちょっと脱線しますがこの家族を目標・ブルーマーメイドと見る文脈が劇場版のなかで宗谷ましろ以外にもあって(むしろましろより直接的な話で)、それが知名もえかと宗谷真霜の会話なんですね。ここで母親・ブルーマーメイドの話をする知名もえかと宗谷真霜の会話が対比要素としてかなり面白くて、真霜の目標であったもえかの母、そして真霜の目標であった真霜の母、という流れなんですけどここで話を障害物航走後のましろともえかの会話に戻してもえかの目標とする姿は母ではなく姉なんですよ。これはかなり唐突なワードでわかりにくくはあるんですが、この姉のくだりで当然ましろが想起するのは自分の姉なんですが、もえかにとっては明乃のことだと思われます(漫画版はいふり16話で幼少期の明乃がもえかに対して「私をお姉ちゃんだと思って頼って」というシーンがある)。真霜との会話に戻って「私も海にいるみんなを守りたい」、この『私も』の意味をブルーマーメイドである母の話だけで取るのではなく明乃に助けられた話ともしてみると、晴風に救われた武蔵、守ることができなかった船員、そして劇場版では晴風を守る武蔵と全然違う文脈が見出だせてなかなかバキュンじゃないですか?
この辺の話、別にましろの最後の選択につながるわけではないですけど目指す目標の妙なすれ違いというか構成・関係性の複雑さ、単純に艦長副長を疑似家族における父と母と見るだけの構図からは見えてこない面白さがありますよね。


この目標としての家族の文脈に追加して、もう一つ劇場版における、宗谷ましろの家族には重要な文脈が示されています。それは距離です。
劇場版では宗谷真雪、宗谷真霜、宗谷真冬という3人の(元)ブルーマーメイド・艦長がそれぞれの別の場所での戦いを受け持ちます。つまりもともと家族として共にあった存在が別々の離れた場所で連携するわけですね。
この構図が先程の目標の文脈とあわせて宗谷ましろにとっても目指すべき艦長の姿、すなわち将来的に現在の仲間・家族である岬明乃から離れ、別々の艦の艦長同士として連携する未来の図とも取れるわけです。

この別の艦・別の場所で信頼しあって戦う構図は劇場版においてかなり意図的に描かれていると思っていて、例えば納沙幸子とヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク(フルネームで書き始めたの後悔してるから適当に略そうかな…)のつながりであり、岬明乃と知名もえかの関係であり、もっというならWDとブルマーもそうだし海賊のプラント組と要塞組だってそうで、特別なことではなくさらに狭義でくくっちゃえば艦橋とスキッパー、伝声管を通じた会話とかもそう…いや流石に脱線しすぎてきたかな。
これを可能にしているのが信頼という要素で、SOUND ONLYのおっさんも真霜くんを信用してOK出すし他校の大和型艦長たちも知名もえかに従うわけです。

距離の要素に関しては意図的に様々な形として描かれてはいるしオールウェイズ・オン・ザ・デッキのくだりにも関係はしてくるんでしょうけど岬明乃と宗谷ましろの関係・距離がどうなるか、に関しては劇場版の段階では今じゃない、で答えにつながるわけではなさそうですね。2人の将来の無限の可能性くらいに適当な感じでどんな距離間になるんかな~とか対比妄想して遊ぶと楽しそうです。


この家族の距離を保った信頼に対して反対の要素を描くための存在がスーザン・レジェスで、彼女は母・兄弟という家族と離れつつも、父という家族を探し近づくために動いています。海賊リーダーと遠隔での連携に失敗するのもかなり象徴的ですね。
そして晴風の仲間(家族)になりたいと距離をつめてきて、岬明乃・宗谷ましろと共にいることを求め、ましろ達もスーに対して「友達は一緒にいるべきだ」と共にあることを願います。
この辺なんかはどストレートにラストに繋がるセリフですよね。艦長副長ではなく、友達として共にありたいみたいな。(あえて言葉では語らないもののましろが意識し続けた艦長という役割の象徴である艦長帽を捨てた明乃とここまでひたすらシロちゃんとあだ名で呼び続けたにもかかわらず"副長"という艦長のそばにいる立場で改めてましろを呼ぶ明乃の2人の意識の対称性…バキュンだね…)

この距離の遠さと近さという真逆の関係性を解釈する上でのスーの記号的要素として"子供であること"がメインで描かかれていて、大人は離れていても大丈夫だが子供・友達はまだ近くにいるべき、これをプロであるブルマーとプロになる前の学生たちという視点でも見ていくと最後のましろの判断も補強できると思います。

ミケモカなんかは既に両親が死去しているのと施設時代から別れを経験しているので他の学生と比較するとかなり精神的には"大人"、あるいは"当たり前の家族の視点が持てず子供の立場に立てなかった子供"なのもましろの判断に口を出せなかった理由でもありそうで対比の面白さがあります。(この辺はTV版11話)

スーと晴風・明乃ましろを仲間として繋ぐ要素が食事として何度も描かれるのもはいふりらしいですよね。
TV版からミーナの歓迎会・メイタマのカレー・シュペーとの交流なんかも仲間・家族の距離を詰める要素なので。

艦長と副長・役割の話

さて家族の話はこのくらいにして本題の艦長と副長の話に行きましょう。
前項で宗谷真冬という艦長像については説明しましたが、当然この劇場版において艦長の形はそれが理想の形で正解という描かれ方をしているわけではありません。
宗谷ましろが目指すべき先達として、大和型の艦長と副長という先輩たちのあり方も出港後のシーンで描かれます。

大和の艦長と副長である宮里十海と野村進愛は、副長が自分の判断で指示を出し、それを艦長がたしなめるという形で描かれます。
次に信濃の安倍亜澄と河野燕、これは大和とは逆に艦長が出した方針に副長が反対する形です。
最後に紀伊の千葉沙千帆、野際啓子。これは艦長のコメントに対して副長が懸念案を出す形ですね。

このように違う形の中で、形は違えどどれも艦長と副長のどちらが欠けても上手くまわらない、お互いが必要不可欠な運用として描かれています。
テアとミーナも一応先輩だしこの枠に入れてもいいかもですね。艦長副長の記号としてはよくわからんが…まあお互い不可欠なのはそうだろ…。

この中では、現在の晴風の艦長副長たる岬明乃と宗谷ましろの形であえて言うなら一番近いのは紀伊の艦長副長ですかね?
風呂のシーンでましろは「艦長の思いつきに具体案を出すのが副長の役割」といい切ってますけど先輩の艦長副長見てると別にそれが正解ではないのは明確ですよね。
とはいえ実際劇場版の前半では、屋台の行列・劇場のスクリーン・野宿のシーンなどでどれも明乃が方針を決めてましろが具体案を出す形で問題解決が行われます。
ただ陸だといい感じに艦長副長で連携できてたましろですが、出港後のましろって作戦立案後のはちゃめちゃ艦隊バトルではココちゃんとよくわからん漫才したのと水深の報告したのとスキッパー特攻しただけで先程言った副長の役割らしいことやってないんですよね。まあこれは晴風船員全員に見せ場を作る必要があったという部分で割りを食った部分もあると思いますが…。だからこそラストの艦長としても副長としても(ましろの持つ艦長像副長像としては)未熟という判断に説得力があると見てもいいかもですね。

ただこの誰かがアイデア出してそれに対して(むしろ明乃が)具体案を出すって運用の形自体は使われてて、西崎芽依のアイデアからの爆雷投射ヒーハーラムだったり知床鈴のアイデアからの超ダブルクロス号だったりですね。艦長の意図を読み取る、に関しては「敵は潜水艦ではありません!」であったりまだましろは甘いところが描かれてますよね。いやあれだけの指示で動ける立石志摩や応急員の2人がおかしいと言ってしまえばそうなんだが…。
なのでぶっちゃけましろの言う「艦長の思いつきに具体案を出す」という役割は艦長副長という縛りでなく柔軟に艦橋要員で回すことが可能(意思・運用方針決定において艦長と副長の役割を変わりにできる要員がいるという意味で)…というより要塞突入後は明乃がむしろましろの言う副長の役割(具体案を出す)をこなしてるんですよ。これは何かっていうと陸ではともかく海ではましろが他の艦に行っても運用が回る…いや、作戦はちゃんと立ててたし流石に穿ち過ぎなのでやめておこうか…。

艦長と明乃・信頼の話

先程の距離や役割の話とも一部被りますが、劇場版で描こうとしてる晴風に残る理由に不可欠な部分があって、それが複数人での連携、特に他人に任せる行為の危険性・難しさという要素ですね。

例えば障害物航走ではましろが魚雷を見逃したことで直撃喰らったりとか、水上無差別合戦で3人だけに頼ったら負けたりとかそういうのです。
で、完全に個人競技の図上演習ではましろが活躍できてる。図上演習、当然作中でも説明されてる通り不幸・自分の弱さを認めて逃げずに向き合う、がメインテーマではあるんですけど、ここを他船員との連携要素がないから活躍した、という視点でみても面白いと思います。単純な机上の指揮能力だけで言えばましろには艦長の器があって、じゃあ今ましろが艦長になるに足りない要素は何かという問題提起ですね。
図上演習に関しては運という要素を"悪運が強い”に昇華している真冬との対比もましろの将来像を思わせて好き。

で、競闘遊戯会が終わって実戦突入後の描写でましろにはない異常な能力を持つ艦長として岬明乃・宗谷真冬・知名もえかという3人が描かれる。
先程ちょっと話したとおり明乃は部下と連携して変なアイデア出すし、真冬は部下を置いて(信頼して)率先して前に出れるし、もえかは明乃への異常な信頼でヤバい判断ができる。
で、今までのましろにはできなかったであろうこの3人の艦長の”強さ”の要素をまとめて「明乃を信じる」という文脈で実行してるのがスキッパー特攻なんですよね。
装備を組み合わせて率先して突撃して不幸は明乃の幸運がカバーすることを信じるっていう。
図上演習での不幸と幸運、不幸のカバーの文脈との対比。
で、この辺が艦長としてのましろって記号で読んでもいいと思うんだけど、艦長としての仕事をするにはまだ明乃の助けが必要→まだ早いって構図でも見れると思うんですよね。

あと何度出てきてますけど真冬の率先して前に出る行為がまさにオールウェイズ・オン・ザ・デッキの意味(この文章、いまいち正確なニュアンスがつかめないんですけど海軍の格言的なやつで率先して上司が動くことで部下もついてくるからとりあえずデッキに出ろ的なニュアンスでいいんですよね?)に近い。

ましろのスキッパー特攻に明乃の艦長像があるっていう点に関しては、TV版でのスキッパー特攻はもちろん"不幸を最大限利用する"ましろの思想を明乃が読み取って船員全員で共有する(急に目の前に瓦礫が落ちてくるのは不幸要素だけど、それを明乃の機転と指示がジャンプ台に変える)構図にもあって、これはTV版で明乃の思想を船員全員で共有した話にも近い。つまりここでも明乃と同じことをしている≒艦長としての学びを得ているわけですね。

あとましろが明乃と同じことをする、についてはもろに風呂のくだりで時津風の艦長副長に「一緒にいると似てくる」で言われてますよね、正反対の育ちと性格を持つ榊原つむぎと長澤君江がこれを指摘するの好きだし結局ため息がハモるのもお前らも似てきてるじゃねえか!ってなって好き…この2人がいると『家族と同じものを目指す必要はない』まで見えてくるけどまあ流石にここをましろの決断につなぐのは劇場版で言及ないしこじつけ感が強いかな。

結局劇場版ハイスクール・フリートってどんな話だったの?

なんか要素が多すぎて全然まとまらないのでこのへんでとりあえず締めようと思います。
とりあえず劇場版、だいたい全シーン・全要素がラストのスキッパー特攻とましろの決断を描くためにあるんじゃないかなって見方で見てたら「このシーンいる?」って思ってたシーンが全部必要に見えてきてめっちゃ面白くなって来た気がするので、このへん共感してくれる人が増えたら嬉しいですね。

ましろ、TV版からは確実に成長はしてるんですけど劇場版の中で成長したかっていうとそうでもないと思ってて、劇場版開始時点で強さは既にあってただ答えを出しただけなのが良いですよね。
なぜなら成長した結果の決断っていうのはどうしても正解になってしまうので。ましろの決断が正解か間違いかわからないままEDに突入するのがいいんだよな。彼女たちの戦いはこれからも続いていくので。

そんな感じで~。

おわり

『はいふり』が3年越しで唐突に"理解った"話

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わからん
はいふり』、ことハイスクール・フリートは2016年4月から6月にかけて放送されたTVアニメです。

2020年1月18日には新作劇場版の公開も予定されていることもあり、オタクたちが主にはいふりカメラで盛り上がっています。
私もそんなオタクたちの盛り上がりを見ているうちに劇場版前にOVA見ておこうかな、という気持ちになってOVA見たんですけど、OVA見てたら結局TV本編も見返したくなっちゃいました。

で、本編なんですけど、わりとはいふりって放送当時から賛否両論な作品だったと思っていて、たしかに私も作中のエピソード同士の繋がり、というか意図がいまいちつかめずよくわかんないまま、特に赤道祭→最終話周辺の繋がりがわからんまま見てたところがありました。

でも動画はいいしキャラクターはかわいいし船がブンドドする様は見てて楽しくて、結構好きなんだよな~みたいな気楽なノリで見はじめたんですよね。

そしたら唐突にわかってなかったエピソードのつながり・意図が"理解"出来てしまったという話をしようと思います。
(理解出来てしまったように感じたのはオタクの幻覚なので個人の感想です)



赤道祭がわからんくてピンチ!

はいふりで私が最もよくわからんかったのが第10話『赤道祭でハッピー!』です。
シリアスな戦闘回の合間、武蔵の救出という重大な任務を控えた状態でギャグに寄せてすべり芸にめちゃくちゃ尺を取った日常回。
はいふりはこの話に限らず全編通してシリアスなシーンの合間に本筋(最終回に繋がるキャラの成長や関係性の変化)に絡まないとしか思えないキャラクターたちの日常を描くエピソードがちょくちょく描かれていて、その意図がつかめなかったのが私のわからんポイントの大多数なんですけど、『この作品は日常系だからそういうもんだって赤道祭でようやく理解した』『赤道祭こそがはいふりの本質』『赤道祭だけでいい』っていう赤道祭ガチオタクもいるしまあ私もオタクが言うならそういうもんかなんかなくらいの温度感で見てました。

んで今回10話見てたらですね、全部わかったんですよ。
というわけでちょっと聴いてください。

10話前半のあらすじを簡単に説明すると、機関長の柳原麻侖が赤道祭に乗り気だが他メンバーは全然やる気なくて、機関長もやる気をなくす中、応急長の和住媛萌が個人的に神輿を自作していてそこからメンバー全員赤道祭に向けて盛り上がるって感じです。
で、ここのひめちゃんのセリフなんですけど
「私、両親が神田の生まれで、祭りって聞くと血が騒いじゃうんだ」
ここで完全にわかったんですよね。わからない?そう…。

つまりどういうことかというと、『祭りで血が騒ぐ』という共通の価値観がマロンちゃんとひめちゃんにあって、それが他のメンバーにも伝播する。そしてひめちゃんのそれは家族という関係性から伝播したものである。
つまりこの作品における『家族』という単語には単純な『共同生活の中で生まれた疑似家族』という意味だけでなく、『各キャラクターには家族がいて、そこに独自の文化がある』という概念があるんですよね。

で、ここで腐るほど出てきた岬明乃のセリフです。「海の仲間は家族なので」。
はいふりの主人公である艦長・岬明乃は両親を亡くしているため、他の船員たちが本来の家族に変わる疑似家族である、と受け取ってしまいがちなんですけど、他キャラクターは当然基本的には存命の家族がいるんですよね。
なので各キャラクターは『自分の家族』というコミュニティと『晴風クラスという家族』という2つのコミュニティに属しているわけです。もっと言うと各キャラクターは『幼馴染』『科の同級生』などの小規模なコミュニティにも同時に属しています。

この『コミュニティ内での価値観・情報共有』と『複数のコミュニティに属する』2つの視点を持つことで赤道祭で描きたかったものが見えてきます。
それはつまり晴風クラス内に存在する小規模コミュニティの集合を赤道祭という媒体を通じて晴風クラスというコミュニティでつなぐことです。
晴風のクルーたちは基本的に仲が良いように見えて、特にキャラの名前と顔と所属科を認識してないうちは全員めちゃくちゃ仲良しにしか見えないんですけど、例えば作中でも艦橋メンバーと機関室メンバーで情報の共有がなかったりとか各チーム間での隔絶が明確に描かれているんですよね。水着回とかの遊んでるシーンでも基本的には科ごとで集まって遊んでますし、伝声管なんかもその象徴です。
その溝を埋め、壁を超えるストーリーを描くために存在するのが挿入される日常パートであり、そして赤道祭なんです。

では赤道祭を読み解いていきます。
まずコスプレをしてる主計長・等松美海と機関員・伊勢桜良が艦長に鍵を渡すシーンから航海長・知床鈴と電信員・八木鶫による祈祷。
ここ、まず全員が違う科なんですよね(祈祷で横にいる宇田慧は八木鶫と同じ科ですけど)。前半のコスプレはポセイドン、ギリシャの海神なんですがその後は巫女で諏訪信仰で、全く違う文化コミュニティを見いだすことができます。鈴と鶫の実家が神社という実家コミュニティの話も出てきます。
機関科の神輿。
これは一応同じ機関科ですが、作中で機関室組と応急長・応急員の2人はそんなに絡んでないのでそこのつながりを見せる意図ですかね。見張員・マチ子との交流も見えます。
出店。
ここでは普段の給養員3人に加えて機関科の若狭麗緒と伊勢桜良が料理作ってますね。杵崎姉妹の実家横須賀の話も出てきます。砲雷科の射的は…いつものメンバーだな…。
鼓笛とダンスは砲雷科と航海科が2:2ですね。
といった感じでここまで遊びのシーンで科ごと、チームごとで別れがちだったのが赤道祭では意図的にシャッフルされていることとに気がつけると面白いと思います。実家の話にも注目です。

赤道祭の出し物の演目を見ていきましょう。この出し物はだいたい科でわかれてるんですけど各シーンで描かれるものに注目して下さい。
1つ目、砲雷科によるモノマネです。
最初は砲雷科のやってるモノマネが全然理解できず白けてる皆ですが、理解できる砲術長と水雷長を皮切りに航海科の勝田聡子や主計科の等松美海といった別の科の人物も反応を返し盛り上がります。ここに科の壁、価値観を超えたコミュニティ間の交流が見られます。
2つ目、航海科の後悔ラップです。
ここで明かされるのは各キャラクターのプライベートであり、給養員の杵崎ほまれが持つ幼馴染との・陸とのコミュニティです。ここで各キャラクターが持つ晴風の外のコミュニティが全クルーにつながる構図が描かれます。
3つ目、砲術長水雷長による漫才です。
ここでは砲術長が水雷長と共に堂々と舞台に立つ様が砲雷科のメンバーに評されるという、2つのコミュニティの構図が見えます。
4つ目、艦橋メンバーの劇です。
これは完全に記録員・納沙幸子の趣味ですね。彼女の趣味を艦橋メンバーというコミュニティで共有するという構図に意味があります。
5つ目、相撲。
これはまあ作中で語られてるので特に解説の必要はないでしょう。明乃にクロちゃんが手を差し伸べる構図とクロちゃん個人のエピソードですね。外野で勝利を確信している松永理都子が万里小路の所属する砲雷科で、それを否定しているのが黒木と同じ機関科の駿河留奈という情報格差に注目して下さい。
最後、歌。
ここで他メンバーと違い晴風内の小規模コミュニティに属していない鏑木美波の基本設定を他メンバーが知らなかったことが明かされます。これで各コミュニティ間がつながり、情報共有が完了したわけです。そして演目である歌、「自分の子供に聴かせてた」「我は海の子」というセリフからこの歌を全員で歌うことで全員を同じ子供、家族というコミュニティで改めてくくる意図があったわけですね。

赤道祭全演目…完全に"理解"したわ!

海の仲間は家族なのでピンチ!

さて赤道祭はこんな感じですが、「最終決戦前にクルーが家族として一致団結した」の一言で済ませてもいい部分をなんでこんなに解説したかというとまだ続きがあるからです。

はいふり本編の、特に日常パートで描かれるのはクッソ雑に言うと、各キャラクターの属するコミュニティの仲の良さと、他コミュニティ(の文化・価値観・過去)を受け入れる部分の2つだと思っています。
ここを単純に『晴風の船員同士が団結した』とか個人間の関係性だけで捉えていると足りなくて、最終話で明乃ともえかの関係性についていけなくなるし日常回の意図がわからず浮いているように見えるし赤道祭と他の日常ギャグパートの区別がつかなくなるんですね。

具体的に最終決戦(11話~12話)に向けて意識するべきコミュニティ同士のラインを挙げてみます。
晴風クルー↔(赤道祭)↔晴風クルー↔各クルーの属するコミュニティ
晴風クルー↔ミーナ↔シュペー
晴風クルー↔明乃↔ましろブルマー
晴風クルー↔明乃↔もえか↔武蔵

明乃と各キャラ周りは他にも沢山ありますが、基本的にはこのコミュニティ同士をつなぐために各エピソードがあると見ると意図がわからないシーンがほぼなくなるかと思います。特にミーナとの縁をつなぐ意図のシーンは多いですね。このラインを『家族』で見ると結構わかりやすいんじゃないかな。

明乃の「海の仲間は家族だから」はミーナを助けに行くシーン、比叡・トラックの人間を助けるシーンとかでも使われてて晴風クルーだけを指してるわけじゃないのは明確で…というかトラックの住人を対象にも言った以上陸の人間にも適用されるし家族というコミュニティでくくって全人類を助けるくらいの認識って思ってるんですけど、(地球が海に水没してるって設定もあるので全員海の仲間か?)赤道祭で晴風クルーっていう『本当の家族』が生まれてしまうのがまたわかりづらいんだよな…。

岬明乃が例のセリフを言うシチュエーションは「海の仲間は(誰かの)家族だから(助ける)」で読むのが解釈しやすいと思っていて、基本的に失わないために助ける対象なんですよね。で、これって明乃が家族を持たないから、家族を海で失ったからこそのセリフであって春風クルーを本当の意味で家族と認識したことでクルーを危険に晒すことができなくなってバグったっていう読み方すると結構筋が通る…のが11話。

11話はお互い足りないものを補い合う…で明乃とましろが別の価値観を持つ人間のまま和解、晴風クルー全員が明乃の意思・決断を支える流れで明乃の『他人を自分の身を顧みず助ける』理念に晴風クルー全員が従う流れです。
で、他人は他人なんですけどここにまた『明乃ともえか』というコミュニティ・家族の文脈が存在する。海の仲間である家族を助ける、というセリフに再定義がされるんですよ。これに今まで気がつけなかった。ここが完璧すぎる。

この守る相手が今回たまたま明乃の身内だったわけなんですけど、晴風のクルーって東京湾まわりが多いとはいえ日本中いろんな場所から集まっているじゃないですか。そんな彼女たちは当然多種多様なコミュニティに属していて、日本中に守るべき人間がいるわけです。彼女たちが生まれ育った場所、実家、幼馴染の話をするのはそれが彼女たちが守るべき対象だからなんです。伊予弁だって単なるキャラ付けの記号じゃないんですよ。『海に生き、海を守り、海を往く』あまりにも美しい。晴風が日本中、世界中のコミュニティをつないで海の仲間・家族として守るわけです。はいふり、わかってきた気がする…。"縁"の物語だ…。

晴風が沈んでピンチ!

晴風、ラストで沈むじゃないですか。
限界を超えてやりきった船が沈むのに敬礼するのは今まで史実パロだよな~とかロマンだよね~くらいの気持ちで見てたんですけど、また違うメッセージもあるのかなって思ったのでちょっと書きます。

沈む直前、陸に上がるシーン、クルーが大げさに感激するじゃないですか。
やっぱり海の上、船の中って特異なシチュエーションで。やっぱり人は陸の上に生きる生物なんですよ。
だから海の、晴風の上で生まれた縁、コミュニティって幻想みたいな脆いものなんじゃないかなみたいな、船を降りたら無くなっちゃうじゃないかなみたいな寂しさがやっぱりあって。

でも晴風って船がなくなっても晴風クルーの絆は消えないんですよ。
なぜなら人と人をつなぐのは人であって船じゃないんですよね~、そんな感じの解釈でどうでっしゃろか。

終わりでハッピー!

書いてたらめっちゃ劇場版楽しみになってきたな!!!!!!!!!!!!!!!!
はやくみたいですね!!!!!

2019年のオタクハマったやつ振り返り

オタクが毎年年末にアニメ話数10選や楽曲10選みたいな記事を上げてて毎年楽しく見てるんですけど、ぼくも肩肘張らずに2019年オタク活動で特に印象に残った作品のどこが良かったかみたいなことを備忘録的に軽く書きたいなと思ったので書いていこうかな。

ガールズラジオデイズ

俺、いや俺たちの2019年を破壊し尽くした問題児。
シーズン2の放送が決まったとき2019年はガルラジ!ってみんな冗談で言ってたらマジで2019年はガルラジになった。
中日本高速道路株式会社と株式会社ドワンゴが制作したインターネットラジオです。
ニコニコよりもツイッターが主戦場ですまんなドワさん…。

このコンテンツの放送自体は2018年の12月からなんですけどシーズン1もシーズン2も2019年にかかっているので。
コンテンツの特異性としては、ストーリーではなくキャラクターを真摯に描いていることが大きくいです。キャラクターのみにフォーカスして劇中劇(作中世界で30分程度のみ放送されているラジオ)という情報量の少ない媒体で描かれた結果、深読み考察のオタクが完全に発狂しました。この作品は一体何を描こうとしているのか、各地のサービスエリアには何があるのか、そのキャラクターの行動の背景には何があるのか、それを確かめるために私たちは現地サービスエリアに飛ばざるをえなかった…。という形で最初はコンテンツ自体のメタ構造の考察が盛り上がっていましたが、次第に人文地理学的な考察が盛り上がり、そして最終的に視聴者たるオタク自身の経験を踏まえた作中キャラクターの行動が考察されるという異様な状況になりました。
現実世界と作中世界が同じ時系列で進むリアルタイム性はもちろん、作中の盛り上がりと現実世界(私のタイムラインのことです)での反応が加速度的にリンクしてたことも没入感が高かったです。ニコ超で発表されたPVにオタクのツイートが採用されたりなどして私たちが作中登場人物になったりもしました。

特にシーズン2は2日おきに放送され、放送後は毎晩日付が変わるまで、さらに翌日も感想戦が狂ったように行われ、生活は完全にガルラジに支配されました。気が狂ったオタク(一人称)はサービスエリア現地徒歩アタックリアルタイム視聴などと称して観光地でもなんでもない住宅街を歩き、人が歩くことを想定していない田畑を突っ切り山道を抜け周りに宿も店もない平日深夜のサービスエリアを目指しました。(最終回放送後、深夜のサービスエリアに勝手に集まったオタクたちがガラス越しに運営スタッフと挨拶するなどの文学的な体験は今後一生ないと思います)
ここまで大量の狂ったオタクと触れ合えたコンテンツは長いオタク人生でもなかなか無い、奇跡みたいな2019年の、私たちの青春でしたね。オタク、ありがとう、楽しかったぜ。2020年もガルラジ!

アイドルマスター シャイニーカラーズ

流石に知らない人は居ないと思いますが、長年続くバンナムアイドルマスターシリーズの2018年に始まったブラウザゲームです。

サービス開始直後にそれなりにやってましたが、とりあえずだいたいやったなって感じで離れてたら無料10連でTLが盛り上がってきたのでコンテンツ発表前からの最古参オタクマウントを取るために帰ってきました。オタクはすぐ影響を受ける。
私がやってた最初期のゲームシステムから一新され(変わったのは本当に超初期ですが)、運要素が削られ、配られた手札から知識だけで9割がた優勝できるようになっており、ボードゲーム的な面白さがありました(初期システムでも別の面白さはありましたがより戦略性が増した)。運ゲー運ゲー騒いでる人たちに「このゲームには必勝法がある…」などとえらぶることで自己顕示欲も満たされました。人口が多いゲームって純粋に楽しいよね、俺以外誰もやってないみたいなゲームはソーシャル性が皆無で寂しいので…。
Pカップとかいうイベントが始まったので調子に乗っていた私は参加して生活を破壊されながら14位になりました。太古のブラウザゲーム的な時間管理・ソーシャル的な面白さとアドリブ性の高いゲーム性でのスコアアタック、RTA(リアルタイムアタック)といったゲームの面白さが凝縮された楽しいイベントだったと思います。

無料10連でたくさんカードも引けたし、ちょうどストレイライト実装という時期も重なり、キャラクター、テキスト考察がとにかくアツかったですね。
このコンテンツでも聖地巡礼をしました。やはり短いテキストで表現される情報量の少ないソシャゲ媒体と、情報過多な現実世界から関連性を見出す行為である聖地巡礼の相性は良いですね。

メギド72

メディア・ビジョンの作った2017年から続くアプリゲームです。ワイルドアームズのスタッフが作ってるとかなんとかで話題になりましたね、私はよく知りませんが…。
ソシャゲそれなりにやったら次に行く私にしては珍しく2019年中ずっと続けてたゲームの1つです。

グラフィック、ゲーム性、シナリオどれをとっても一級品ですが、特にシナリオ・キャラクターのテーマ性が強く、100人を超える価値観の違いすぎる仲間たちと共に壮大なスケールで世界を救うストーリーをこなしながら、個性とはなにか、人とはなにか、生きることとは、国家とは、戦争とはの倫理をとにかく多角的な視点から議論し、問い続けます。
この多すぎる登場人物でしかこなせないシナリオは、ソシャゲ媒体でしかできない素晴らしいものだと思います。
キャラクター自身にフォーカスした心情描写も良いのですが、この作品に関してはテーマを語るための舞台装置としてそのキャラを使うのか!とキャラクターが活き活きと使われるシナリオの妙に毎回唸らされます。

2019年のメインストーリーは3月に6章3節ではじまり12月の7章3節まで、イベントでは4月以降一気に芸術組が続いた感じです。

ひたすらメギド(悪魔)とヴィータ(人間)の価値観の差異を語り続け、メギドラルとヴァイガルド(人間界)・攻めてくるメギドと亡命メギドの敵と味方という単純(と言うには複雑すぎるが…)構図で描かれ続けてきた作品でしたが、ここに来て戦争相手として戦ってきた敵サイドの『今』の多様性を深堀りしてどんどん複雑になってきてるのはマジで情報量がヤバいしどういう落とし所にするのか全然想像がつかないですね。イベントでテーマと共に設定をどんどん明かしつつ、それでいてメインストーリーはテーマを語りつつもがっつり王道戦記物として進んでますからね、長期スパンでしかできない話で本当に面白いです。

球詠

2016年からまんがタイムきららフォワードで続くマウンテンプクイチ先生の野球漫画です。
現在6巻まででてます。

とにかく梁幽館戦(単行本4巻~6巻収録)が凄まじかった。
この1試合にかけた全ての積み重ね・細かい描写・貼られた伏線に込められた感情が尋常じゃない。もうこの試合で全部出し尽くしてこの漫画終わるのかと思った。

梁幽館戦終盤は毎月号泣してた気がする。リアルタイムで読めてよかった…。
年間300,400冊ペースとかで漫画買ってると、基本的に読み返すことってあんまりないんですけど、球詠はこんとき毎月何度も最初から読み返したから10回以上読んだ気がする…。

2020年春にアニメ化も決まりました。梁幽館戦、アニメでみれるかなあ。

永遠の七日

IdentityVや荒野行動とかなんでも作ってるNetEase Games開発で日本版が3月にリリースされた中国製スマホアプリです。

ソーシャルゲームでありながら、シナリオを読ませることに特化した珍しいタイプのゲームで、ゲーム内時間7日間という限られた時間のプレイヤーの行動でシナリオが分岐してエンディングを迎えます。
ゲーム内時間と現実世界の時間がリンクしてるのが一番の特徴で、現実の1日で1日分のスタミナしか回復しないし課金でスタミナを回復することもできないゲームです。
まあなんだかんだ結構配布で貰えますけどね。

ソシャゲのシナリオ、やっぱり普通のゲームに比べたら『終わらせる』ことができないし、一本道の話しか作れないのが一番の弱みなんですけど、それに対するアンサーとしてその手があったか、という感じですね。
これで何ができるかって言うと助かるはずのキャラが行動間違えると普通に死にますし、2択でどちらかを取ったら取らなかった方は死ぬし、前の周回で味方だったキャラが敵になったりするんですよね。
この体験はやっぱりゲームとして面白かった。
推しが死んでもコンテンツとして長くキャラクターを愛で続けることが出来るのがソシャゲとノベルゲーのいいとこ取りしたなって感じです。

ただ惜しむらくはゲーム分岐の条件がかなりシビアに設定されてて、まず初見だとバッドエンドにしかならないところですね。これが全員せーのではじめて限られたリソースでプレイヤー同士で試行錯誤して正解を探るタイプってのが想定されたソーシャル体験だと思うんですけど、ぶっちゃけ本国版が先にリリースされてるのでもう新規ルートが実装された直後に攻略チャートががっつりサイトに上がってるのは勿体ないなって感じでしたね。
まあサイト見ず自力攻略しろって話かもしれないですけどリソースが有限だしキャラ個別エンドも含めるとマジで無限にエンディングがあるので失敗はしたくないというか使えるものは使うというか…。

シナリオだけじゃなく戦闘パートも結構高難易度でやりごたえがありました、とは言っても低戦力での攻略がめんどいだけで装備を揃えたらインフレするタイプなのでそんなでもないんですけどね。
というか日課こなすのは楽とはいえマジで育成キツいですよ…育成が半端なく重いのはソシャゲって感じですね…。

明日方舟(Arknights)

2019年にアズレンで有名なYosterから配信予定の中国初スマホアプリ…2019年もう終わるけどまだ配信してねえぞ!?開発はHypergryphです。

というわけで日本では未リリースなのでこれは大陸版をちょくちょくやってました。
上で挙げた永遠の七日の経験からやっぱり中国製ソシャゲは本国版リアルタイムでやらねーとダメだな!っていう思想に至ったので…。
一応有志が翻訳上げてるんですけど、自力で翻訳やりたいなって思って中国語を1から独学で勉強してプレイしました。
細かい部分は置いといて辞書が手元にあればだいたい何言ってることわかるくらいにはなったと思います。
ストーリーフルボイスなら良かったんですけどね、一部はボイスついてるんですけど何故かボイスが日本語なので漢字の読み方がわからなくて翻訳の手間が凄かった…(手書き入力で漢字だして単語で辞書引いて読みを勉強するとかいう手間が…)

ゲーム性は某アイギスをアレンジした感じのタワーディフェンスなんですけどかなり高難易度の骨太で面白いです。
そしてなんと言っても世界観・ビジュアルが良かった。
とにかく陰鬱な世界で記憶を失った主人公と、病に侵され迫害され死期の近い仲間たちがともに懸命に生きていく様は本当に良かったし、イベントは明るい雰囲気でキャラたちが仲良くはしゃいでる様が本当に美しかった。
最初全然何書いてあるか読めなかったのも記憶喪失設定の主人公とリンクしてて良かったですね。
メインヒロインを強化していくと最後の力を振り絞って自殺する技覚えるゲーム、他にある?

Re:ステージ!

2015年からやってるポニーキャニオン主導のメディアミックス作品です。アプリは2017年から、アニメが今年の7月~9月に放送されました。

これも前から楽曲メインで追ってるコンテンツで、本当軽い気持ちでアニメ1,2話の先行上映会に行ったんですけど完全にいい意味で裏切られましたね、あまりの良さにその数日後に高尾山に向かい聖地巡礼をしました。先行上映で聖地巡礼するな。まあ結局2019年は聖地巡礼で3回高尾山に登ることになりましたが…。

アニメはテーマも構成も作画も作り込みがすごくて全部完璧だったんですけど、とにかく言語に頼らない絵と楽曲での説明能力が異常でしたね、特に楽曲を使ったテーマの表現としては他に並ぶ作品がないんじゃないかってくらいで、アニメに限らず映像媒体作品の表現を数年進めたくらい言っても良いんじゃないかなって感じました。

キャラクターが気に入りすぎてサービス開始直後にちょっとやって放置してたアプリの方もがっつり触れました。高難易度譜面が増えてて攻略がめちゃ楽しかったですね、メインストーリーもトリオライブ編や30章の過去回想とか本当に溜めに溜めた設定がガンガン回収されてて、いい時期に触れたなあって思いました。
アプリのイベントも走ってランイベ37位?とかだったかな、行けましたね、石いっぱい買って使わんで残ってるしまたどっかの機会で走りたいけどしばらくはいいや…。

QUE!

アイ★チュウやA3!といった女性向けアイドルゲームで有名なリベル・エンタテインメントが作った、9月末にリリースされたアプリゲームです。

このゲーム、正直リリース直後かなり観測範囲内でシナリオの悪評がひどくていろいろ忙しかったのもあってスルーしてたんですけど、リリース1ヶ月後くらいにまあチェックしといてやるかみたいな軽い気持ちの怖いもの見たさではじめたら、いや、気がついたらどっぷりキャラにハマってた。

このゲームのチュートリアル、たしかに悪い方向でツッコミどころが多い話の作り方で(キャラの動かし方が強引)評判悪かったのもわかるしシナリオは期待できないのかなって思いながらはじめたんですが、ちょうどはじめた時期がC.Q.っていうストーリーイベントの最終日で、ゲームをインストールした直後に出てくるこれの導入がめちゃくちゃ良くて一気に引き込まれた。襟を正して必死でストーリー最後まで回収したのを覚えてます。イベ報酬のSSR取れなかったのめちゃくちゃ悔やんでる…。1日ズレてイベやってない時期だったらもしかしてハマらずにスルーしちゃってたかもしれないなって思うと本当ソシャゲとの出会いって運命的ですよ、だから今すぐ思い立ったら触れるべきなんです。

引き込まれるとゲームのいいところってたくさん見えてくるもんで、このゲーム何がすごいかっていうととにかくストーリー部分の、アドベンチャーパートにとにかく金と時間がかかってるんですよね。
最近では珍しくないLive2Dでセリフにあわせて動くタイプなんですが、このモーション設定がマジで偏執的なくらい凝ってる。口パクは当然のこと、複数人で会話してるときは話してないほうが話してるキャラの方を向くし、モーションで相槌打ってたりもする。
かなり異常なことやってるんですけど、それがあまりにも自然すぎてしばらく気が付けなかった。
背景の多さも意味わからんくて、使いまわしてもいいだろっていう喫茶店の背景が複数あったり、背景の池でボートが動いてたりつり革が揺れてたりとかとにかくその凝り方必要?ってところを凝ってるのがすごい。新規カードが出たらだいたい新規背景もついてる異常さ。
ここまでアドベンチャーパートに気合入ってるソシャゲ作品は今他にないんじゃないかと思います。

シナリオを見せたい作品なら、当然アドベンチャーパートに開発コストを注力すべきって、そりゃ考えてみれば当然の話なんですけど、テキストさえ良ければそれだけで評価されるみたいな、アドベンチャーパートは低コストで作れるみたいな、そういう甘えは見せないぞって姿勢が感じられて、まあ一言で言っちゃえばシナリオ、キャラクター、ゲームに対する愛が感じられるんですよね。
私はサウンドノベルアドベンチャーゲームっていわゆるテキストゲームが昔から好きで進化していく歴史を見てきて、キャラクターの立ち絵が動いたときの衝撃とか、見たこともないエフェクト表現が出てきたときの衝撃とか、そういう感動を思い出しましたよ。ゲームにおいてそれってシナリオを補強するための演出であって、ソシャゲでキャラがLive2Dで動くのは別にタッチして反応を確かめるためのもんじゃねえんだよな…って今更ながらに感じたりしました。
まーーーーーーでも、世間のオタクはこれだけ凝ったもん出されてもなんの情熱も感じ取れずにゲームパートに力入れろ!って批判ばっかしてるからねわけわかんねえよ!!(突然見えない敵にキレるのやめな)

システム的な話めっちゃしちゃったんだけどちょっと作品テーマの話もさせて、この作品、いわゆる個性が強すぎるキャラクターをしっかりシミュレートして描いてる、個性と記号だけで売ってた時代から正当進化してここ数年で一気にメジャーになったタイプの今風のソシャゲシナリオなんですけど、変に凝りすぎてないというか、壁にぶつかったり悩んだりとかそういう部分がすごくあっさりしてて、でもそれが別に描ききれてないわけじゃなくて、すごく軽いノリでキャラクターが許容するんですよ。その懐の深さ、重すぎなさが方向性の違う全チームのシナリオで共通しててすごく読んでて気持ちいいんですよね。特に鳥組のメインストーリーとかはそれが顕著で好きですね。

異常な作り込みのストーリー、1ヶ月くらい必死で開放してますがまだまだ読み切れてません。
しばらくは続けていけそうですしゲーム内でどんどん斬新で新しいことやってますし、この先の展開も追っていきたいのでもうちょっとゲームの人気出て欲しいですね。
アドベンチャーパートだけじゃなく作中アニメとその主題歌も世界観の補強を助けるリアルさで金かかってますし、ラジオも平日ゴールデンタイムに毎週4枠も取ってますし、楽曲の出来もいいですし宣伝が足りてないとも思えませんが…。(楽曲派のみなさんに曲自体はもうかなり評価されてる気はしますが…)

十三機兵防衛圏

11月28日に出たヴァニラウェアPS4ゲームです。オーディンスフィアとか朧村正の開発ですね。

このゲームは本当に先入観ゼロでやってくれなシナリオで他人の感想なんて読まずに体験版やってくれ(体験版で冒頭3時間くらいできます)って感じなんですけどちょっとだけ書きます。

最近のコンシューマゲームって結構小説的というか、シナリオのわかりやすさが重視されてる気がするんだけど、なんというかこのゲームは90年代古のサウンドノベルを正当進化させたみたいな潔い複雑さがあった。十三人の主人公視点、複数の時代を股にかけた時系列シャッフルで完全にプレイヤーを置いてけぼりにして展開されていく意味不明、矛盾だらけにしか見えなかった話がどんどん繋がっていく様は『ああ、これはゲーム体験だな』って爽快感があった。
開発者インタビューでもとにかく難産だったって話ばっかりで、『こんなゲームは二度と作れない』とまで言われてて、クリアしたあとはそりゃこんなもんよほどの執念じゃないと完成させられんわって感じのあとにも先にもこんなゲームでてこねえだろって奇跡みたいなゲームでした。話自体は素直なんですけどね、見せ方がすごいんです。

シナリオだけでなくビジュアルとBGMも本当に抜群に良かったのはさすがでした。
SLGパートは難易度最高でやってたんですけど、最終ステージとかかなり絶妙なレベルデザインで大満足でした。

サウナ

サウナにハマりました。
オタクは30過ぎたらサウナか温泉に絶対ハマるって話はよく聴いてたんですが他人事で、マジでハマるとはね。

影響としてはサ道のドラマからなんですけど、元からスパは結構利用してたので軽い気持ちではじめられましたね。
これもこだわり始めると全然見えてこなかったものが見えてくるもんで、サウナの温度と湿度、水風呂だとか休む場所だとか、店の立地だとか周りの客層だとか。考えることがたくさんあって確かにこれはオタク向けだなって感じでした。オタクって結局快楽を追求する人種ですからね。
人体の構造とかもちょっと勉強して詳しくなった気がします。

とりあえず時間がちょっとあって遠出したときは近くに評判のいいサウナがないか探すみたいな楽しみが増えましたね、食べ歩きと違って別にどの時間でもいくらでも行けるみたいな気軽さが良いです。

総括

ソシャゲばっかになったな…。やっぱりある程度プレイ時間が長くなるコンテンツが時間を置いても印象に残りがち。FEとかSEKIROとかも楽しかったしコンシューマの話できたらよかったんだけど…クリア前に積んでしまったので特に語る言葉がない…。
対戦型ゲームの話もしたかったなあ、スプラ2ハマってたのはギリギリ去年なんだよな…。今年それなりにやったのは…リボハチ…剣アカ…BBTAG…うーん語れるほどのめり込めてはないかな…。
小説でそこまでドハマリした作品が無かったのかなっていうのはちょっと悲しい、忘れてるだけかもしれんけど…。

2018年はVにハマって声優あんま見なくなって、2019年はV見なくなって代わりに何か新しいジャンル開拓したかっていうとそこまでなく、っていうのは大体の時間をガルラジに取られてただけな気がしますね…。

2020年、何にハマるか全然わかんねえけど、フットワークだけは軽くいきたいですねえ。

来年もよろしく!

Re:ステージ!ドリームデイズ♪ n周目視聴後感想・考察とか

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高尾山で撮ったポスターです
いえーいみんな、Re:ステージ!ドリームデイズ♪のアニメ全12話、最高だったね!

え?まだ見てない、コミカルな作風でありながらその裏では音楽によって人と人は繋がれる、音楽によって人は夢を取り戻せるというテーマを何重にも複雑に、そして真摯に描いたこの傑作をご存じない!?
じゃあ1年に1回使えるこのアニメみてくださいオタクチケット使うから見てきてください頼むわ…。1,2話はYoutubeで無料(ニコも1話は無料です)、そして残りもdアニメストアなど各種アニメ配信サイトで好評配信中!(2019/11現在)
www.youtube.com
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ちゅーわけでアニメを見終わった人向けにアニメを振り返りながら感想やら考察を書いたりしていこうかなと思います。
というのもこのアニメ、普通に見ても素晴らしい作品なんですけど単純に前から順に見て全てを理解をするのが難しい構成になってます。話の流れ自体はわかるんですけど各キャラクターの心情や過去が後から明かされていくという都合上2回目以降の視聴で改めて気がつくポイントが多いんですよね。
さらにこのアニメは楽曲をストーリーの中心として作られているため、作中後ろで流れている曲の歌詞を改めて意識しながら視聴することでキャラクターの心情を拡大解釈できることも大きいです。目指せ聖徳太子
とにかく作中で直接語られていないメッセージ・感情をなんとかして視聴者として受け取りたい、何故ならRe:ステージのテーマは想いを伝えることだと思ってるから…。というのは建前でオタクが早口で作品語りしたいだけなんですが…。

まあそんなこんなで2周目以降の視聴も楽しいアニメなんじゃないかなって思います、でも1周で全てを理解できる強いオタクになりたかった…。

ぼくはもうこのアニメ何周見たかわかんないですけどまだまだ見るたびに新しい発見がありますよ…。
というわけで改めてアニメを見返しながら感想やら考察やら妄想やらを書き殴らせてください。

そしてみんなもRe:ステージ!ドリームデイズ♪をもう一度見よう、何度も何度も何度も思い出して…

※ここから先は1度最後まで見て先の展開、設定を知っていること前提で話を進めていきますのでネタバレ全開となります。ご注意。


Re:ステージ!ドリームデイズ♪の面白さ

アニメを振り返る前にぼくがRe:ステージ!ドリームデイズ♪(以下リステDD)について評価・面白いと思っている話の構造を簡単に説明させてください。
…簡単に説明しようと思ったら想定よりもめんどくさい話になったし特に結論も大したことないしクソ長い(約6千字)ので感想だけ読みたい人は飛ばしてくれて問題ないです。

過去と向き合うストーリー

まずこのアニメはストーリー上発生するイベントにおいて、基本的に偶然あるいは視聴者の観測不可な外的要因によって発生するものがありません。
過去から現在にかけてのすべての出来事がキャラクターの心情の変化、そしてそれに伴う決断・行動によって発生したものとして進行します。突然の機材トラブルとか天候による横槍とかそういうやつは一切ないわけです。

長谷川副会長の妨害とか紗由母の乱入とかステラマリスコールとかそういったアクシデントもきちんと各キャラクターの決断・行動によって引き起こされたものとして描かれています。こういうところがきちんと描かれていると考察のしがいがあってオタクは嬉しい。

さらにいうとリステDDのストーリーは基本的に『過去に出来なかったことが心情の変化によって出来るようになる』という文脈で描かれています。

大まかに言うと

①:過去にあるキャラクターの心情に起因する問題が発生していた

②:そのキャラクターがその問題を妥協・諦めることを決断したという過去がある

③:作中ストーリー上①に似たシチュエーションの問題が発生する。

④:キャラクターは①・②の過去によってこの問題を遂行することが困難であると感じている

⑤:キャラクターは他のキャラクターの行動に共感し、ある心情を思い出す

⑥:その心情の変化は、②の決断をしたときには忘れていたものである

⑦:心情の変化が直接的、あるいは間接的にキャラクターに決断をさせ、②に類似したシチュエーションの問題③が解決される。

というものです。
この過去と類似したシチュエーションに再び向き合うことになる文脈が頻発します、というかほぼ全てがこの文脈で描かれるといっても良いです。


1話を例として簡単に挙げるならば舞菜は『①自分の歌と踊りによって他人が嫌な気持ちになったことが嫌で②部活をやめた過去がある。③部活に誘われるが④過去と同じ状況になることを恐れているが⑤紗由と一緒に踊り、説得されたことで⑥歌と踊りの楽しさを思い出し⑦部活に入部する』といった感じです。

これだけであれば普通の作品でもよくある話ですが、リステDDの面白いところはこの文脈が多重になっているところです。例えば作中では描かれていない箇所は妄想補完になってきますが、③の部長が舞菜を誘った行動は瑞葉の『①部活をやりたかったが②部員を集める事ができなかった。③④その年までほぼ活動をしていなかったが⑤紗由の入部に影響されて⑥部活動を再開し、⑦強引な部員の勧誘を再開した』という過去があっただろうという文脈からきていると予想できます。瑞葉の⑦が舞菜の③になっているわけです。

さらに舞菜の⑤での紗由の行動からも『①アイドル活動をしたかったが②親の理解が得られなかった。そのため③舞菜の活動内容を理解せず入部しようとする発言を④許容することができなかったが、⑤舞菜と一緒に踊ったことで⑥アイドル活動の楽しさを思い出し⑦舞菜と一緒に活動したいと思うようになった』という文脈があるわけです。(これは1周目の視聴ではわからない部分ですが)舞菜の⑤と紗由の⑤がリンクしてるわけです。もっと言うなら反対されてたけどなんやかんやで謡舞踊部やってる結果を紗由の⑦として舞菜と瑞葉につなげられると読み取ってもいいと思います。

さらにいえばこの舞菜の⑦、入部がさらに次の話のキャラクター、かえだったり香澄だったりの⑤、変化のきっかけとなっていくわけです。

人と人とのつながりにより状況が好転し、その結果がまた新たに人を動かしていく。
創作においてよくある文脈ではありますが、流石にここまでの密度でこの文脈を1クール12話徹底してリンク・繰り返した作品はなかなかないと思います。


また、基本的に外部からの問題、例えば舞菜の過去の場合であればアイドル部員からの迫害であっても、作中でフォーカスをあてて語られるのは舞菜がそれによって転校を選んだ、それは何故だったのか、という心情、決断に対してです。アイドル部員が悪いのは明らかなのですが、他人の感情を否定・断罪したりはしないんですよね。
さらにこの文脈で過去を乗り越えるときに過去にうまくやれなかった心情も否定しないんですよ。心情の変化に関して、過去の気持ちを否定するわけじゃなく忘れていた気持ちを思い出したから違う決断ができたという体で語られるんです。むしろ転校したことで、新しい仲間と出会えたといったように徹底して全ての人間と感情を全肯定するポジティブな論理展開がされるのが本当に美しい作品だと思います。

作中における『楽曲』の存在

リステDDを語る上で欠かせないのが楽曲の存在です。作中で実際にキャラクターが歌うことになる楽曲の話です(これ何て呼べばいいんですかね、劇中劇的な…劇中歌は辞書引くと単純に挿入歌の意味っぽいですし…)。
曲が単純に素晴らしいとか演出面での曲の使い方が最高とかもあるんですけどストーリー上の楽曲の役割について。

前項で説明した文脈にあたる、キャラクターに過去を想起させ、忘れていた気持ちを思い出し、行動に踏み切らせるものとして高頻度で描かれるのが作中における歌と踊り、音楽です。

リステDDの話から少し外れて、アイドル作品における作中楽曲の役割は色々あると思うのですが、基本的には大きく分けて2つ、作中の歌い手であるキャラクターの感情を表現し、聞き手となる不特定多数の観客視点を媒介として視聴者に説明する手段として使われるものと、もう1つが歌い手となるキャラクターが聞き手のキャラクターにメッセージを伝える手段として使われるものかと思います。これはどちらか片方のみというわけでもなく、両方の効果を狙う場合も多いです。リステDDはわりかし後者よりの作品だと思います。

リステDDにおける楽曲の役割で面白いのは、歌い手が歌に込めたメッセージと、聞き手が受け取るメッセージを個々人で完全に独立させて多角的なストーリーを展開している点だと思っています。
例として2話のミニライブでは、歌い手である舞菜と紗由は聞き手の方を向いていません。彼女たちの歌はこの時点では仲間と一緒に活動することに対して歌われています。なので観客が部長1人とかえだけでも何も問題ないですし、強いて言うなら自分と相方の方を向けて歌っています。
一方で聞き手としてこのミニライブを聴いたみい先輩と香澄は嫉妬であったり懐古であったりと個別の感想を得、その後のストーリーにつながっていきます。この多様性が面白さのキモだと思います。

この「曲の解釈は聞き手次第」とした文脈は、同じステージだけの話に留まりません。先程の2話のミニライブで使われた楽曲『ミライKeyノート』は1話で舞菜と紗由の心を動かしていますし、2話でかえを動かしたのもCDに収録されたこの曲です。そして過去に香澄がここぱんなに夢を譲った際の曲でもあり、4話で瑞葉がみい先輩とターンを成功させたときの曲でもあります。『ミライKeyノート』はボイスロイド・ここぱんなの曲ですが、同じ曲、同じ歌詞から違う共感を得ることができ、そしてKiRaReの6人にとって別々に大事なエピソードも付随する曲、言うなれば「聞き手・歌い手が主役の曲」として描かれます。

作品の話からはちと外れますが「聞き手が独自に解釈して歌い手の意思とは別に勝手に共感する行為」は主語を広くしてアイドルファン、音楽ファン全体が共感できる文脈だと思っていて、「この歌詞は俺のために書かれている」「この曲は俺にとっての思い出のエピソードがある」みたいな曲が誰にでもあると思うんですよ。そういう感情を物語の中でここまで細かくストーリーに落とし込んで肯定してくれたのが音楽に対してとても誠実で好きなんですよね。歌い手が込めたメッセージを、物語の主役たちだけでなくただの脇役である聞き手が「自分のための曲」として落とし込んでもいいんだ的な。

こうして聞き手側からの視点・経緯を描いたことで、『キラメキFuture』そして『OvertuRe:』という2つの楽曲が作り手・歌い手として、6人・KiRaReの曲として、「自分たちの曲」としてしっかりハマってくるわけですね。

さて作中楽曲の使われ方としてもう1つ面白い部分があります。次は聞き手としてだけでなく歌い手の視点も絡んできます。
それは、他者とのコミュニケーション・説得において、一度目は言葉での説得に失敗し、二度目に楽曲を聞かせることで説得が成功するというものです。
2話のかえ勧誘などが顕著ですね。
これは前項で説明した文脈の中では、説得される側の内面・感情として処理されます。説得の手段が楽曲である必然性はないのですが、その前に言葉による説得に失敗しているという前提があることにより、楽曲・ステージという手段によるコミュニケーションが言葉よりも優れているという認識を視聴者に与えます。この展開の積み重ねが9話や12話の楽曲の力の説得力にもつながっていくんですね。

ただし、これとは順序が逆のパターンの展開も作中には頻出します。
まず楽曲あるいはステージにより影響を受け、その後に言葉による説得により聞き手が決断するというものです。
1話の舞菜であったり3話の香澄が該当します。
しかし、これも説得が成功する要因は最初に「楽曲により聞き手が忘れていた心を取り戻したこと」と明確に示されています。
つまり楽曲は優れたコミュニケーション手段ではあるが、行動に至るまでには聴くだけでは足りない・もう一歩踏み出す必要があるという文脈があるんですよね。

楽曲には人の心を動かす力があるが、動かすのは心だけです。人自身を動かすにはもう一歩を踏み出す勇気が必要です。
作中ではその勇気を与えてくれるのが仲間の存在です。

ですがこの部分、仲間でなくてもいいと思うんですよね。これ自体がリステDDの作品テーマであると思っていて、「楽曲・ステージは忘れていた感情を思い出させてくれる素晴らしい存在である」そして「忘れていた気持ちを思い出せばそこからもう一歩踏み出すだけで出来なかったことは出来るようになる、未来は変えられる」。
この美しい文脈を視聴者は勝手に自分に当てはめて忘れていた感情を思い出し、そして既に思い出していることを自覚したのであれば一歩踏み出すことで諦めていたことに再挑戦することができるんです。
つまりはこのリステDDの文脈を視聴者に当てはめることができる。そして視聴者と作品内のキャラクターを繋ぐのが楽曲の存在であるとも思うのは流石に楽曲賛美が過ぎますかね…。

リステDDにおける「共感」

前項、前前項の話にもう少し突っ込んでいきます。キャラクターが楽曲を聴き、あるいは他キャラクターとの対話により、影響を受けた際の「共感」についての話です。

リステDDは人と人のつながりによって話が動く、仲間との絆を描く作品でありますが、一環して「他人の意思を曲げる」行為に対してはかなり慎重な描写がされていると思います。
これを描写するために3つの共感が描かれていると思います。

第1の共感は自分の感情を想起させるものです。
キャラクターは他人とのつながりで影響を受けますが、その影響によって生まれるのは新しい感情ではありません。
他人から受けるのは共感ですが、それにより取り戻すのは自分が本来持っていた、忘れていた感情です。
前項で書いたように共感は受け手が自発的に、勝手にするものであって、相手の意思によって引き起こされたものではないわけですね。


第2の共感は仲間との絆です。
これはかなり単純でわかりやすいです。

第1の共感により仲間の行動により達成不可能と諦めていた問題を解決することが出来た。

仲間がいればどのような問題がこの先に出てきても解決することが出来る。

仲間と共に有ることは素晴らしい。

言ってしまえばこれだけの論理展開ですが、達成不可能である理由を明確に描いているため、説得力があります。
第1の共感で得た感情は、個々人のもので仲間と同一のものではありませんが、だからこそ違う感情を持った仲間同士が同じ目標を向く美しさがあります。


そして第3の共感、他人へ自分の感情を伝えようとする干渉です。
基本的にリステDDは自分の感情と向き合う話ですが、そのきっかけとして必ず他人(仲間)からの干渉を必要とします。
しかし、リステDDは他人への干渉に関してとても臆病です。
単純に相手に希望をしたところで、それは通らないものとして描かれます。
何故ならリステDDにおける決断は、他人からでなく自分でしなくてはいけないものだからです。
そのため、自分の気持ちを伝える以上の干渉は正しくありません。それにより相手が共感を得、変わることができるかは相手次第です。
そして相手に共感を産ませる干渉は必ず仲間との絆という動機付けによって引き起こされます。循環参照になっていますが先程説明した通り、仲間との絆は達成不可能な問題を解決することが出来るのです。

そしてそれを受け取った相手は、改めて第1の共感を得ていくわけです。無限ループ!


この3つの共感は1話から12話まで一貫して全ての話で描かれますが、各話内でどちらに比重を置いているかは異なります。
「相手から影響を受け自分の気持を取り戻す」が前半1~4,6話あたりで、
「仲間との絆」は5,7,8,11話の中盤~終盤の主題となります。
「他人へ感情を伝えようとする」が9,10,12話でしょうか。
このように順を追って描いていくことで終盤にキャラクターがステージで感情を伝え、他人を動かす事ができることの説得力となり、かつ全ての話でこの3つの共感を描き続けてきたことも文脈を強化します。

他人に影響を受け自分の気持ちに向き合い、その向きが次第に仲間の方を向き、そして他人をも動かすことができる。リステDDは終始このテーマで描かれています。


この共感を描くため、作中ではキャラクター間で徹底的に明示的、非明示的な対比がなされます。それを読み取り、あるいは想像で補完しながら見てると楽しいかな~と思います。

第1話 「くっつけて、謡舞踊部」

さてここから感想…いや感想というか見どころ紹介というか妄想考察こじつけみたいな感じですすめていきます。
アニメ各話のシーンを個別に見ていきます。

このアニメは高尾山のカット、スクリーンに映る「今年も始まる、熱き夏のステージが…」のナレーション、そしてステラマリスの楽曲『Brilliant Wing』から始まります。

順を追って見ていきましょう、このアニメは基本的にキャラクターの視点で物語が展開されますが、最初のカットには視点となるキャラクターが存在しません。
画面に映るのは基本的にモブ、高尾山の住人さらにいえば稀星学園高尾校の生徒を含みます。
ここで視聴者が感情移入するべきなのはモブです。
「今年も始まる」のワードチョイスからは画面の映像、すなわちプリズムライブおよびその予選が当然誰でも知っている大きなイベントであることの理解、画面に出現するモブのほとんどがスクリーンに注目していることを意識し、そして流れるステラマリスの映像を見ます、なんかスゴイ、かっこいい、そういうイメージです。

これだけでリステアニメを見る上で必要なこの世界での一般人の常識(プリズムライブというイベントに注目していること、すごいパフォーマンスをするステラマリスの存在を知っている)が初見でも全て得られます、というのは流石に暴論かもしれませんが…。

ここで流れた映像が何故ステラマリスなのか、アニメを最後まで見た人にはわかりますがステラマリスはこのアニメにおけるラスボスです。ですがこの時点ではまだ雲の上の存在、非実在の象徴としての黒翼・荒野、そしてスクリーンを隔てた遠い存在なんですよね。
そしてBrilliant Wings、細かい歌詞解釈については各自歌詞を見てもらって唸って欲しいのですが、この歌は要約すれば『届かない相手に届いて欲しいと願い歌う歌』だと思います(感感俺俺みたいになってしまった…)。珊瑚視点の歌詞解釈もエモですがここは単純に碧音視点で舞菜に向けて歌う歌と見てください。

サビ入りと同時に舞菜が自動を改札をくぐって登場し、ここから視点は舞菜に変わり物語は始まります。
しかしBrilliant Wingsの音量は下げられます、聞こえなくなった歌詞は「夢を見せて 届けたくて 溢れ出す思い吐き出して 受け止めてね 私のこの声」です。このステラマリスの声は舞菜には届かないんですよね、「いつまでも見させてこのまま」の過去を象徴するかのような歌詞から逃げるように去る舞菜。碧音と舞菜のすれ違いからの相互理解はこのアニメの重要なテーマですが、ある意味ここで現状が端的に示されたとも言えます。

そしてバスに乗り、逃げた先、到着するのは稀星学園高尾校です。咲き乱れる美しい桜と共に新しい生活に目を輝かせる舞菜、見上げる空。この繊細な感情の変化に完璧にマッチした背景の変化、劇伴の美しさめっちゃ完璧やん…。

季節は春、中学1年生の春という異常なタイミング(原作小説では5月と明記されてます)での転入、式宮舞菜にとっての二度目の中学、一度諦めた、失ってしまったものにもう一度挑戦することはRe:ステージという作品の根幹のテーマであり、重要な文脈です。
Brilliant Wingsのイントロ歌詞、『break down to sing a song to you』も改めて考えるとRe:ステージ全体のテーマと重なりますしこの歌詞から作品がはじまるの、美しいですね…。


さてOP部分が濃すぎて全部見ちゃいましたが細かく全部見てるとキリがないので要点だけ進めていきます。

舞菜が部活動を探す下りです。
先生の「少しは慣れた?」の声に初日なので当然ぎこちなく返す舞菜ですが、続く「すぐにみんなと仲良くなれるわ」そして部活動を決める行為。ここへの返答は本質が異なります。
これは本校の部活動でみんなと仲良くなれず、結果として転校という最悪の結果となってしまった式宮舞菜にとって過去との対比となる文脈となっています。

一方長谷川副会長が部活を新入生にしっかり紹介するのもある意味やりたい部活に入れなかった、仲間を集めることができなかった過去を持つ長谷川実にとって過去と向き合う文脈なのかもしれませんね。
ここまで細かく全てを網羅して説明してきた副会長が謡舞踊部の説明だけ省く理不尽さは未練を感じますが…。

気になる部活を見学する舞菜のシーン、彼女が見ているのは吹奏楽部、書道部、美術部でしょうか、どれも表現に関する部活なんですよね。
自分の表現で相手を傷つけてしまった、怒らせてしまったことがトラウマな舞菜ですが、結局彼女が興味を持ったのがアイドル部でなくとも"気持ちを伝えること"であるのは人柄ですね…。


さて謡舞踊部ですが、この部室の場所を案内する張り紙、『振り返ってすぐ』なのも6人が過去と向き合う居場所を彷彿とさせる文脈があって良いですよね。
振り返ればすぐなんだよな、少し勇気を出して過去を振り返るだけでいいんですよ…。

無理やり勧誘しようとする部長とそれを止める紗由。
この二人の行動にも単純な意見の対立ではなく後から見るとちゃんとバックボーンがあります。部員を集めることが出来ず一人でやってきたが、紗由の加入により改めて部員獲得に積極的になった部長(これに関してはゲーム版の設定も踏まえるともう少し考える部分があるのだけどアニメ版にはでてこないので割愛)部長と、両親との確執でやりたいこと(アイドル活動)に反対された、上から強要されることに対する反発心がある紗由の構図ですね(同時に紗由には理解が得られなかった両親と対比して舞菜に活動を理解して欲しいという文脈もあります)。
二人とも自分の過去の問題でありながら(ある程度自分に投影してる部分はあるにしろ)それを部長は紗由のため、紗由は舞菜のためと他人のために対立できる構図が美しい…。

そしてこれに対する舞菜の「私、入部しましょうか?」は2人の会話を遮る目的もありますが、ここまで大人しかった舞菜のイメージから一変し、かなり強い語調で発せられます。目的は「廃部の危機らしいから」、そしてそれが紗由の逆鱗に触れてしまいます。
この構図、「自分の歌と踊りで周りを喜ばせたかったが、相手を逆に不快にさせてしまった」舞菜の本校でのトラウマと同じなんですよね。
しかし紗由の素早い謝罪、対話で禍根なくすぐに解決します。本校のときとは違う、舞菜の持つ紗由への信頼はこういった部分からも来ているのかもしれませんね。


さて、ここからがこのアニメの本領、ステージを通してキャラクターの思いが交錯し、動き出します。体験入部での『ミライKeyノート』です。

『ミライKeyノート』、このアニメの前半で何度も使われる楽曲ですが、どのシーンでも上手い使われ方をされています。
紗由が踊るシーンの歌詞、「どこにあるの」「探し続けた」「やっと見つけたのに」「誰にも響かない」「ひとりぼっちに慣れて」など全部舞菜の状況にマッチした歌詞ですが、なんといってもこのシーンのキモは「声の出し方も忘れてキミに何もとどかない」で紗由の歌に切り替わるところです。ここからの歌詞の視点はもう舞菜だけではありません、紗由のステージです。
謡舞踊部の活動をみて欲しいという紗由の想いの載った歌を舞菜は完璧に受け取ります。この「閉じ込めたままの想い」「どうしたい?信じたい」と「”もう少し待って” ちゃんと伝えたくて」の歌詞が2人の視点から異なる解釈できるの本当に美しい…。

そして2人で踊る『ミライKeyノート』、全く同じ歌詞であるにもかかわらず歌詞解釈はさらに一変します。歌詞とキャラクターの目線に注目してください。
「どこにある?当てもなく 探し続けた」で舞菜に笑いかける紗由、「この気持ちは誰にも響かない」で動く舞菜の感情、反語か?それに呼応するかのように次第に大きくなる舞菜の動き、「ひとりぼっちに慣れ」た紗由の想い、舞菜の想い、それは2人が同じステージに立ったことで次の歌詞に繋がります。サビ入り、「閉じ込めたままの想いが歌い出す」で舞菜の歌とともに「楽しい」という感情で2人は同調します。1回目の歌詞での2人の異なる視点からの「どうしたい?信じたい」と「ちゃんと伝えたくて」は2回目に同じ視点から放たれることでもはや勧誘する側とされる側という違う目線ではなく、一緒に歌いたい、踊りたい(≒楽しい)という同じ目線になったわけです。

この一緒に歌いたい、踊りたいという気持ちが舞菜にとって姉との楽しい記憶、仲間を集めること、Re:ステージとしてこの後の展開にもつながっていくわけですね。

というわけでステージの上では早くも全てが解決したかに見えますが、現実の感情が追いつくまではもう少し時間がかかります。
バスを追いかけるシーンの紗由、校門前で桜舞う中新しい未来に期待する、冒頭の舞菜と同じ構図になるの美しい…。

部長の「同じことを感じてたとしたら、どうやろうな」「急に言われても上手いこと返事できひんときとかあるんちゃうかな」が舞菜紗由に向けたセリフであるにも関わらず瑞葉とみいにも響く言葉で最高…。
ED曲『憧れFuture Sign』の「迷子の"大好き"さん」から扉の前で迷ってる舞菜を誘い入れてED入りするの天才~。

Cパート、「もう一度、あなたと一緒に」のもう一度は単純にもう一度踊りたいの気持ちだけでなく舞菜の過去にもかかっていて良いですね…。
楽しさの共感、相互理解とはまた別の話なのでもう一度、何度でも確かめる必要があるのですよね、えっちな話ですか?

第2話 「完全にミジンコ」

アバン、謡舞踊部の廃部を覆すには実績と部員が必要なことが明かされます。
長谷川副会長の謡舞踊部に対する反発、過去にアイドル部を作れなかった彼女の嫉妬は4話まで回収されません。
1話に続けて2話のアバンでもプリズムステージの紹介が来るの新規視聴者への導線というかアバンらしくていいですね。

さてOPを挟んで舞菜と紗由の会話、1話で和解したように見えた2人ではありますが、紗由には1話でも言ったように「舞菜と一緒にプリズムステージで優勝する」明確なビジョンがあるのに対して、舞菜は「月坂さんと一緒に歌ったり踊ったりしたいだけ」で微妙に食い違ってるんですよね。紗由からすると「それをステージの上でやるだけ」ですが舞菜には「人前で歌ったり踊ったりしたくない」という明確なトラウマがある。
しかし謡舞踊部を存続させるためには実績を残す必要=プリズムステージで優勝をする必要がある。部員を増やす案としてのミニライブでも人前に立つ必要がある。
舞菜の目的のためには謡舞踊部が必要なのでこれを克服しなくてはいけない。

このラインと並行して舞菜と同じく「人前に立つこと」にトラウマがあるかえのストーリーが進行します。この2人のトラウマのリンク、アニオリなんですけど(書籍版原作だと別の話として2話使われてます)本当によく出来てますよね…。


かえが舞菜紗由に言葉を最初にかけてきたのはプリズムステージの話題に対してです。かえの家にプリントを届けにきたときに彼女の心を開いたのも紗由がアイドルの話題を出したからです。
この作品では徹底してアイドル、そして音楽によって人は繋がれるというテーマが描かれており、内向的なかえがアイドルを通じて他人と関わりを持つのもその一環ですね。
2話のかえには目線を合わせないで喋るセリフとしっかりと目線を上げて喋るセリフがあって、その対比に注目して視聴すると面白いと思います。(数が多いので個別には説明しませんが…)

「そんなにアイドルが好きなら」でかえを謡舞踊部に誘う舞菜、「好きだけじゃただの遊びと同じ、アイドルは遊びじゃない」と返すかえ。
舞菜、ここまで結構「歌ったり踊ったり」という単語を使っていてその表現を「アイドル」という単語で表現はしてないんですけど、ここも舞菜と他メンバーとの意識のズレなんですよね。
それをここで舞菜が勧誘という目的のために自然であろう言葉で「アイドル」を当てはめた結果、かえ自信にそういう意識はないのですがどストライクにかえにそれを断罪されるわけです。(舞菜が謡舞踊部でやりたいことは言ってしまえば好き(≒楽しい)の遊びであるし、舞菜がやってきた碧音とのアイドル活動もおそらく遊びの延長の認識が近いので)
おそらくアイドルと言う単語を避けてきたのは本校アイドル部での記憶からかと思いますがある意味ここでまた「アイドル」という単語を使ったことで再びアイドルに向き合いはじめた、向き合う必要が出てきたと解釈してもいいかもしれません。
帰り際に紗由は「私達は遊びでアイドルを目指してるわけじゃない」「プリズムステージで優勝するつもり」と最後に伝えますが、このセリフは悪い意味で舞菜にも刺さります。舞菜はこのかえにかけられた言葉をどういった感情で聴いていたのか、表情から想像するのも面白いです。

さてこのようにある意味アイドルが日常の延長となっていた舞菜と対比してかえにとっての「アイドル」は憧れです。学芸会で声がでなく、学校にも行けなくなったときに勇気をくれた存在。
「アイドルは夢の中の存在」、それは画面越しないしステージ上の存在、違う世界の住民です。KiRaReの他メンバーはおそらくきちんとステージに立ってきた過去、そして成功体験がありますが、かえにとってのステージの上は学芸会の失敗しかないといった面でもその隔絶は最も大きいです。

舞菜がかえの説得の手段として用いたのは歌です。CDを渡し、この曲で歌って踊るステージを見て欲しいという舞菜。
ここだけみると普通のシーンなのですが、その前から準備していたとはいえ、この直前に舞菜はステージに立とうとして失敗しているんですよね。どういった心境で自分を差し置いてかえをステージに誘ったのか。ここは材料が少ないので想像しかできませんが、舞菜の性格からすると自分よりも他人を優先した、つまりかえに自分の歌を聞いてもらい、その楽しさを知って欲しいと強く願ったのかもしれません。過去に否定されていたとしても歌と踊りの持つ力を誰よりも信じている、あるいはその気持ちを紗由と共に踊ったことで取り戻したのが舞菜なんだよな。
そんな舞菜の言葉も「それはあなたの勝手」と一蹴するかえですが(彼女の語る言葉から舞菜が本当にアイドルであることはわかったがアイドル=夢の中の存在でありかえの世界とは違うので…)、「かえちゃん」と名前を呼ばれたことでその夢の中の存在≒アイドルでありながらクラスメイトへと距離が縮まり、アイドルがかえと同じ世界に存在することを認識するわけです、最高だね…。


その後、舞菜と紗由はもう一度ミニライブのステージに登ります(Re:ステージだ…)。1人では難しくても2人なら。紗由が舞菜を引っ張る構図ですが、その直前の練習で「舞菜と踊るといつもより上手く踊れてる気がする」の会話があり、ここでは舞菜が紗由を引っ張っている文脈があります、基本的にこの作品相手を助けると自分に返ってくるようになってるの優しい世界なんですよね。

というわけでライブ当日、ライブ中止を止めるために、かえが登場します。舞菜の優しさがこうして返ってくるの美しい…。1人から2人、そして部長とかえとの4人で準備したステージです、無敵じゃん。
脱線しますが最初にかえ宅を訪問したときに舞菜紗由がかえに持っていったプリントは、施設利用方法に関するプリントです。生徒なら施設を利用できる旨が書かれていて、プリントを持っていった行為が必要・正解であり未来につながる行為でもあったんだよな…。

観客が部長1人で始まるのは、ある意味ステージ上で踊ることは必ずしも人前で踊ることとイコールではない(≒舞菜の悩みを肯定する)みたいな狙いがあったりするんですかね、まあかえがすぐに人集めますけど。
舞菜が観客に対する恐れを持つのに対して、観客に対する意識が舞菜紗由かえの3人で1番高いのがおそらく客の視点でずっとステージを見てきたかえなんですよね。そういった意味でもかえが観客を集める構図は美しい。

さてミニライブの『ミライkeyノート』です今回の歌詞解釈は視点が飛びまくります。
「探し続けた」で集まってきた観客を眺める部長そして入ってくる長谷川副会長、「ひとつじゃ足りなかった」「一人ぼっちに慣れて」で目配せする舞菜紗由そして映るかえ、「誰にも響かない」でノリノリな観客たち(反語か?)、サビ前「声の出し方も忘れて」で歌を譲ってしまった香澄(ここは画面には映りませんがかえにとっても重要な歌詞なのがかすかえの文脈)、「どうしたい、信じたい 胸が揺れ動く」で涙を流す長谷川副会長、そして「君が扉を叩いてる 上手に声が出せなくても」で舞菜紗由がかえの方をみるんですよ、この歌詞の主人公はお前だ柊かえ!ここ2話の最重要ポイントや!(突然興奮するオタク)
というわけでもう少し待ってちゃんと伝えたいミライkeyノートでした、あまりにも最高の曲…。

香澄、そして長谷川副会長はこのステージを見て何を思ったか、それはまた後の話で語られます。

「かえも、夢を見ていいのかな」、アイドルは夢の世界の住人、と自分とは隔てて語っていたかえですが、人は本来誰しもが夢を見ることができるんですよね…。ここからはじまる柊かえのドリームデイズ、タイトル回収じゃん。恋をするように、夢に落ちたんだ…(憧れFuture Sign

第3話 「興味ないって言ったよね」

相変わらず副会長は~のシーンで「部員が不足している限り部として認められません」って言ってるけど実績の方はもう認めたってことなんですかね副会長…。

香澄も一度アイドルへの道を諦めた存在ですが、他キャラと明確に異なるのはアイドルに対する未練がもう無く、さらにサバゲという新しい生きがいも見つけている点なんですよね。
その彼女に過去を想起させたのが2話のミニライブです。

そして何故か始まるサバゲ、アイドルアニメでサバゲをやる意味、普通にわかりませんが、香澄にとってはここが新しく立った舞台(Re:ステージ)で、各キャラのアイドル活動と同じく真剣に向き合う場所なんですよね。
その明らかに場にそぐわない舞台でも同じ舞台に立ってやりすぎだろ、と思われるやり方で勝ちに来るかえ、その勝利への執念が香澄に共感を産ませ、想いが届くわけです。
2話で夢を取り戻したかえたちは一度諦めた夢を取り戻せることを知っているから、香澄も同じだろう、と無茶をしてでも、慣れないサバゲをしてでも対話を試みるんですよね。
この作品はライブのステージを通じて人の心を通わせる作品ですが、その媒体となるステージは音楽じゃなくてサバゲでもいいわけですよ。


話は変わりますが、香澄はここぱんなのことを『あの子』と呼んで、ボイスロイドを擬人化して見てるんですよね。香澄が情熱を失った理由は「あの子が歌ってもボクの声が届いているわけじゃない」ですが、この理論はちょっとおかしいんですよ。香澄が本当にボイスロイドを自分と切り離して見れているならばそれを憂う必要はないわけです。つまり結局ここぱんなに自分を投影して自分の声ないし歌として認識してはいるが、ここぱんなへの評価は自分への評価として受け止められていないわけです。
で、なぜ挑戦する情熱を失ったかと言うと結局はボイスロイドという表現手段から来る観客・仲間の不在、孤独感なんでしょうね、だからこそ説得のセリフとしては「本城さんの歌が聞きたい」「あなたの声で歌って欲しい」「あなたの声でも聴きたい」、そして返答の「君たちと一緒なら」なんですよね。香澄、KiRaReの6人の中で1番"仲間との活動"に執着・依存しているキャラクターだと思いますが、その背景にはこういった経緯があったんですかね…。
あと舞菜もここぱんなのことを『この子』って呼んでるの、なんかいいですよね、香澄の気持ちに近いというか…まあここぱんなは元から擬人化キャラクターとして存在しているのでボイスロイドとして見るのが間違ってるのかもしれませんが…。

ミニライブで昔の自分を取り戻し、3人の説得により挑戦する気持ちを取り戻す、この2つの取り戻した気持ちは一見同じようで違うんでしょうね。アイドルへの夢を取り戻しても、挑戦する気持ちまでは取り戻すことが出来ない人はたくさんいる、その一歩を踏み出す勇気の重要さまでしっかり描いたこのアニメのストーリー上でも重要な話だったと思います。(みい先輩との対比とか…)

第4話 「もう終わりだみぃ」

みい先輩、3話の香澄と同じで2話のライブを見た時点で既に憑き物は落ちてるものの、なんやかんやで一緒にやろう!とはならないんですよね。
嫌がらせを止めることはできなかったし謡舞踊部に迎合することもできなかったわけなんですけど、まあそのへんは人間単純でもないみぃよね…(雑みぃ語)。
とはいえ瑞葉のサポートとして不本意ながら一緒に活動をすることになります。

さて一方瑞葉の方ですが、プリズムステージに参加するつもりがなく、応援する気しかなかったことが明かされます。

正直言って瑞葉、6人の中でもかなり内面・過去の描写が薄いキャラだと思っていてよくわからないんですよね。
部員のサポートはしっかりしてますが本人自体のアイドル活動への情熱も見えづらいし、過去にやっていただろう神楽舞の話も基本的に出てこない。
過去と向き合う文脈としては『部活の再建』があるしそれが主軸と思うんですけれど、そもそもアニメだと過去の謡舞踊部の描写、「この春まで一人だった」以外ほぼないですしね…(書籍版・ゲーム版でもさらっとだけど…)
まあ動機はともかくダンス初心者として1からリスタートです。


ここでの『キライキライCЯY』からの特訓パートがセリフ一切無しで歌詞で表現されますが、ポイントを見ていきましょう。
瑞葉「オトメゴコロは誰にも解けない魔法かけたの」からみい先輩の「自分でさえも魔法にかかることがあるの」、魔法は変化の象徴で、新たな部員の加入から止まっていた時間が動き出すわけです。「副作用はDon't mind」「矛盾だらけでもいい」「未来はbuffet style」「シナリオはどれから試してみる」とひねくれ、過去に囚われ未来への選択肢を捨てたみい先輩の心情がだんだんと前を向けるような歌詞になってるんですよね。
映像で順調に進む特訓、そしてサビ歌詞「キライキライ本気にしないで」「素直に言えずに」「泣いてるわ」という現状から最後に「迎えに来て」でようやく本当に言いたかった心情(一緒にアイドル活動がしたい)になるわけです。
そして間髪入れずに『ミライkeyノート』「私が見つけた鍵で開く扉は」みい先輩の特訓によって瑞葉はキラキラとターンを決めるわけです。「どこにある あてもなく 探し続けた」見つかったじゃん…。

みい先輩が言う、一緒に部活やる行為が「もう遅い」に対して同じ立場で1から始めている瑞葉が上手く踊れるようになったんだからお前も遅くないぞって強引な論理展開いいですよね。正体バレたときにも「もう遅いみぃ」のセリフはあるんですけどあの時返せなかったセリフが今なら返せる。「スタート切るだけや」の"だけ"の重さを3年生の2人だけが知ってるんですよね…。

2話で舞菜と紗由が2人でステージに登りましたが、この話で瑞葉とみい先輩が2人で高尾山に登ったシーンとの対比ができそうです、入学直後の1年生と色々あった3年生の登る行為の重さの差と見ると面白いですね…。

第5話 「梅こぶ茶飲み隊」

さて各キャラの加入も終わり、ある意味ここからが本編開始かもしれません。

各チームに別れての作曲作業です。ここで紗由が舞菜の家に来るの9話への布石でいいですね。
舞菜の紗由ポエム推し、わりとこの時点ではギャグですけど「私一人じゃ何も出来ないから」「まるで私の気持ちを全部言葉にしてくれるみたいだって」のセリフが、紗由の作詞で最終的に碧音に舞菜の想いを伝えられたことを考えると、自分の想いを伝えるには仲間の存在が必要である、の文脈の肯定としてかなり良いですね。

舞菜紗由の作詞とかすかえの作曲がつながって曲ができるの最高ですね、6人の共同作業だ…(3年何もしてないけど)
AメロBメロは簡単な伴奏とちょっと外れた歌声なんですけど「みんなで」の声とともに桜の映像でサビ入り、一気に音がクリアになって音程がカチッと決まって映像は思い出ボムになって歌詞は「キラキラ輝く太陽より眩しく~」本当天才ですね…。1人1人だとバラバラで稚拙でも、みんなでなら最高の楽曲が作れるんですよ…。

この楽曲演出で一度表現したシナリオをみい先輩も言葉として改めて語るの、何度見ても美しいですね、この最後のKiRaReのロゴが決まるところ、1話アバンでRe:ステージのタイトルロゴが出て舞菜の学園生活が始まるところと似てる気もします。再出発の文脈です。

第6話 「紫ちゃんは私のおばさん」

メンバーの集まったKiRaReですが、みい先輩は空回り、練習は上手くいかず、かえと紗由はふらついて倒れてしまいます。

書籍版だと体力面で足を引っ張ってたのはかえと瑞葉の2人なんですけど、ここで倒れるのが紗由になってる(紗由が倒れたのは体力不足ではなくかえがぶつかったからですが)のはオルタンシアに家族の文脈があり9話の両親との確執に繋げられるからだと思います。いいアレンジですね…。

みい先輩が「楽しい」を取り戻すがこの6話の主題(と同時に視聴者に対するみい先輩の好感度調整)ではありますが、紗由もこのタイミングで舞菜に「踊っても楽しくない」とこぼしてるんですよね。
その理由として「家で色々あって」と説明していますがその視点で考えると年上のみい先輩に練習を強要されたり、時間が足りないと責められることが両親とかぶってるのかもしれませんね。

生地選びのシーン、未だしっくりくる解釈ができてないんですが、自分が気に入ったものを選ばずKiRaReのイメージを優先しろといいつつ自分の好きな布を選んでしまう、つまり個人としての楽しさ、好きを優先する気持ちは忘れていない、という文脈なんですかね?数を絞れないところにもなんらかの考察ができそうですが…。
KiRaRe自体を優先するために自分の好きを切り捨てる必要はないという表現?

オルタンシアの『Yes , We Are!!!』の歌詞ですがわかりやすいですね、「2人揃ったら完全無欠さWe Are」「理由はなくても楽しめるならAll Right!」が連続するのがいいですね、みい先輩はもう瑞葉と上手くやれて2人での楽しさを知ってるわけですが、でもそれを「いつかは『2人』が『みんな』に変わるよ」、つまり6人で楽しくやれる領域まで達せてないわけです。
(オルタンシアにとっての『みんな』は観客ないし全人類ですけどね)

舞菜の「もしかして姉妹ですか?」、楽しそうな2人を見て姉妹と思う、碧音との楽しかった記憶を彷彿とさせて良いですね。
1年の間を開けて陽花と紫は再び中学校で出会いアイドル活動を再開できましたが、舞菜と碧音は同じ中学校で再開したもののまた2人でやれなかったんですよね、ifの未来だ…。

一方紗由は「静江さんは2人の活動を応援しているんですよね」「一途に好きなことが出来ている、家族の支えもあって、それが2人の集中力を生んでいる」と応援してくれない自分の母親との対比をしているのも印象的です。

バルーンを子供に渡すカット、みい先輩だけが子供と目を合わせていないのが印象的です。オルタンシアのライブを見て楽しむ観客がライブ目当てではない子供たちなのがみい先輩が楽しむ気持ちを忘れている箇所との対比になります。子供は過去の忘れてしまった気持ち≒楽しさの暗喩です。

そしてライブシーン、Purple Raysです。
わりとそのまんまなんで歌詞解説は適当にしますが、
「そうこの瞬間をずっとずっと待ってた」から始まるのはオルタンシアにとって1年のブランクからの再開を想起させますが、みい先輩の境遇にもかなり刺さる歌詞ですね。そして楽しそうなオルタンシアと観客、とは反対につまらなそうなみい先輩。
しかし「キミとだったらどんなこともできそう」「2人なら大丈夫」そして「キミがいなきゃ楽しめない」「ステージはここから」、みい先輩が4話、5話で得た感情に沿った歌詞と共に楽しむ気持ちを取り戻すわけですね。

第7話 「先輩とはいえ少し黙らせるべきか」

プリズムステージ東京予選です。ここまでKiRaReの6人で話を進行してきましたが、ここからステラマリスとの話が始まり、舞菜、碧音、紗由の3人をメインに進行していきます。
かえが解説役として生き生きしていたり緊張している1年生を励ますみい先輩が嬉しい…。

そして碧音の登場シーン、舞菜はそのオーラを感じ取って逃げ出しますが、ここで映る回想は本校アイドル部の人間であって碧音自身から逃げているわけではないことがポイントですね。逃げた先に木があるのは木に囲まれた高尾校のメタファー(流石にこじつけ)。

碧音は紗由の宣戦布告も受け入れますし、碧音の主張も舞菜が元気で居てくれればそれでいい、舞菜がステージに立ってくれればいい、それだけです。舞菜も碧音が大好きですし、客観的に見れば誰も悪くないですしなにひとつ問題がないシーンでこじれてもいないのですが、この邂逅をきっかけに舞菜は過去のトラウマを思い出し、ステージから逃げ出してしまいます。
碧音の数少ない望みである「舞菜がステージに立ってくれればいい」が碧音との再開がきっかけで叶わなくなりそうなの、普通につらいですね…。

さて舞菜が逃げ出したのは過去のトラウマからですが、姉に出会ったことで本校時代を思い出したという単純な話ではないと思います。この原因をもう少し掘り下げてみましょう。舞菜が逃げ出したときの回想では舞菜の存在を批難する言葉が並びますが、批難でない、毛色の違うセリフが1つだけあります。それが「私達は夢も見れないの?」というものです。つまり、批難されたことだけでなく、舞菜の存在・歌と踊りによって夢を奪われた人間の存在が舞菜にとっての枷となっているわけです。

ここで紗由と碧音の会話を思い出してください。「東京予選を抜けるのは1校だけ」「決勝の舞台で一緒に戦おうね」舞菜にとって逃げるきっかけとなった地雷はこの部分だと思います。
数々の夢を背負った舞台で他人を蹴落とさなければいけないという現実。さらに言うなら大好きな姉とすら戦わなければならず、その夢を奪ってしまう。それにより批難・迫害されるかもしれないという憂慮です。


舞菜を追いかけた紗由にも注目してみましょう。
舞菜紗由がセットだからという文脈も当然あるんですけど、KiRaReメンバーの中で1番プリズムステージ優勝にこだわっていた紗由が自分が出場出来なくなるリスクを背負って舞菜を追いかける重さ、いいですよね。

そして紗由の説得、キモは「夢を見る人は私達だけじゃない、応援に来る人たちも夢を見るの」「それに、私達は舞菜に夢をもらったんだ」です。
舞菜が本校のトラウマとして抱えたのは「自分の歌やダンスが誰かを怒らせたり、傷つけたりすることがあるなんて思ったこともなかった」、この原因がどこにあるかと言うと、舞菜が今まで観客の存在を意識していなかったことです。そのため、紗由が言う舞菜の歌やダンスがそれを聞かせた相手に夢を与えることができるという視点も無かったのだと思います。
歌・踊りを披露した相手の夢を奪ってしまうというトラウマがある、観客の存在に逃げずに向き合うことで、観客に夢を与えることができる、そしてかつて観客であった仲間たちは既に舞菜から夢をもらっていた。という事実に気がつくことができる。
逃げ出した・諦めた過去に向き合うことをテーマにしたリステDDの中でも抜きんでて美しい文脈だと思います。

そして改めて紗由の「一緒に夢を見たい」という誘い、これが紗由だけでなく舞菜の・KiRaReの・6人の夢にもなっていくんだよな。他人の夢を慮るあまりに逃げ出した状況から脱却すると同時に自分の夢をも掴んでいるという状況、完璧すぎる…。

KiRaReの残りの4人が舞菜を待ち続けることが出来たのも舞菜に夢をもらったから、という文脈がありますよね…。

ライブシーン、『キラメキFuture』の解説は特に必要ないですよね、今夢の中にいるから…。
笑顔で踊りきり、楽曲が終わって余韻の後客席を映し、ここで改めてステージに立っていることを自覚し、観客が喜んでくれている、夢を与えることが出来たという安堵を得た舞菜が改めて微笑み、そのまま無言で手をつなぎ一礼してEDに入るのが言語を介さない演出として美しすぎる…。

第8話 「ノーギャラなんかでやってられない」

ステラマリス回です。7話のラストのライブがあまりにも完璧だったせいでもうKiRaRe優勝でよくね?みたいな気持ちになってる視聴者に対してミスがあったと冒頭で示すことでステラマリスとの差が示されています。

特殊OPのオルタンシアも珊瑚に「大したことなかった」と言われてしまい悪い言い方をするとステラマリスと比較される噛ませではあるんですが、瑠夏の楽しんでパフォーマンスをすることがいい、KiRaReに似ているという発言がされることでKiRaReの良さを認識していること、そしてそれでもまだ及ばないことが間接的に示されていると思います。楽しんでパフォーマンスをすることの強さを知っているのはアニメだとほぼ描写がないですがトロワアンジュが上位互換として存在していることもあるかと思います。

さてここまでひたすら他ユニットに実力マウントを取り続けてきた珊瑚ですが、ここで過去回想が入ったことでそのバックボーンが見えてきます。
それは実力があったからこそ一人だけ碧音に声をかけられ、ステラマリスに加入することが出来たという過去が示されたからです。
逆説的に実力が無かったら碧音に庇護されることもなく、舞菜と同じように他の部員から迫害を受けていたか、はわかりませんが少なくとも辛い状況で泣いているときに励まされることもなく、今の自分はなかったという想いがおそらくあるんですよね。
だからこそ他人にマウントを取り、自分の実力を示し続ける必要があると考えている。

さて話を戻して珊瑚が舞菜をダメダメと批難するのも、碧音の「世界一大事な人」発言から来ているわけですね、ここ一見ギャグ演出なんですが、過去に碧音に声をかけられ、ステラマリスに入ることができたのが一人だけだったからこそ、碧音に救われる枠が1つしか無いと思っていて、世界一大事な人が自分でなく舞菜だったことに危機感を覚えて自分の方が優れているとマウントを取りにきているわけです。「超がつく自信家」とかえに評された珊瑚ですが、言動を見る限りかなり臆病な性格なのかもしれません。


そして同時に珊瑚の存在は、碧音と瑠夏にとって舞菜という実力のある部員を他の部員から守ることができず転校させてしまった、という過去のやり直しでもあるわけです。

ステージ直前の碧音と瑠夏のシーンを見ていきます。この二人は正直出番も描写も少ないのでかなり意図を読み取るのが難しい、というかほぼ想像でカバーする形になってしまいますが…。
二人の心配をしているが詳細を聞かないことで不安にさせてしまう碧音と、碧音を心配させまいとするあまり舞菜の話題を避けて何もないと言ってしまう瑠夏。
言ってしまえばお互い相手を気遣っているんですが二人とも会話が下手で不器用なんですよね。
ただ、これには本校アイドル部の悪しき風習・KiRaReとの対比として語られてきた完全実力主義という文脈があって、ステラマリスの3人を繋いでいるのもこの実力主義があったからこそなんです。
ステラマリスのステージの素晴らしさは誰もに認められている。
そしてそれが出来るのは碧音・瑠夏・珊瑚という素晴らしい仲間と出会えたからで、楽しく自由に活動もできている。
それらは全て彼女たちの実力から生まれたものです。
つまり実力主義は悪ではなくステラマリスにとって実力主義こそが正しい文脈なんです。
つまり実力で、ステージを通して正しくつながってしまった3人なので、言葉でのコミュニケーションがまだ未熟、という文脈が読み取れるかもしれません。本校アイドル部で携帯電話が使えないのもステージ外での対話を禁じられている暗喩でしょうか。

なので瑠夏も珊瑚ほどわかりやすくはないですが実力という絆でない、姉妹という絆を重視している碧音に・舞菜の存在に触れることを恐れているのかもしれません。
まあ瑠夏のそんな懸念をほぼ正確に碧音は察していて「対戦相手にまーちゃんが居ても私のパフォーマンスは変わらないわ」と返すわけですが、惜しいんだよな、別にパフォーマンスが落ちることだけを心配しているわけじゃないんだよな。

そして碧音にとってはパフォーマンスが落ちないこと、それは絶対に必要な行為です。
それが「まーちゃんは私のもとに帰ってくるの」発言です。
碧音にとってステラマリス、本校アイドル部にとって居場所を作る行為は実力を示すことと同義です。これは自分が勝ち取ったものなので不動の真理です。
そのため本校時代の舞菜に居場所を作ることができなかったことも自分たちに実力が足りなかったからだと碧音は考えているのかもしれません。
だからこそ本校アイドル部の誰をもを黙らせることができる実力を示せば、そしてKiRaReという居場所よりも上であることを示せば舞菜は返ってくる。
そういった意図での「決勝で戦うのが楽しみ」発言が見えてきませんか?言葉が足りなすぎる…。

ステラマリスはアニメの作中最強絶対王者のユニットなので実力が足りていなかったことはないのではと思われるかもしれませんが、本校アイドル部にはステラマリスと実力が並ぶと言われるユニットが存在します。そう、トロワアンジュです。
基本的に同じ大会に出ることを学校に禁じられている(これはゲーム版の設定でアニメで語られてないので話に持ってきたくはないのですが)ため、トロワアンジュとステラマリスのどちらが上かという格付けがなされません。
ステラマリスが執拗に実力を見せつけることにこだわるのはトロワアンジュの存在もあるのかもしれません。

さてライブシーン『Like the Sun, Like the Moon』です。

このライブは視聴者には観客の反応を通じて絶対王者であることを感じさせますが、
歌詞を紐解くと碧音・ステラマリスの気持ちが見えてきます。

「時めく気持ち伝えて 遥か海の星へと」これは星に願いをかける普通の歌詞に見えますが、ステラマリスの訳が海の星であることを考えると気持ちを伝えることで、(舞菜が)ステラマリスに来てくれる、という願いが込められています。同時にステラマリスの3人にとって仲間との絆を示すものであり、さらにKiRaReの6人にとっては遥か強大な王者に挑むという行為を想わせます。

そして「たった一瞬だけで(中略)魂さらけ出す舞台へ」の歌詞から、先程説明したようにステージを通じて魂をさらけ出すことができる、つまり言葉がなくとも気持ちを伝えることができるという行為が示されます。
続く「妖しく微笑み」「優しく見つめて」からの「あなたを逃さないよ」も直接の言葉を介さない舞菜に向けたメッセージです。
永遠に踊り、歌うことでしか繋がれない彼女たちの不器用な想いです。同時に碧音を逃さない(もしかして私や珊瑚には関心が無いのかな?)という珊瑚と瑠夏視点の解釈もできます。

この歌のモチーフに太陽と月が選ばれているのも語らず人々を照らすものであり、居場所を作るもので、そして星は人を導く(海の星、導きの星はステラマリスの別名であり、金星のことです)という意図も込められてるのかもしれません。
太陽や月はとても大きなものですが、さらにここに星という要素が足されることでKiRaReのモチーフも星ですから、同じ輝く星として、同列のステージに立ったという表現もありそうです。


さてこのライブにKiRaReの面々は圧倒されますが、舞菜だけは拍手を送り微笑みます。
この微笑みの意味ですが、もしかすると舞菜は未だに居場所を作ろうとしてくれた碧音から逃げ出してしまったことで、舞菜本人だけでなく碧音が辛い想いをしているんじゃないかと懸念していたのかもしれません。
自分の悩みを解決したことで他人にも目を向けられるようになったわけですね。1話でステラマリスの映像を直視できず逃げ出してしまった状況との対比よ…。
そのためステラマリスという仲間と共に最高のパフォーマンスをする碧音を見て安心した。

何故なら舞菜には仲間(居場所)がいたから最高のパフォーマンスができた、という経験があり、その理論に乗っ取ると碧音が素晴らしいパフォーマンスが出来ているのは、素晴らしい仲間という居場所があるからだと想像できるからです。
ステラマリスの理論である最高のパフォーマンスを示したことで生まれた居場所で最高の仲間に出会うことが出来た、とは因果が完全に逆転しているからこそのすれ違いが読み取れそうです。
どちらも歌と踊りがつないでいる絆ではあるのですが、舞菜と碧音は共に歌い踊り通じあった過去があるからか自分の理論が相手にも当てはまるだろうと考えてしまっているのが難しいですね…この2つの理論は2人が離れた場所で得たものなので…。

舞菜の説得でKiRaReの面々が前を向くシーンはそのまんまなので省略です。

そして特殊ED、宣誓センセーション、未来への期待、無敵感ですね。

第9話 「向こうの親御さんには私から連絡しておくわ」

紗由回です。
集中できずに転んでしまう紗由ですが、似たシーンは6話冒頭にもありましたね。
それと対比して1話から身体が成長している舞菜。
6話で紗由が悩みの片鱗を匂わせたときに舞菜は心配こそすれ踏み込むことができませんでしたが、7話を経て精神的にも成長、変化している舞菜は、紗由が再び悩みを匂わせたときに助けになろうと積極的に踏み込んでいるんですよ。そしてそれは7話で紗由が舞菜の悩みに踏み込んできてくれたからでもある。
リステDDのこういう過去にできなかったことができるようになっている繰り返しの構図が好きだ…。

舞菜が鏡をみながら練習しているのも自分だけの表現から観客の目を意識した表現、つまり他人を気にする余裕ができたということの表れでもあるかと思います。

舞菜(の叔母)の家という場所も紗由にとって5話の作詞で自分のポエム、気持ちを理解してくれた場所なので理解者を求めて逃げた先の場所として正解なんですよね。過去の積み重ねだ…。

さて風呂のシーンです。「誰かと風呂に入るのは久しぶり」やアヒルの玩具で遊ぶという行為でその幼稚性が描かれます。単純にしがらみを捨てて服を脱ぎ2人が裸で向き合うという要素だけでなく、童心を取り戻す場所という視点が過去の気持ちに向き合う過程として正しい舞台演出です。
まず舞菜と紗由はアヒルで遊びますが、そこには楽しさという要素がある。1話から2人を繋いできたのは共に踊ったことによる楽しさです。
そして楽しさで心を通わせた紗由は悩みを打ち明け、そして舞菜はそれを受け入れて改めてアヒルで遊び楽しさを再認識する。
このアヒルで遊ぶ行為が舞菜と紗由2人でのアイドル活動で2人を繋いでいる絆の暗喩になるわけですね。

そして部室を訪れる紗由の両親。
謡舞踊部の部室は紗由にとって親から離れて夢・未来だけを見ることができた逃避の場所でしたが、両親とのしがらみは消えることはないので過去と向き合い解決することが必要なんですよね。
紗由母の「どうしてわかってくれないの」、この作品を通じたテーマである相互理解の難しさを端的に表していますね。

「見るだけですよ」の発言ですが、この作品ではステージを見ることで人は認識を変えることができます。
みい先輩は変わりました。謡舞踊部の活動を認めていなかった、その過去の象徴である生徒会副会長としての腕章、メガネ、おさげのままでステージに立ち、アイドルになる。それが仲間にも、生徒会メンバーにも、観客である生徒にも認められていることで、身を持って示します。サバゲ部部員がサバゲではなくアイドルの道を進む香澄とかえを応援しているのも他人に認められることを証明しています。

そして香澄はアイドルの道を紗由たちに選ばされたことで救われていることを語ります。香澄だけでなく謡舞踊部を再始動させたのは紗由なので、紗由がKiRaReすべてのはじまりだったんですよね。それが紗由に返ってくるの、あまりにも美しい。
声が出なくなったトラウマがあるかえが噛んだあともしっかり目を合わせてを見て紗由を励ますシーンもいい。

そしてライブシーンです。2話で舞菜の手を引いてこのステージに上がった紗由が9話では舞菜に手を引かれているのが美しい…。

『ステレオライフ』の歌詞、ユメとリアル、理想と現実の歌です。紗由にとっては理想がアイドルとしての夢、現実が両親の期待に応えることですが、一方紗由の両親の視点から解釈すると娘が自分の思うまま正しく育ってくれることが夢、そして現実が言うことを聞かない娘という真逆の構造なんですよね。
「大人になるってこと それは何かを諦めるわけじゃない」まあ歌詞の趣旨としては理想も現実も否定せず清濁併せ呑むぞみたいな感じですけど(雑)片方だけじゃなくて両方を認めることで、紗由にとっても、両親にとっても良い結果につながるようになっている構図がこれもまた美しく、紗由の夢を追いたい、という気持ちが両親に伝わっただけでなく両親(両親の夢と表現しても良い)にとっても刺さる歌詞になってるのが素晴らしいですね。
大人と子供の文脈があるのも前半で幼稚性を描いたこととの対比でこれまた良い。

そしてライブ後ですが、まずライブ前は紗由母に気圧されていた紗由父がまず前に出る変化がいい。
「生き生きした紗由をみたのは随分久しぶりだった」「中学に入ってから家であなたの笑った顔をあまり見てなかった」紗由両親にとってもまた娘の笑顔が最高だという忘れてしまっていた感情を取り戻した形になりますね。
そういえば5話で紗由がキーボードを上手に弾くシーンがありましたけどきちんとした音楽教育受けてないとできないでしょうしそこからも娘の音楽活動を応援していた過去の時間が伺えますね。

第10話 「戦闘力がどんどん上昇している」

本校潜入回です。
ステラマリスの考察は8話にだいたい書いちゃったんでそんなに書くことないですね…。
テトラルキアとトロワアンジュのアニメにおける立ち位置もよくわからない…。まあ原作だとまだ出てこないキャラだしね…。
いい感じの考察をこじつけ出来る人待ってます!

珊瑚と紗由のじゃんけんバトルの結末ですが、珊瑚が「やるわね」と紗由のことを認めてるの好きですね。12話で紗由が珊瑚を褒めるくだりにつながるので…。

碧音と舞菜の再開のくだりです。
舞菜を碧音のところに連れていく瑠夏ですが、8話で舞菜の話題を避けた過去からどういった心境の変化があったんでしょうか。「かえってくるの」発言を聞いて碧音と舞菜は話あうべきではないかと判断したんですかね?

舞菜も流された風はありますがしっかり碧音に向き合うためについてくるのは変化ですよね。舞菜と碧音との決別ですが「ずっと(中略)一緒にアイドルになるって夢見て」の発言が9話紗由とのずっと一緒とかぶりますね…。碧音とはずっと一緒じゃないんだ…。
ここ、新しい仲間と新しい夢を見つけた、じゃなくて「もう夢なんて忘れてたはずなのに」なのでその夢はやっぱり碧音と共に抱いてた夢のままなんですよね。過去は繋がってる…。
また逃げ出しそうになって、それでも仲間と一緒なら、みんなが居てくれたから大丈夫だった、そして新しい仲間と夢を見たい、という今の気持ちを突きつけるわけです。
本校アイドル部という環境の話じゃなくて仲間の存在を理由にもってきてるせいで逆説的に碧音と一緒じゃまた逃げちゃいそうだし夢も見れんから不足だ、みたいな話になっちゃうんですけどそこはまあ相対評価しちゃダメだよな、うん…。

さて言いたいこといって満面の笑顔で仲間の元に帰る舞菜と対比して、取り残される碧音ですが、「本当に、強くなっちゃったのね」これは8話で説明した強くなった結果そこに仲間が、居場所ができる、というステラマリスの文脈が舞菜に当てはまるので碧音はこれを否定は出来ないんですよね。ただまだその事実を咀嚼するには気持ちがついてこない、悲しいね…。
個人的にはこの対話でもう舞菜と碧音のすれ違いの決着はついてると思ってるんですよね。碧音の気持ちの整理がつくのが11話そして12話ということで…。

「なんでもない」と瑠夏に返す碧音、これは瑠夏が碧音に8話で言った「なんでもない」と同じ、心配させまいとするセリフ。不器用…。
そしてこの「なんでもない」にはもう一つ解釈がありそうなのですが、それは11話の考察で語らせてください。

第11話 「駄ポエムは駄ポエム」

さて対ステラマリスの勝率が0%であるということを告げられたKiRaRe。
紗由と舞菜は高尾山に向かいます。
ここで紗由は幼い頃の、楽しくアイドル活動をしていた時期を思い出します。両親にも笑顔で応援されてるの最高だな!過去を想起させたアイドルの子たちは別に優勝してるわけじゃなく楽しくアイドルやってるだけなんですが、紗由にとって拍手を受けた楽しかった記憶と優勝の記憶が紐付いてるせいでプリズムライブでも優勝すること、勝つことこそが目標みたいに少し歪みが生じてしまったのかもしれませんね。

オルタンシアと勝率について語る舞菜紗由。舞菜は勝率を気にしていませんし、オルタンシアは勝利よりもアイドル活動を2人で楽しむことこそが目的という話を聴き、改めて舞菜との会話で紗由もまた勝つことよりも大事なことを思い出します。
高尾山にリフトで登り、見たこと無い景色を見る舞菜紗由。学校が小さく見えたりと視点をちょっと変えるだけで新しいものが見えてくるわけですね。
オルタンシアに敵わないと思う紗由→少しわかるという舞菜→舞菜の気持ちと同じだと気がつく紗由という過程でオルタンシアに適うみたいな感じになってるのわかりやすく勝率が上がったみたいな印象がありますね。
2人の過去のエピソードにおける心情を打ち明け合う2人。「紗由さんは違うかもしれないけど」「ううん、私だって同じだよ」で違うエピソードを経ていても近い気持ちがあること、そして紗由の歌詞であればその近い2人の気持ちを同じ言葉で表現できることに気が付きます。

自信満々でKiRaReの面々に紗由のポエムを披露するがイマイチ反応が良くない(まなさゆ全肯定、かすかえ一部肯定、みずみぃ微妙)、でも舞菜がそれを歌に乗せたことで最初の部分に関しては満場一致で反応が良くなるんですよね。歌詞は単純な言葉だけでない、歌・ステージを通じてなら伝えられるという力の表れです。この歌詞は2人の気持ちを載せた歌詞ですがきちんと他人である4人にも伝わる。それすなわち聞き手、観客にも気持ちが伝えられるということです。そして2人で作ったものでもそうなのだから、6人で作れば単純計算で3倍観客に刺さる!さらに曲が作られる過程の描写で5話の作曲パートと同じ構図を描くことであれほど完璧な論理展開で作られ、7話で完璧なステージを決めることができた楽曲『キラメキFuture』を超えるものができることを感じさせるんですよね。

さらにダメ押しの作中曲『OvertuRe:』が流れるシーン、高尾の風景からはじまり、5話の作曲パートと同じ構図から更に進んだ絵が描かれます。舞菜と紗由のパート、失った夢の続きを語る歌を、舞菜と紗由が9話で心を通わせ、永遠を誓った場所で。香澄とかえのパート、過去と向き合うことの意味の歌を、香澄の過去だけでなくKiRaReの6人を1~4話でつないだ『ミライKeyノート』を聴きながら。そして6人が歌うのは仲間の力を、ここまでの全てを仲間と共に刻んできた謡舞踊部の部室で。

もうここまでの演出で完全に『OvertuRe:』完成シーンは5話の『キラメキFuture』完成シーンを超えていますが、さらに5話には無かった追撃が入ります。『OvertuRe:』、1番だけでなく2番に突入してライブシーンも追加です。瑞葉とみいのパート、舞台に仲間と共に立つことができる喜びの歌を。11話を通してぶれることがなく制服を着続けた瑞葉に制服を着せる変化と、仲間と観客に応援され、2話では舞台の外から見ていた景色を舞台の上から見ながら。

そしてKiRaReは過去に向き合い、乗り越えたという強い気持ちを持って、未来への想いを語ります。この短い1曲に今までの全てを、11話分どころか描かれていない過去の重さも含めて全て込めてるんですよね。
流石にここまでしつこく描かれたなら視聴者もこんなん勝率0%の壁を超越できる気がしてくるどころか勝てるぞ!の気持ちになってくるんですよね。この強引すぎるゴリ押し論理展開、本当に完璧ですよ。

さて順番が前後しますが一方のステラマリスのライブパート。曲は『Secret Dream』。
ここも解釈が難しいですが、ステラマリスはステージで歌い踊ることでしか夢を語ることが、相手に気持ちを伝えることができないという、最終決戦に向けて曲を作ったりなんやかんやしてるKiRaReとの対比がある気がするんですよね。これは単純にステラマリスがプロに楽曲を依頼してるからKiRaReと同じことができないというのもあるんですが、もっと実力主義の中で生まれたスタンスの差があると思っています。
歌の中では秘密にしていた夢を放てますけどおそらくステージの外でKiRaReのように自分のことを仲間に相談したりはしないんですよね。
実力主義の中で生まれたスタンスでしょうが、悩み苦しみステージ外でもぶつかりながら成長してきたKiRaReと比較してステージの上だけでぶつかり成長してきたステラマリスは全く別の方向に純粋でとても美しい。

ここで振り返って、10話の碧音、舞菜に1回も「帰ってきて欲しい」とは言いませんでしたね。「帰ってくる」という事実の時期を訪ねただけで。否定もしなかった。
ステラマリスの碧音にとってはステージ上での表現だけが夢を語ることであり、相手に気持ちを伝える手段で、ステージ上でしか語る言葉を持たないのかもしれません。

思えば舞菜という守るべき存在も今のステラマリスの碧音にとってはノイズだったのかもしれませんね。
強くなり、ステージの上で戦い、勝つことで全てが手に入る。それが正しい理論だとするのであれば、「仲間を得て強くなってしまった舞菜」はもはや庇護する対象でも守るべきだった仲間でもありません。
10話の碧音には、舞菜との決別という悲しみよりも強い気持ちが生まれてしまった、舞菜が強くなったのであれば、それはもちろん戦い、倒すべき相手になったということです。
7話で舞菜に再開したときに告げた「一緒にステージに立てて嬉しい」「私達はライバルね」「戦うのを楽しみにしている」の軽い文脈ではなく、真実の意味で舞菜をライバルとして認めた、そういった意味がこの11話での舞菜と戦うのが「本当に楽しみ」というセリフから読み取れないでしょうか?戦闘民族!

『OvertuRe:』という最強の楽曲を手に入れたKiRaReとそれを迎え撃つ王者ステラマリスの対決、本当に楽しみになってきましたね!

第12話 「これが、私たちの」

さて最終話、東京予選決勝戦です。

この決勝戦の舞台にSWEET APPLEとかいうなんもかんも全然わかんない一切内面の描写がないユニット混じってるの結構好きなんですよね。
彼女たちも作中に描かれていないだけで夢を持って、いろいろ抱えてこの舞台に立っているだろうことが容易に想像できますし、SWEET APPLEだけでなく、この決勝戦は作中で描かれなかった沢山のユニットの夢の上に立っているということを匂わせるので…。

昼休み前、KiRaReとステラマリスの邂逅。
ライブ前に紗由が珊瑚を認めるの本当に良いですね。本来紗由はステラマリスがすごいユニットだってことを最初から知ってたはずなんだよな…。
舞菜と碧音の対話、会話の内容こそ宣戦布告で物騒ですが2人とも終始笑顔で会話をしてるのが本当に嬉しいんですよね。ここにきてようやく姉妹は過去と同じように、同じ気持ちで一緒のステージに立てたんだと思います。2人の道はKiRaReとステラマリスの2つに別れたとしても…。

緊張するKiRaReのメンバーとそれを支えるパートナーの図。

自信を失った瑞葉の過去を肯定するのはKiRaReの長谷川みいではなく、その過去を全て見てきた生徒会副会長の長谷川実としての視点からという表現を語尾の変化で表現するの素晴らしいですね。

一方声が出せなくなった過去の再現を恐れるかえを励ますのは香澄です。何故なら彼女も形こそ違えど自分の声を失ったという過去を乗り越えてきたから。過去と違うのは今は仲間がいるから。

そして舞菜と紗由は仲間によって変わることができた自分を自覚して、未来に挑みます。

この3組を通して内面描写から過去、現在、未来と視聴者を視点誘導してステージに持ってくる構成、期待が高まりますね。


そしてオルタンシア、SWEET APPLE、ステラマリスの3組はそれぞれの想いを持ってステージに挑みますがそのシーンはほぼカットされます。12話はKiRaReの物語、ここではあえて映すべきではないということでしょうか。

ステラマリスのアンコール、ライブこそカットされましたが、この常識的には考えられない観客の行動があれだけ完璧と描かれた8話のパフォーマンスを超えている凄まじさを語ります。

そして帰り始める観客たち。香澄が「ボクたちには興味ないってこと?」紗由母が「何帰ってんのよ!」と過去に自分が言ったセリフでKiRaReを肯定するの、KiRaReのステージを見ることで人は変われることの証明なんだよな…。

そして岬珊瑚です。
瑠夏と碧音はこのアニメを通してほぼ他人に対して自分の要望や気持ちをステージ外で語っていません。これがステラマリスのスタンスだと思いますが、珊瑚はまだ本校アイドル部に染まっておらず、悪い言い方をすると未熟だから2人ほどそれが徹底できないんですよね。
今まで観客やKiRaReに対して余計なことを言ってきた未熟さが描写されていたからこそ、ここで違和感なく他人である観客・そしてKiRaReのステージにも余計なことができて、そしてそれが結果的にステラマリスの、碧音の「舞菜と戦いたい」という願いを叶えることにもなってるの、本当に美しいですよ。
紗由母がいくら観客を引き止めても効果はありませんでしたが、岬珊瑚は引き止められるんです。何故ならステラマリスにはそれができる実力があるし、ステージの上のアイドルは全てを手に入れることができるからです。

そしてライブシーン、「OvertuRe:」です。
帰りかけた観客がまたステージの方を向き、改めてステージに向き合う行為とOvertuRe:の歌詞である過去を乗り越えてまたステージに立つRe:ステージの文脈がシンクロするの本当に天才ですよ…。
人は変わることができる、その文脈はもはや人の領域を超えて曲のアレンジにまで到達します、神か?
観客が帰ってきてKiRaReの6人の夢が重なり間奏で会場全体が一瞬だけ黄色に染まり、そしてまた別々の夢である個人の色の輝きの集合になるの本当に美しい、常に赤一色のステラマリスとの対比…。

そして間奏後、11話で省略されたCメロに突入します。
「心の本棚その奥の方ずっと見ないふりして隠していた」の歌詞で画面が碧音にフォーカスします。碧音が表に出さずに隠していた感情、舞菜との決別に対して、そして過去に舞菜と共に過ごした夢の日々に対する感情ですね。
このステージを通して舞菜がモノローグを通して碧音に語りかけるセリフの内容は10話で直接碧音に伝えたセリフとそこまで変わりません。
でも今の碧音でなく、過去の感情に向き合っている碧音にはそれは違った意味をもって伝わり、過去の舞菜を想い、そして決別を改めて自覚して呼び名をまーちゃんから改めて舞菜に変え、涙を流すんですよね。
そして今の碧音には、その碧音を支えることができる仲間がいる。
だから曲が終わった後碧音は前を向いて笑うことができる、本来はステラマリスにないKiRaReの文脈で、でもそれが完璧なんですよね。

このライブを通じて本来勝ち負けに最もこだわるべきであるライバルユニットたちが、KiRaReが前に進むことを祈るの、視聴者、観客、そして審査員の代弁だ…。

予選終了後、敗北を自覚して改めて涙を流しながら前を向く6人、美しいですね。
ここまでしっかり過去を乗り越える描写を丁寧に描いてきたからこそ、そしてその素晴らしさ、美しさを歌い続けてきたからこそこの敗北を塗り替えてまた前を向くことができるんですよね。

そして予選突破の報と共に挿入歌兼ED曲として流れる367days、過去の肯定が未来につながって今があること、そしてその未来への夢、改めて再び立つプリズムステージの舞台の絵で、歌詞は「いまここがキミとあの日夢見たスタートライン」なのRe:ステージドリームデイズのタイトル回収としてあまりにも完璧…。
終わりはそう今始まりへと変わるんだよな…。

おわりに

さてこんな感じで12話すべて改めて振り返ってみましたが、本当にオタク(一人称)話が長いですね!
全部読んでくれたならありがとうございます。
わからない部分を妄想で補完した考察も多々ありますし、ぼくが書ききれなかった、ぼくが気がついていない描写もたくさん有るかと思うのでみなさんも何回もアニメを見て1周目の視聴で見つけられなかった描写や自分なりの解釈を見つけたり妄想してこじつけてもらえれば楽しいと思います。

楽曲とかゲームとかライブとか、アニメ以外にもいろいろ語りたいことは尽きない作品なので、アニメが気に入った人は是非他のメディアミックスにも触れてみると楽しいと思います。
特にKiRaRe以外のチームはアニメでは描写が薄味なので是非楽曲やゲームに触れていただけると!特にゲームで描かれるアニメ後のステラマリスの変化は是非見て欲しい…。

ではでは~

For you! For みい!のみいって何なんだよ

ちょっと思いついたこと書こうとしたんだけどTwitterで説明すると長くなりすぎなので記事にしとこうと思った。
ここ好き!っていうだけなので内容はないです

というわけでRe:ステージ! ドリームデイズ♪SONG SERIES④ Personal Musicに収録されている長谷川みいのキャラソン、For you! For みい!の話である。
youtu.be

聴いてる?聴いてない、そう‥。多分どのサブスクでも聞けるから聞いてね…。適当にリンク貼っとくね…。

For you! For みい!

For you! For みい!

  • 長谷川みい(CV:空見ゆき)
  • アニメ
  • ¥250
music.apple.com
open.spotify.com
www.shazam.com


アニメだと第4話「もう終わりだみぃ」でみい先輩が秋葉の路上ライブで歌ってたやつですね、設定的にはおそらくみい先輩が一人で作詞作曲したんかな?って曲です。
AメロBメロサビ間奏BメロAメロって逆転してサビに行かずに間奏に入ってCメロAメロ(!)サビの構成が天才みたいな話でオタクが盛り上がってますけど、
ぼくは今日はこの曲の歌詞にある"みい"って何なんだよっていうことについて書こうと思います。個人の解釈なので本当にそういう意図で書かれた歌詞なのかは謎です。こうだったら面白くないですか!ってやつです。

みいって何なんだよはこの曲のテーマでもあるので曲中で死ぬほど説明が入ります。

まずイントロで「い・く・よ」の警報に対して「みい!みい!」の掛け声が入ります。ここにおける"みい”は単なるコール・掛け声(感動詞)でありながらかつ長谷川みいというアイドルの名前コールにもなっています。
一音で呼べる名前の強みですね。ふーん、いい名前じゃん。

次、Aメロです

みい はミラクルの みい
はミラーボールの みい
はドレミファソ 3番目の音

みい は自分のこと
みい は夢いっぱい 甘くて美味しいの
※ここ、あとから歌詞カード見たらみいの表記がかなり違ってて解釈も違ってたけど今回はすべて"みい"であるという前提で続けます

はい、一気に"みい"についての説明が出てきましたね。
まずミラクルのみいです。この時点ではみい=ミラクルである、つまりみい(一人称)はミラクルのみい(二つ名)であり私は奇跡を起こす存在であるという見方と、単純にドレミの歌パロディでミがつく頭文字を取った構成なのかどちらか判断できない部分があります。
次にミラーボールのみいです。1文目の最後の語尾のみいが2文目文頭のみいも兼ねます、いわゆる掛詞…って言っていいやつなんですかね…?ここで私はミラーボールらしい人物である、と形容詞である可能性を若干残しつつも(そうならばステージの上で輝く、などという意味が込められているのだろうか)十中八九は"ミ"ではじまる単語を並列して歌う構成だなということが予想できます。
そしてここからのドレミファソ3番目の音です。構成としては”ミは〇〇(ミからはじまる単語)のミ”でないという、完全に予想を崩されつつもどストレートにドレミの歌パロディが明かされるという予想を裏切る展開と予想が的中するという二面攻撃がかまされてオタクはやられた!となります。

さらに畳み掛けるように"ミは○○のミ"セオリーを崩した”みいは自分のことみい”の文章になりますが意味としては"ミは自分のこと(の)みいorMe"であり、のが省略されていると見ればギリギリ同じ構成で通ります、これは長谷川みいのみい、と英単語であるMeのダブルミーニングの面白さがあります。いい名前だな!一応”みいは自分のことみい(語尾のみい)"という解釈もでき、これでも掛詞構成が続きます。
そして最後、”みいは夢いっぱい”、これはドレミファソ~のときと同じく、ここまでの”みいは~のみい”、というみいに対する説明の構成から崩れたみいを一人称とした文章になります。前文(みいは自分のこと)でみいを自分と定義した上で続く文章となり自分は夢いっぱいである、の意味合いでなるほどとなりますが、続く"甘くて美味しいの"で若干甘くて美味しいは人間に対する形容詞として微妙では?”みい”は本当に自分(みい)であってたのか?という不安を残しつつもまあ長谷川みいは甘くて美味しいんだろうな、と保留したまま解釈します。
*1

といったようにこの単純で短い"みいは○○のみい”というフレーズの繰り返しにもかかわらずコロコロと表情を変えていく面白さ、予想を裏切る展開、面白いですね!


次にBメロ、"トロピカル気分常夏に負けないくらいに暑いよ"というフレーズでどうやら前文の"甘くて美味しい"は南国のフルーツに自分をなぞらえた表現だったということがわかり、続く"出来そうな気分弾むステップタンタタンどこまでいけるかな"のフレーズで前文の暑い、は心情を表しておりステップを踏むという明確な行為が出てきたことで一気に長谷川みいのイメージが固まってきます。


からのサビでAメロBメロでさんざん焦らしながら焦点をあわせた長谷川みいのイメージが爆発します。特に解説はしませんけどいいサビですよね。この次の文に入らないと前の文のイメージが固まらない構成、面白いですね。
解説しないって言ったけどやっぱ今書きながら聴き直してたら解釈思いついたからちょっとさせて

いっせーのせで飛んでもっと、腕をHighにHighに
断然その方が キラキラできるよ
そんなShiny Stage見せてあげる とびきり可愛く

いっせーのせで歌ってHot 声を大に大に Cuteが爆発だ
ウルウルしちゃうほど感情刺激
For you! For みい! 好きと好きが重なってく

"いっせーのせで飛んでもっと、腕をHighにHighに"はファンを煽るときの定型文であるのでこの文は長谷川みいを主語にしたファンに向けた指示の言葉で続く"断然その方がキラキラできるよ"は、普通はキラキラするのはアイドル=みいなのでキラキラできる対象はみいと考えるべきです。ただしここまでの流れを考えると、Aメロの"みいは〇〇"、"〇〇はみい"のくだりを徹底して脳内に刷り込んで(かつ擬似的に掛詞構成で自然に主語が省略されている)、Bメロで徹底的に主語、目的語となる"みい"を省略したことで、当然サビでも対象が省略されている場合それは"みい"である、と考えるべきかもしれません(歌詞で主語、目的語を省略するのは特別な効果を意図していない場合も多いが)。と考えると飛んで腕を上げてほしい対象はファンではなくみいである解釈するべきなのかもしれません。そうなるとこの文の視点は歌い手であるみいではなく、ファンの視点になっているという二重の解釈が可能になります。この意図はサビの最後で明らかになります。
続く"そんなShiny Stage見せてあげる とびきり可愛く"でここで視点はみい、見せてあげる対象はファン、とびきり可愛いのはは当然省略されているみい、あるいはShiny Stageにかかる形ではあるんですがこれ前文を踏まえると見せてあげる対象をみいにしても解釈が可能なんですよね、ファンが頑張ればShiny Stageをアイドルに見せることが可能になるわけです。お、これちょっと素敵な解釈じゃないですか?(自画自賛
で、続く”いっせーのせで歌ってHot 声を大に大に Cuteが爆発だ ウルウルしちゃうほど感情刺激"です、もうわかってきましたね、これもアイドルとファンの視点で二重解釈が可能です(ファンは歌わないけど…)。ウルウルしちゃうのはアイドルとファン両方なわけです。普通にみい視点の歌詞と考えたらここは歌ってとなるのは若干違和感のある言葉選びなきもしますが、ここで歌って、という単語にすると「(みいが)歌って(変化を表しステージ、ファンがHotになる)」と「歌って(ファンを主語にしたみいに歌ってという依頼)」の二重主語解釈が可能になります。

さてここで曲名でもあるFor you! For みい!のくだりがあってこの"For みい"は何度も出てきてる”Me”と”長谷川みい”の並列で、そこからyouとme(みい)の並列になっており、ファン(you)とアイドル(me)を示します。ここまでの二重構成説はオタクの妄想でしたが、ここでFor Youの文脈とFor みいの文脈が並列して同時に実際に出てきます。さて二重構成二重構成言ってたけど主語をファンとしてとったforみいの文脈が何を意味するかというとこれによりファンへ届ける(for You)長谷川みいというアイドルの素晴らしさを称える歌詞が長谷川みい(for みい)へ向けた歌詞になったことで長谷川みいへの自己肯定の応援歌に変化するんですよね。
そしてもう一つの解釈、For You!For me!のYouを長谷川実(ファン)、Meを長谷川みい(アイドル)、あるいは単にMeである長谷川実に捧ぐ歌として読んでみたらどうですか?長谷川実による長谷川みい賛歌になりませんか?あるいは長谷川みいによる長谷川実への応援歌になりませんか?
"好きと好きが重なってく"でここで2つのバラバラ視点だった歌詞が同時に存在することが許容され、ファンとアイドル同士の好きが重なることで効果を増大させる効果がありますし(1+1は20倍あるいは100万なので)、長谷川実と長谷川みいの好きが重なるって見方もできますよね、みい(Me)を好きになってくれ!という巨大感情ですね、何故なら長谷川みいは実在人物ではなくアイドルとして愛されるために生まれた仮想のペルソナなので…(いやもうみい先輩はみい先輩のほうが素なような気もしますが…)


さて言いたいこと大体言ったしで2番以降は雑に行きます。
2番前にも、警報からのみい連呼が入りますがここのみいでは様々な表情を見せています。飽きさせない工夫!
警報が入るからにはここオタクコールパートなんでしょうけどオタクもみいニュアンス再現するんですかね?


2番B、なんか急にマシュマロヘブンの話になってます。1番Bと同じく甘さのアピールですけどなんで急にマシュマロの話になったのかわからん…。マシュマロが好きだったから歌詞に入れたかったんですかね(雑)。
と思っていると続く”いつだってオープン 気になるならこっちおいで”、でどうやら客寄せをしているであろうことがわかります。
そう、これはアニメだと秋葉原の路上ライブで歌っていた曲です、初見を振り向かせるための曲でもあったのです。こうなると謎の甘さアピールの意味もようやくわかってきます、みい先輩にとって足を止めさせるもの=甘いものなんでしょうね、先に言ってくれ!いやあえて1番の既存ファンで盛り上げてから2番で新規ファンを集客するための構成…?策士!
さて曲コンセプトがわかってくる何故ここまでみいを連呼してたのもわかってきますね、不特定多数に向けた名前を覚えてもらうための自己紹介ソングだったんですねこれ…。いやキャラソンが自己紹介ソングを兼ねてるのは珍しくはないんですけどそこは原作設定を普通に拾ってくるんだ…。
ここまでの徹底して次文まで聴かないと前文の意味が通らない特殊な歌詞の作りもこうなると少しでも足を止めさせるための工夫なんじゃないかと思えてきますね。面白いな…。


続いての2番A(順番がおかしい)

みい はミネラルの みい
はミルクレープの みい
はミソ#シ EメジャーのRoot

みい は猫だったり
みい と会いに来て まだまだショウタイム

1番と同じ構成ではありますが"ミソ#シ EメジャーのRoot"でドレミの3番目の音から急に音楽のレベル上がってるのがツッコミどころで面白いですよね(もはやミ関係ないし)。
ていうかさっきの集客目的ワード出すって目的ならミルクレープはわかるけどミネラルをチョイスしたの何…人体に不可欠であるアピール…?
みいは猫ではないので単純に鳴き声(みいは可愛いものが大好きみい)、みいと会いに来ては普通に文章として通るのとみいと会う、とMeet(会う)をかけたダジャレですね、何でもありになってきましたね、面白い!


から間奏挟んでC

肩の力抜いて 指先まで意識
繰り返し続けて
ドキドキしちゃう景色を キミに見せたいから
まだ何回でもできる気がする

この歌詞の視点はfor youとfor meのどっちですか?"キミ"が意味するのはファンですか?みいですか?面白いですね。


そしてラスサビ前のAです

みい はミサイルの みい
はミートソースの みい
はここにいるみんなが大好き
みいについてきて
みいは歌って踊る
1番 かわいいの誰?

さて一転攻勢3文目でみいを一人称にした文が始まり、続けてみいについてきて、みいは歌って踊るとみいを主語、目的語とした文が続きます。
そして最後に1番かわいいのは誰?という疑問文です。ここまでしつこいぐらいにみいを形容する文をぶちこんでおきながら最後の最後で1番かわいいの対象を言わずに問いかける構成にシフトするのずるいですね、
当然期待される回答は"みい"と思われますが、ここでファンに"みい"と言わせることで、ファンによる他のみいコールも全て1番かわいいの意を内包した"みい"になるんだよな。ほんとか??

そしてラスサビ、歌詞としては最初のサビと同じなので特に言うことは有りませんが、最後に”ああ最高のStage”の1文が追加されています。
最後まで聴いてくれたかな?誰か足を止めてくれたのかな?for you、届きましたか?youとmeへの好きと好きは重なったかな?最高のStageだね…わかる…。


とこんな感じでしょうか、何いってんだオタク、完全に怪文書

終わり

*1:ここ、後からオタクに歌詞カード見せてもらったんですけどみいの部分が漢字表記の実だったのでみいは~であるの構成のままでした。実は甘くて美味しいの意になります…そして実(み)は当然みい先輩の本名である実(みのり)とのダブルミーニングでもありますね、わかるか!畜生いい名前だな!

たのしかったPカップのおもいで

1st Anniversary プロデューサーズカップ走りました。

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Pカップ結果
結果は芹沢あさひ14位です。ファン数約3億ほど稼ぎました。
たのしかったです。(夏休みの日記赤点落第)

まあそれはそれとしてどんな流れで走ったかとかどんな思考でどんな編成で走ったかとかそういう自分を語るやつを備忘録的に書いていこうと思っています。
結構みんな走り方の情報隠してる感じだけどまあもう終わったイベだし次回はまた環境変わってるだろうしそもそもぼくのやり方手持ちでやりくりしただけだしあんまり参考にならんだろうし別にいいかなって感じで書いちゃいます。
例のごとくひたすらにクソ長いし読みにくいやつになってしまったけどたぶんみんなGWいろんなイベントで忙しいと思うんでいろんな待ち時間の暇つぶしにでも読んでくれたらいいんじゃないかな。

ぼくとアイドルマスターシャイニーカラーズ

いきなりどうでもいい思い出話からはじめます。次の章までPカップはじまらないので飛ばして良いやつです。ぼくはアイドルマスターシャイニーカラーズとはサービス開始前から因縁があってサービス開始日にはじめてたんですけど、2018年の6月11日以降一切ログインしてませんでした。

で、ガチャの加入日履歴から見た感じたぶん復帰したのが2019年3月12日っぽいです。TLで1stライブの話が盛り上がってて新規で始めてる人がたくさんいて、ふーんぼくも久々に復帰してワシも若い頃はこのゲームやってたんじゃよ面してやるかみたいな軽い気持ちでログインしたんですよね(オタク話に混ざりたがりがち)。Pカップ開始日が4月12日なのでちょうど復帰1ヶ月での参戦になります。
2018年の6月11日、わかる人はわかると思うんですけどオーディションの仕様に修正が入った日ですね。ぼくは修正前の自分の判定でCPUのアピール値を操作できるオーディションの仕様がめちゃくちゃ好きで、今思うとかなり"浅い"解釈なんですけど修正のパッチノート見てこんなの全部パフェ出すだけの運ゲーじゃねえかこんなんでLAが取れるかってキレてそのままログインしなくなったんですよね。ちょうどその頃ファッションドール甜花ちゃんのほぼ同性能上位互換みたいな身支度甜花ちゃんが他キャラを差し置いた理解できないタイミングで実装されて運営の調整能力に疑問を抱いてたのもあります。


で、軽い気持ちで起動したんですけどなんかグレフェス実装されてるし(当時はリハーサルしか無かった)ガチャ引くと新規カード引けるしでシナリオ読みたくなるじゃないですか。上から目線でほーん運ゲーになったゲームシステムでもプレイしてやるかみたいな感じで触ってたんですけどまあ負けるの嫌いなんでやれることはやっとこうって感じでアピール値計算とかしてLA取りに行くじゃないですか、そんな感じでやってるうちに気がつくんですよね、このゲーム、しっかり計算して考えたらまあ多少運要素あるにしろどの流行でもWING9割以上は勝てるように出来てるしそこまで運ゲーでもないな、もしかしてちゃんとプレイヤーの行動が想定して調整されているのでは?って。まあ実際んところ発揮値は6/11以前と変わってないんでそれはただの偶然だとは思うんですけど理由はなんにせよ勝てるようにはなってたわけですよ。んでちゃんと考えたら勝てるってわかってきたらそりゃゲームとして面白いもんで、手持ちのPのTRUEやらコミュやらをガンガン回収しつつもうおー、シャイニーカラーズおもしろ~!って現金にも思っていくわけですね。

maisankawaii.hatenablog.com
楽しすぎてこんな攻略記事を書いたりもしました。

そんな流れの中でニコ生でストレイライトのPVが流れピクニックイベントなり無料10連なりエイプリルイベなりファン感謝祭なりストレイライト実装されてふせったーにシナリオの長文お気持ち考察感想文を投稿したり新宿に広告が出れば見に行き秋葉に広告が出れば見に行きと怒涛の供給を消化してすっかりシャニマスのオタクに戻ってきてうお~はじめて歌姫勝てた!Sランクアイドルいけるやん!とかキャッキャしてたところに来た4/10。Pカップの告知です。(下のツイートは開始日のやつですが)

さてさて、くだらない前置きはここまで、Pカップがはじまります。

Pカップ告知~Pカップ開戦まで、戦いに備えようの巻

さてなんか新しいイベントがはじまったぞとは思ったもののランキング形式のいわゆる感動イベっぽいしガチ勢向けコンテンツでぼくには縁のないやつやろな、まあ無難に参加賞だけもらいますかねと思って流してたんですが、TLのシャニマスPたちの反応がどうにもおかしい。歴戦のソシャゲ廃人たちが地獄のイベントだの古戦場のほうがマシだの嫌だもうやりたくないだの運営無能気が狂ったのかだの、とてもソシャゲのいちイベントに対してのものとは思えない壮絶な反応ばかり。ほほーんこれはどうやら予想以上にヤバいやつらしいぞと思って調べてみたところまあ出るわ出るわ、とにかくイベ期間が長くて寝れない、課金でブーストができない完全暇人勝負、報酬があまりにもしょぼい、極めつけに前回より報酬枠が狭いなどの情報が。うーわ怖いランキングには絶対近寄らんとこって気持ちを固めつつも、とりあえず参加するからにはファン数を稼ぐプレイというもんを改めてちゃんと考えてみようということになりました。

アイドルマスターシャイニーカラーズにおいて、TRUE ENDを見る条件である50万人を超えたファン数稼ぎというものは基本的に意味がありません。一応Sランクや七彩メモリーズ、歌姫楽宴といった超高難易度オーディションをクリアすることで高確率でゴールドチケットが出る報酬枠や大量のSPが手に入るものの、それにしても何度もクリアするメリットはないし、あまりにも高難易度で下手するとスピアがいないはずの得意属性でも競り負けるという完全にサポートが育ちきった廃人向けの趣味コンテンツという印象しか有りませんでした。
とはいえPカップはファン数を稼ぐイベント、この高難易度オーディションに勝ち続ける方法を考える他ありません。まず方針としてはVi1極で行くことにしました。これは単純に他属性のサポートSSRを4凸していないというのもありますが、そもそも普段から1極得意属性でもTA勝てるか怪しい七彩や歌姫で中途半端に2極を作って手札事故起こしてTA落とす可能性を上げるのはリスクが高すぎるという判断です。先に述べたようにこの頃のぼくはようやくSランクアイドルを作り歌姫楽宴への挑戦権を得られるか得られないか微妙な線みたいなプレイをしていました。具体的に言うとシーズン3を使って十分に育てた上でTHE LEGENDの流行Vi2位は避けて1位と3位(3位TA+1位LA)のときだけ狙い、七彩メモリーズは2位と3位(3位TA+1位LA)、と歌姫楽宴にはVi2位のときだけに挑むというやり方です。(しかもこの超安全牌のやり方ですら七彩と歌姫は確率でTA負けるという恐怖の実感があった)

インターネットで他の人の歌姫周回の立ち回りを調べ、どうやら七彩メモリーズは流行にかかわらず流2スピアで勝ちにいけるらしいとの知見を得て、実際に試走してみたところこれがまあ負けることもあるけどそれなりに勝てるわけです。10万オデと20万オデ、ファン獲得数は2倍です。期待値としては50%以上勝てるなら七彩流2スピアでギャンブルする価値はあります。そして体感でこれは6,7割程度は勝てるなという実感がありました。これにより流行1位のときも2位スピアで七彩に挑戦しにに行けることがわかり、さらにあれだけ恐怖だった七彩に非スピアとはいえ勝てるのであればまあ5万オデで確実に勝ちにいってたTHE LEGENDの2位スピアCPUにも数字的に高確率で勝てるよな?という気付き。トントン拍子でプレイの見直しが進みます。プレイできない睡眠中、仕事中もひたすら脳内でシミュレートを繰り返しTAに必要なアピール値を計算、七彩流1や歌姫流1にも勝ちの目はあるとの確信。経験則から来ていた今までの自分の思い込みや常識が一瞬で崩れていく面白さ、このゲーム本当に楽しいぞ思っているうちにPカップ告知から2日間、Sランク取れるか取れないかといったレベルだったぼくは、ついには160万~230万アイドルを誕生できるまでに成長していました。

さて立ち回りの改善としてはこのような変遷がありましたが、編成にも試行錯誤がありました。まずここまでぼくの経験則からくる勝てない実感と実際試してみたら何故か勝てたという部分に特にサポートのレベルを上げたわけでもないのに大きな乖離があった理由としては、編成に最近追加されていた1枚のサポートアイドルの力が大きいです。
そのアイドルこそが、Pカップ直前まで開催されていたSSR確率2倍ガチャの限定目玉sSSR、【駅線上の日常】櫻木 真乃です

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スキルパネルの並び、金バフ、上限突破、サポートスキル、ライブスキル、ステータスすべてが強い
さてこの限定真乃、はっきり言ってすべてが強いのですが特筆すべきは何故かオーディションにおいて金バフに相当する高倍率のパッシブスキルを2つ持っているところです。
確率こそ10%と低めですが、発動条件の緩さと発動回数で期待値としては十分すぎる性能です。また、ViDa2倍/ViDa20%UPのスキルは普通のプレイでVi極で等倍に使ってもヒーローインザパーク(3倍Vi20%)互換程度の性能(ぶっちゃけそれでも十分すぎるほど強い)ですが、歌姫周回は全ステータスがバランス良く上がる性質上Da2倍の威力も馬鹿になりませんしDa審査員を攻める状況も多いです。期待値としてはバフ分抜いても3倍を上回る威力が保証されていると考えても問題ないでしょう。
このときのぼくは基本的に最終型としてステータスVi600、2.5倍Viとこの駅線上4凸スキルの2種で戦う必要SP20+30+40+50+40+40+50=230を完成形として、さらに追加で余裕があればもう1つ4凸スキル(指先の煌き)を目指していくというスタイルで試走をしていました。

この真乃が加入するまでのぼくは、4凸SSRのスキルとして指先の煌めき咲耶を採用しており、その他のSPをすべて上限突破に回すというプレイングをしていました。(他に4凸SSRがおらず特にこの編成で困っていなかったため4凸SRを採用することもなかった)で、これでWING優勝、TRUEを回収する上で困ったことは一切無かったので金バフのありがたみを全く感じたことがなかったんですけど、まあ真乃を使って歌姫周回をやってくうちに七彩、歌姫やるなら金バフって強いなということに気がつくわけですね。この時点でのぼくの編成は指先咲耶、闇鍋摩美々、身支度甜花、駅線真乃(+階段灯織)とまあとにかく金バフがオーディション向けの性能でないサポートが採用されていたわけです。試走を兼ねてTRUE回収していく上で試しにPでViの金バフ(純真チョコレート智代子の40%/40%バフ)をとってみたところこれがまあ段違いに安定する。多少育成力が下がったとしても金バフをサポートに採用するべきだろうなという確信に至ります。

さてでは金バフ枠を採用する上で誰を取るか、選択肢としては手持ちが少なく実質的に虹待ち夏葉とヒーローインザパーク果穂の2択でしたが、まず純粋な問題としてトレーニングチケットの手持ちがほぼありません。一応レベル1~70まで上げる程度の在庫はありましたが、正直言って他のサポートもレベルが低いためあまり使いたくはない、果穂のレベルが60まで上がっていたことと、考えてるうちに無料10連でヒーローインザパーク果穂が3凸されたことも後押しし、一気にはづきさんを使って果穂4凸というビジョンも見えてきました。駅線真乃が入る以上トークマスタリーDaが腐ることもないです(トークに行く余裕があるかは別にして)。

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デメリット付きなのもあって緩い条件と30%の発動率、Vi50%という強力な金バフ
ただこの果穂の弱点として、Viのステータスが非常に低くライブスキル札が弱いという点があり、まずゲスト採用という形にしました。スキルのとり方としては駅線上をストレートに取って、そのあとヒーローインザパークの金バフを取ります。上限突破でViステを500→600にした差など金バフの発動可否の前ではほぼ誤差でしょう。もはや捨てました。(捨てる過程で真乃のバフが1つ取れなくなりましたがそこは許容です)

ある程度トレチケを使ってレベルを70まで上げ、数回の試走を終えて特に問題はないでしょうとのことで編成はとりあえず決定。正直言って本当はハロー三峰を採用したかったのですが持ってないものは仕方ないです。

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P枠はまだ未定
細かい調整については、最低限のファン数は稼げていると思ったので開戦後の後回しにしました。長い戦いになるので事前にあれこれ試すよりは戦いの中で必要になったものをのんびり学んでいけばよいでしょう。

唯一残った懸念としてPカップ当日にガチャ更新が入るためそこでPカップ適正の高いサポートアイドル、プロデュースアイドルが来る確率は高いと予想していました。
そのためガチャ更新を待ってPがあさひ、摩美々(この場合は闇鍋抜いてふれんど凛世にするつもりだった)、霧子あたり(今考えると摩美々霧子は完璧な読みでしたね)で強力なViアイドルであればそれをPとして採用して走ろうと考えていました。(復帰勢のため自由に使える無料石が多く新規アイドルを採用することでベテラン勢に多少有利がつけられるとの想定)
サポートについても同様、強力なViアイドルが来ることを期待していました。

ガチャ更新で何もなければ開戦後に果穂をはづきさんで4凸して60→70にして体力サポートを、闇鍋を70→75にあげてViマスタリーSPを上げるところまで決め打ちです。

最後にRのあさひを仕込み、ワクワクしながらPカップ開戦当日に備えて眠りにつきました。楽しみすぎてあんまり寝れませんでした。

Pカップ開戦!恐怖!トップ層のスピード!?

さて4月12日14:58 デスクでそわそわしながら仕事をしていたぼくはおもむろに席を立ちサボ…休憩に向かいました。
更新を繰り返しタイトル画面に出たのは摩美々!かわいい!すぐさま性能を確認して4凸で4.5倍持ちとかなり強力なViアイドルになることがわかりましたが微妙に癖が強いのと金バフがメンタルCUTで他バフも強いものの発動条件がよくわからず、そもそも摩美々は3倍Viという十分すぎるほど強いPSSRがいるからあまり有利にはならんなと思い直してスルー。サポートの夏葉はこれも歌姫周回向きの性能ではあるものの純粋Vo特化、ということでスルー、スルー…できずに摩美々がほしくて石が2万くらい消えたような気もしましたが特に異常はありませんでした。CLIMAX夏葉は2枚引きました。摩美々は引けませんでした。Pはあさひにしよう、そう決めました。

さて定時ダッシュに向けて仕事を高速で片付けつつ空いた手で情報収集していたところ、どうやらトップ層の稼ぐ速度が異常らしいとの情報が入ってきます。その速度、実に時速600万。単純計算として20分で歌姫周回を終えている計算になります。
初期の仕込みがあるとはいえまさかそれほど速いはずがない、ぼくはそう思いましたが事実としてその速度でファン数は増えています。歌姫周回におけるオーディション回数は雑誌編成でシーズン2のオデを飛ばしたとしても17回、1周230万。これは最高効率なのでこれを下回る方法がないことは確実です。ということはつまりオーディション1回を1分以内にこなしている、さてこれはなにかしら正攻法でない"テク"があるぞ。ぼくは確信しました。短縮の方法についてもいくつか仮説を立てました。あとあさひの私服がとてもかわいいという情報も重要でした。あさひの私服について考えながら仕事をばりばりこなしました。

まあ上位層の謎の速さについていろいろ思いついたことを検証するのは翌週の話になります、とりあえずまだぼくはぼくでマイペースに自分のできるやり方で稼がなくてはなりません。仕事を定時で終えクソのような地下鉄の回線で満員電車に押しつぶされながら40~50分ほどかけてSランクアイドルを作ります。さてここで問題が発生しました。試走を基本的にpSRでやっていたために、同じやり方でpRでやった際にメンタルが足りずに歌姫で2連続敗退という結果となったのです。メンタルをもう少し盛るべきなのでは?という考えに至ります。

これはまあ今考えると特別にメンタルが低すぎたというわけではなく単純に運が悪かっただけなのですが、着眼点はかなり良かった。この段階ではまだサポートのレベルが低くメンタルよりもViを上げるべき状況が多かったものの、サポートのレベルが上がるとViステはそれほど要らなくなるんですよね。
さらに何度かタコ千雪を入れてみたりと編成が迷走しつつも試走での歌姫周回がpSSR,pSRでの周回をもとにしたシーズン3開始までのメンタルは250程度でも問題ないとの判断から上方修正、シーズン3開始時に300はあったほうが結果的には良さそうだという判断に至ります。特にシーズン3でのメンタル死が減ったことで安定性はかなり上がりました。
さらにTHE LEGENDと七彩メモリーズの3位TA狙いを捨て、全て2位スピアにするようやり方を変えました。これはおそらく試走時ではレベルが足りずに不安定だった方法ですが、Pカップ開戦と同時にサポートのレベルを上げ、ヒーローインザパークの金バフが入ったことで比較的高確率で勝てるようになったやり方です。3位TAから2位TAに変わったことで、LAを逃しても勝てる可能性が高くなり、なにより思考時間を大分短縮できるようになりました。

そして編成としてはやはり階段灯織が必要でした。駅線スキルとヒーロー金バフがシーズン4開始時に最低限欲しいSPですが、まあこれが闇鍋の位置にかなり依存するため結構な率で足りなくなります。というわけで咲耶をOUTして果穂をゲストからメインに編成します。果穂のライブスキルは弱いですが、スキルを3つ取れば果穂のライブスキルを打つ必要はなくなるのでそこまで問題がないこともわかりました。抜くのはほぼ同じ性能の咲耶か甜花どちらかで悩みましたが、体力サポートの発動率が高い甜花を残すことにしました。階段灯織が入ったことで、真乃の2つ目のバフがシーズン4で終盤に開けられることも増え、歌姫の安定感を支えました。

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歌姫周回編成といえばもはや鉄板の灯織です
そんなこんなで睡眠を数時間で抑えつつ走り続けたところ、気がつくと結構良い順位につけてました。

最終的にはここが最高順位でしたね。金曜午後スタートの土日なので社会人的には平日になったらここから下がるだけだろなとの実感はありました。

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Pカップでチケットがぽろぽろ落ちるので各アイドルのレベルもカンストしました

ここにきてゲーム外でぼくを苦しめたのが指先の冷えでした。指先がまともに動かなくなってパフェが出せなくなり全然勝てませんでした。対策は特になく気分転換にシャワーを浴びまくることでなんとか突破しました。

やってきました新編成!採用されたのは夕町凛世!

さて楽しい土日も終わり平日です。仕事中はもちろんPカップを走れないので休憩時間になります。仕事をしながら反省点を考え、立ち回りや編成に改善点がないかを探り、帰宅後にそれを試す日々が続きます。

そんな中で思いついたのがこの編成です。

前途した編成に夕町凛世を刺した構成になります。Vi1極に1枚だけ刺されたVo。
設計思想としてはこうです。今までの編成はVi1極でかつ駅線上の真乃がいるためDaにもある程度安定した対応が可能となった。であればVoにも対応することで安定性を上げることができるのでは?
七彩メモリーズ2位スピアにおいてDa2位はVo2位よりCPUの行動パターン的に高難易度です。だからこそDaに対応できる真乃がいることで大分難易度が下がるわけですが、Vo2位も必ずしも勝てるわけではないし、パーフェクトを連続で出すことが要求されるためここを楽にできればかなりのメリットになります。また、未だに稀にシーズン3でVo1位のTAを逃す場合もあります。
Viスキルを3つ取ることで手札にVi札がなくなるという状況は発生しなくなるため、手札事故もシーズン4時点では基本的に起きません。
最終的にはVi札4枚、ViDa札2枚、Vo札1~2枚という編成になります。

サポートアイドルのレベルをカンストし、EXスキルでステータスの底上げが進んだことにより、このような別属性のサポートを入れるという"遊び"を挟んでもオーディションを十分抜けることが可能になっていました。
試走時点の低レベルサポートではまず成立しなかった編成でしょう。

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ピン刺しでも輝く強力なサポートアイドルです
特筆すべきはオーディションマスタリーVo、階段灯織でオデマスの強さは嫌というほどわかっています。これのおかげでレッスンを1度もしなくてもシーズン4突入時にはVoが350程度まで成長しています。そしてラジオマスタリー体力、これもラジオの重要度が高い歌姫周回ではたすかるスキル、そして極めつけにとにかくステータスのVoが高い、Vo編成でなくともライブスキルの威力はピカイチです。(Pカップ中に凸が進んだためオデマスVoのレベルが16に上がっていますが編成時ではオデマスVoのレベルは10でした)

この編成はかなり安定して使いやすく、休憩日まで使われることになります。

つめるぞつめるぞ!時短の謎!

基本的にPカップ短距離走ではなく長距離走ですが、何度もやっていると慣れてくるし、プラチナ帯とも大分離されてゴールド帯は余裕だしとモチベーションが薄れてきたためそろそろ息抜きに時短を試みてみようという形になります。まず第一に確実に時短ができる方法として、雑誌編成があります。
これは雑誌連打でステータスを揃えることで、シーズン2の必要ファン数も同時に達成して、オーディションを受ける回数が減らせるというものです。

試走時にも何度かこの雑誌編成は試してみたのですが、TRUEで使う程度では特に問題ありませんでしたが歌姫周回になると安定せず、ほぼメンタルが不足してしまうという結果になりがちでした。
今なら行けるのでは?と試してみましたがやっぱり駄目でした。Viの数値は十分でしたがメンタルがあまりにも足りず、SPもギリギリ足りるか足りないかという状況です。行けなくはないという感じですがやはり無理してまでやるよりは数分程度のロスは許容したほうが絶対にいいなということになりました。

そのため雑誌編成はひとまず置いておき、その他の方法での時短を目指します。
さてここにきていざ上位勢の速さの謎の話になります。ぼくも長いこといろんなソシャゲをガチでやってるのでだいたいブラウザゲームにおける時短テクの方法は想像が付きます。
まずは副窓による並行操作です。ただしこれはシャニマスは一本道のため同時操作で有利になる部分がありませんし、オーディションを受けながらSPを振るなども対策されていてできません。
次にブックマークなどによるURL直接入力による演出スキップでの高速画面遷移、これも基本的には無理ですが更新、リロードで各種演出をSKIPすることが可能ということがわかりました。
そして最後に端末・PCスペック、強回線によるロード時間の短縮です。

さて、時短テクが見えてきましたが一応試す前にこれが利用規約的に問題ないかということは確認しておきます。昨今のブラウザゲームではこういうことはできてもやってはダメみたいなことが規約に書いてあったりして、知らずに試すとBANされたりということがあります。特にゲームシステム上にない不正な画面遷移を規約で禁止している場合は注意が必要です。

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利用規約よりコピー

負荷をかける行為かとか不正にゲームを有利に進める行為かとかこじつけられると微妙ですがまあリロードは推奨ブラウザの想定動作で間違っても外部ツールではないですしこの程度で負荷になるわけもないしぱっと見はまず問題ないでしょうね。(ただし問題なさそうってだけでBANされても知りません、やるときは自己責任でお願いします)

さてリロードで速くなるのはわかりました、いざ試してみましょうとなり実際試して3分ほど時短はできたのですがどうにも上位勢ほど早くなりません。いや昔のPCならまだしも骨董品とはいえ腐ってもうちのゲーミングPCでそこまでスペック差が出るか?ということで設定をガンガン見直していきます。まず遅い部分、DNSキャッシュ解決が遅い、削除。これで1分早くなりました。次にChromeの設定見直します、いらない機能、無駄な通信・処理をしてそうな機能はすべて削除。早くなりそうな機能はガンガン試していきます。特にGPUによるレンダリング処理はまー早くなりそうだなって感じでした、実際にはいろいろいじりすぎてどれのおかげで早くなったのかもはやわからんですけどさらに1分縮まりました。一時ファイルの削除は特に効果ありませんでした。まだ足りねえなあってことでChrome以外の高速処理をウリにしているブラウザも試していきます。これはあんまり効果なし、結局Chromeが最速でした。

んでまあわりかしやることやってあとは回線かねえって気持ちになってたんですけど軽い気持ちで手持ちのiPhone8でリロードしてみたところ、これ下手するとPCより早いかもなということに気が付きます。
あれ?もしかしてやっぱり処理速度か?って思ってChromeデベロッパーツールで処理のボトルネックを調べてみたところ、やっぱCPU処理速度っぽい。マジかよ最近のiPhoneすげーなって顔になります。

さてどうせなら上位勢の端末はなんなのよって気になるところでスクショとか見てるとこれが驚くべきことに採用されてるのが2018年に出たばかりの新型iPad Pro使ってる人が結構いるっぽいんですよね。これはPCと違ってわかりやすい、外見見ただけでスペックがわかりますし。

んでちょっと調べてみたらこのiPad Pro、マジで速いんですよね、1世代前のiPad Proより90%の性能向上してるとかなんとか(まあ90%何が上がってるのかは素人なのでよくわかりませんが)で結論としては最新のゲーミングPCのCPUに匹敵する速度らしいっす(ホントかどうかはしらん)。これが10万かそこらで買えるならアホほど安いっすねまあそこまで速くなくても上位も使ってるみたいだし間違いはないでしょってことで休憩日に買いました。

流石にPCを新調ってなるといろいろめんどくさいしイベント中にやってられないですけどiPad Proなら店で買って即使えるんで楽ですね。第一世代のiPad Proを死ぬほど使い潰してるんでまあ腐ることもないでしょうって感じです。

んで結果です。


目に見えて全然違いますね、いやマジで速いなこれ!

最新のゲーミングPCとかならさらに速いんですかね、ちょっと試してみたいです。

はいんでどれだけ速いかってので何回か試してみたらすぐに20分切りも安定してきました。

せっかくなので動画もとりましたが画質がゴミなので雰囲気だけ見てください。(新端末で慣れてないのとエレぇでおたついてたので最終的にはさらに2分くらい縮まりました、回線いい場所で雑誌にして準決敗北したら15分乗れると思います)

ここからさらに短縮するとなると、パフェを捨てての最速ノーマルで抜ける部分を探して詰めていくことになると思います。
シーズン3とかがっつり短縮できたりしたりするんですかね?次回のPカップがあれば試してみたいです。

最終編成!やっぱりVi極がナンバーワン!

さて時短の謎もだいたい納得行くところまで確かめて、あとはのんびり走りつづけるだけです。
ぼくの興味はもはやファン数を稼ぐことよりもいかに首をいためずにiPadを操作するかということに集約され、いろんな高さの台に置いてみたり椅子や首枕を試してみたりといった謎の試行錯誤を繰り返していました。

そんな中で、先程の動画ではもう変わってましたが編成がちと変わり、果穂が抜けて咲耶に編成が戻りました。これはVo札が増えたことでヒーローインザパークのバフが微妙に腐る場合がでてきて単純に3.5倍のほうが使いやすくなったのと、これだけ走り続けてると結構いいExスキルが揃ってくるわけで、すべてViUPに変えてみたところもう金バフがなくても普通に勝てる領域まで来ており、それならもうステータス高い咲耶のほうが確実だなってなったわけです。

で、やっぱサポートのViが上がると目に見えてアピール値変わってくるなってなるわけで、えーじゃあもう普通に勝てるし凛世も抜いていいんじゃね?という発想に1周回って戻ってきます。Vi値が高いといえばみなさん大好きあのサポートです。もうおわかりですね、夕町凛世OUT、ふれんど凛世INです。

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力こそパワーでおなじみのふれんど日和凛世
その他のEX構成はこんな感じです。
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初期からお世話になりっぱなしの指先咲耶
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育成における不動のGod Tier,闇鍋摩美々
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既存のサポートを過去にした、これが限定、駅線上真乃

最後の1枚は階段灯織ですけどこれはなんか興味なかったんですげー雑にラジオ出現率と初期絆UPとかにしてた気がします。ぶっちゃけ初期絆はなくてもイベント2回だいたい発生するからいらんかった気がしますね、今思うと。

最終的にはベーシックなVi1極編成に戻ってきましたが、ここまでの紆余曲折はサポートのレベル、EXスキルに応じての最善手を選べてきたと思います。
シャニマス編成、少ない手持ちで70レベル~80レベルって結構狭い範囲でもこれだけ変わるんだからどれが正解とか絶対言えないじゃないですか、面白いですよね。まあ最終的にEXスキル並べて力が全てって結論になったんでみんな4凸して虹EX並べればいいと思いますけど。

EXといえば虹EX、結局3億稼いで初日に1つしかでませんでしたね。しかもあさひサポートの初期絆UPの虹とかいう絶妙に使い所がわからんやつでした。なんかいい感じのゲスト適正高いやつがきたら使えるかもしれませんね、もったいなくて使えなさそうですけど。

あ、Pカップはもう編成も速さも詰めて満足して順位も上も下も結構離れてたんで最後は手に入ったチケット使ってVo極編成作って3.5倍SR楽しい!!って叫んでました。チケットはなくなりました。
あと最後にまだこりもせず雑誌編成試してたんですけど千雪さんが80になったらかなり安定したんでやっぱこれサポート4凸レベルカンストしてる人向けの方法だなって思いました。ラジオ3回叩いて残り雑誌が大安定です、次回あったら試す。
もっといろんな編成作りたいので早く次のPカップはじまってトレーニングチケットをいっぱい出したいと思っています。マジでチケットがない。はやくあさひのpSRかpSSRください。おわり。

Vi極でWING準決勝を攻略するっす!の巻

 

いえーいみんな元気してるっすか!?

最近周りでWING勝てねえ!って言ってる人がちらほらいるんで

今日は初級者~中級者向けにWING準決勝の攻略法を解説するっす!!

今回はVi極で説明するけど2位狙いは他の属性もそんなに変わらんと思うので各自参考にするっす!

基本的に文字しか書かねーからわかりにくいと思うっす!

頑張って解読してほしいっす!

語尾がアレなのはすぐ影響される幼児なんで気にしないでほしいっす!

いくぜ!!!!

 

前提条件

略語的なやつはとりあえず書いとくけどわかんない単語あったら各自調べてほしいっす!

・1位、2位、3位=流行1位、流行2位、流行3位のこと(流1流2流3とも)

・TA、LA=トータルアピール、ラストアピール

・殴る=アピールするの隠語 

 

基本的にはぼくがやってるやり方を説明するけど、なんだかんだぼくの編成結構サポートのレベルあげちゃってるので初心者でもそれなりに行けるかなーくらいの感じのレベルでの攻略法もあわせて書いてくっす!

基本的には全部机上論で語るっす!全流行で2位狙いできることは確認してるっすけど実際に試してない立ち回りもいかにもそれっぽく語るんであんまり信用せず話半分に読んでほしいっす!

 

準決突入前に安定して勝つには最低限どんだけ育てろみたいな基準としては、こんな感じでどうすっかね!正直誰向けに書いてるのか全然わかんねから適当っす!

・Vi500

・VoDa200(別にあげる必要はないっす、だいたいこんくらいかなって感じっす)

・2~2.5倍以上のViアピールスキルが2つ以上

・2倍~2.5倍以上のViサポートアイドルのレベル50くらい、60あればなおよし

・メンタルそれなり(300あればいけんじゃないっすかね?)

 

サポートのレベル結構盛ったけどこんなにいらないとは思うっす、とりあえずVi500あって2.5倍持ってれば何でも勝てると思うっす!

 

 WING準決勝のライバルアイドルを理解する

データの話っす!攻略だけ知りたい人は飛ばすっす!

 

ライバルアイドル…まあCPUでいいっす、CPUのアピール相手と得意属性は毎回同じっす。

なので次のターンに誰がどの審査員にアピールするかは確定情報っす。これ知らないと損っす。

具体的に言うとこんな感じっす。

   赤色のシルエットが真乃に激似の子っす。

   得意属性はViっす。

   常に流行1位を狙うっす。流行1位が落ちたあとは流行2位を狙うっす。

  • アイドルB(以下灯織)

   水色のシルエットが灯織に激似の子っす。

   得意属性はViっす。

   流行1位→3位→2位と順番に狙うっす。

  • アイドルC(以下咲耶

   緑色のシルエットが咲耶に激似の子っす。

   得意属性はVoっす。

   流行3位→1位→2位と順番に狙うっす。

  • アイドルD(以下結華)

   黄色のシルエットが結華に激似の子っす。

   得意属性はVoっす。

   流行1位→2位→3位と順番に狙うっす。

  • アイドルE(以下霧子)

   紫色のシルエットが霧子に激似の子っす。

   得意属性はDaっす。

   常に流行1位を狙うっす。流行1位が落ちたあとは流行3位を狙うっす。

 

4ターン目以降は1ターン目と同じ相手を狙うっす!

で狙う相手は毎回固定なんすけどCPUのアピール判定(GoodとかPerfectとか)はランダムで、行動順も判定で決まるっす!

 

行動順は下記の通りっす!

思い出アピール=Perfect判定>Good判定>Normal判定>Bad判定

同じ行動順が重なったときは、プレイヤーが最速でそのあとCPUアイドルがアルファベット降順(E→D→C→B→A)の順に行動するっす!

これは覚えとかないとCPUの行動に割り込めなくなるっす!

 

んでここまではWikiみろで終わりなんすけど何がいいたいかというとさっきのCPUの動きをざっと表にしてみるっす!

  1ターン目 2ターン目 3ターン目 4ターン目
流1審査員 真乃
灯織
結華
霧子
真乃
咲耶
霧子
真乃
霧子
真乃
灯織
結華
霧子
流2審査員   結華 灯織
咲耶
 
流3審査員 咲耶 灯織 結華 咲耶

こうっす!この表が攻略に必要な情報のすべてっす!

まず見て気がつくのは流1審査員殴られすぎっす。3ターンで9回も殴られるっす。プレイヤーが変なことしない限りは絶対に流1が最初に落ちるし、流1審査員に手を出さなくてもまず4ターン目には落ちるっす。

細かい立ち回りはあとで説明するっすけど、どんな立ち回りでも基本的に流1のLAは狙うことになるっす。

で、さっき説明したようにCPUの行動に割り込んでLAを取る必要があるっす。でこれ4ターン目にやるの、CPU4人もいるし、4ターン目にはCPUが思い出を貯めてることが多いから思い出より速く行動しなくてはいけない状況が出てくる。それにはこっちも思い出を打つか4ターン目の削られたメンタルでパーフェクトを出すしかないんす。それはちょっと難しいっす。

4ターン目と比べて3ターン目に目を向けると、こっちはCPU2人しかいないっす。これならLA取ることはそこまで難しくないっす。なので基本的には3ターン目に1位LAを取る、または4ターン目に初手思い出で1位LAが取れるように3ターン目に1位を狙って調整する、これが基本の方針になるっす。

 

次に注目してほしいのは流2審査員っす!こっちは流1審査員と比較しても全然殴られてない、4ターンでたったの3人っす!しかも1ターン目は誰も殴ってないっす!

何がいいたいかと言うと流2のTAは得意属性じゃなくてもかなり簡単に取れるっす!基本的に流2審査員は流2がVoの時4T目に1位から2位に結華が降りてきて負ける可能性があるにはあるけど、それ以外で2位狙って負けることはまずないし、別にこのパターンでもTAとるのに必要なアピール値はそこまで高くないっす!3Tに1位に浮気しても4Tに思い出入れてると思うので不得意属性でもそれなりに稼げはするっす!

さらに言うなら流2審査員はDaで殴る人だれもいないっす!Da得意の霧子は1位が落ちたあと3位にシフトするので流2がDaのときはお手軽TAのチャンスっす!

流2審査員をViで殴るのが3ターン目の灯織だけなのもポイントっす!2回目に回ってくるのが実際は4ターンで1位が落ちて5ターン目になるからViで取られることもそんなにないっす!

 

流3はあんまり気にしなくていいというか基本的に干渉しないっす!最後に流1から降りてきた霧子や真乃が全てを持っていくこともあるからそこだけ止めれたら止めようって感じすね!

 

あと準決CPUのアピール力っす!3ターン目以降になるとダメージがランダムで1.25倍になるんでそれはかっこで書いとくっす!こんな感じっす!

基礎アピール値 3980        
  Bad Normal Good Perfect 思い出アピール
得意属性 3980(4975)  7960(9950) 8756(10945) 11940(14925) 8756(10945)
普通の属性 1990(2487)  3980(4975) 4378(5472) 5970(7462)  8756(10945)

CPUの思い出アピールは全属性同じダメージっす !

BadはCPU基本出すことないんで気にしないでいいっす!

調整では基本的にギリギリは狙わずに3ターン目以降のCPU火力が1.25倍分のマージンはとっといたほうがいいっす。今回の説明は1.25倍の数字は注釈として書いとくだけで考慮せずにやるっすけどCPUのアピールは急に2000~3000上がるかもって見積もって立ち回るのが吉っすね!

 

立ち回り方針を決める

 さてどうでもいいデータは置いといて攻略いくっすよ!

 

攻略情報見てると1位殴る!か2位殴ってTAと1位LA取る!

しか書いてないことが多くて、確かにそれで運次第では勝てるんすけど同じ流行でも一定の確率で絶対1位殴っても勝てないパターンとかあって勝てないのに1位殴るのはもったいないし、何も考えずに1位全力で殴ってTAとっても負けるパターンとかあるしそもそもLA取るって簡単に言われてもどうやって取るんだよ!ってなるはずなんで

・1位TA取るのにどれくらいアピール力が必要なのか

・2位TA取るのにどれくらいアピール力が必要なのか

・2位TA狙いで1位LAをどう取るのか

・1位TAor2位TA+1位LA取ったときの負け筋はなにか、負け筋の潰し方

についてもうちょっと突っ込んで説明していくっす!

 

基本的にはどの流行でも3ターン、4ターンで終わらせたいっす!長引くと不確定情報が多くなって難しくなるから短期決戦でいくっす!

 あと思い出アピールは滅多に打たれないから考慮してないんでもし3ターン目で思い出アピール打たれてたらダメージ表をもとに計算してくださいっす!

流1がViの攻略法

流行1位が得意属性!なんすけど1位狙いはかなりの自力がないと運が絡んでくるから何も考えずに1位狙いにいくのは危険っす!

下手に1位狙ってTAを逃すよりは2位TA+1位LA狙いの方が勝ちやすいこともあるっす!

 流1Viの基本的な方針としてはとりあえず1位TA(星20)と1位3割(星4)、1位LA(星8)の32点か流1TA(20+4)+流2TA(15+3)の42点狙うべきっす。仮に1位LA逃しても24点でだいたい勝てるっす!

ただし1位狙うにはかなりの自力が必要だから状況に応じて2位3割(星3)TA(星15)+1位LA(星8)の26点狙いに切り替えるっす!

流1Vi1位狙いパターン

まず1ターン目の前に1位狙いでいくか2位狙いで行くか決めるっす!

オーディションが始まったら1位TAできる自力があるかをチェックっす!

具体的な数字はあとにしてチェックするポイントはこんな感じっす!

 

・真乃がPerfectを出している

真乃にTA負ける可能性が高いっす!

これは自力がない時は辞めて2位狙いにした方が無難なんすけど、流行ViDaVoならまだ1ターン目に様子見してから2ターン目から2位狙いに逃げることが可能だと思うっす!ViVoDaはおとなしく1ターン目から逃げるっす!

 

・初手にPアイドルのアピールスキルがない、スキルパネルのバフもかかってない

自力がないなら勝てないから2位に逃げた方が無難っす!ただしViVoDaの場合TAに必要アピールが1位も2位もそこまで変わらない気がするんで真乃がパフェ出してなければ1位で突っ張るのもありっす!

1位Viは正直2ターンで全てが終わるっす!次のターンで引けるから勝てる!は危険っす! 

 

自力自力ってどれくらい必要なんだよ!って話だと思うんで真乃が1ターン目と2ターン目にPerfectを出しても勝つのに必要な自力はこんな感じっす!

 

・2ターンで合計23880アピールできそうか?

これはまず勝ちっす!脳死1位狙いは基本的にはここがラインになると思うっす!

・2ターン+思い出アピールで合計23880アピールできるか?

これも1個上と同じっすけど3ターン目に思い出出すのは1ターン目と2ターン目にパーフェクトを出してる必要があるっす!あと運が悪いと2ターンで終わるっす!

・3ターンで23880アピール

2ターンで落ちてなくて3ターン目に真乃より早く行動できるならまず勝てるっす!パーフェクトを極めるっす!

 

次に同様に真乃が1ターン目にグッドを出して2ターン目にパーフェクトを出した時っす!1ターン目パフェ、2ターン目グッドも同じっす!

これもまず2ターン~3ターン開幕で終わるはずっす!

基準は同じく2ターン(+3ターン目先行)で20696アピールが目標っす!

勝てそうになければ2位狙いに逃げるっす!

 

最後に真乃が1ターン目にグッド、2ターン目にグッドのパターンっす!

必要なアピール力は2ターン(+3ターン目先行)で17512っす!これくらいなら自力の低い人でも初手次第で行けるんじゃないっすかね!

ただし先行とってても他のアイドルの判定が弱いと真乃が3ターン目に殴ってまくられる可能性もあるので注意っす…見極めとしては1ターン目に灯織がパフェ出してればまず安心っす!1位狙いの真乃以外のアイドルが1,2ターン目にパフェ出せてないときは自力勝負になるので注意っす…。

 

真乃がノーマル出すパターンは省略するっす!1200くらい下がるだけでだいたいグッドと同じっす!バッド出してるとこは見たことないんでやらないっす!

 

1位TA狙いは自力の低い人はもう基本的にLA調整する余裕なんてないっす!

とにかく2連続でパフェを出すっす!パフェ出せば勝てるっす!グッドは運ゲーっす!

3.5倍アピールとか持っててTA勝てること確信してるなら上手いこと計算して2ターン目にノーマルとかグッドでLA狙ってもいいけど結構難しいっす!(足りなかった時に3ターン目に思い出でリカバリできないため)

 

2ターンで1位TA(24点)とれたら3ターン目以降はひたすら2位を狙うっす!

2位TA取るのが理想っすけど別に取れなくてもいいっす!

2位TA取れないときの警戒対象、妨害対象はViVoDaなら結華、ViDaVoなら真乃っす!

ViVoDaで結華が2位の3割TALA取った場合も24点で同点勝利なんすけど2位と3位のLA両方取られると負けるっす!妨害チャンス基本的に2回あるんで行動順よく見てなんとか止めるっす!そんなに確率高くはないパターンっすけど見えたら止めたほうが吉っす!具体的に言うと結華は1位が落ちてると4ターン目に2位を殴るんでそこで取られないようにするっす。5ターンめに思い出で2位3位両方取られるのはもうこっちも思い出で止めるしかないっす…。

ViDaVo2位狙いにシフトした真乃が1位LA取ってて下手にTA取ると26点で負けるんでそこだけ自力勝負っすけど1位TA取れるならだいたい勝てるはずっす!無理そうなら気合いで2位のLA(or2位LA妨害+3位LA)だけ狙うっす!1位が落ちたタイミングでパターンが変わるんで細かい動きはアドリブっす!すまねっす!

思い出アピールが残ってるなら流行ViDaVoなら4ターン目に撃って2位への総アピールを稼ぐ、流行ViVoDaなら温存して結華の3位LAを妨害するの方針がいいと思うっす!

 

流1Vi2位狙いパターン

なんか早くも細かく書くの飽きてきたんでガンガンいくっす!

1位狙いが出来ないときはこっちっす!ひたすら2位を殴る・・と見せかけて3ターン目に1位殴りで調整して4ターン目に思い出でLAを奪うっす!ただしViVoDaはTA負ける可能性があるんで流1LAを狙うチャンスは1回だけっす!

仮に1位LAを取られても真乃がLA取ってなければ諦めちゃダメっす!まだ2位TALAで同点1位の可能性は残ってるっす!

ViDaVoで流2TA取れないこと基本ないと思うけど最悪のパターンで結華が2Tと4Tでパフェ出すやつっす!これでだいたい12000アピールくらいなんで1T2T全力で2位殴って4T思い出って感じでだいたい思い出で5000以上出せるとしたら1ターンあたり3500くらい出せれば余裕こいて3T目に1位に浮気していいと思うっす!2ターン浮気しても余裕っす!思い出出せなくても1ターン4000あれば大丈夫っす!5Tに思い出されることは考えないでいくっす!

ViVoDaの流2TAは自力が低いときはかなりギリギリになると思うっす!最悪のパターンで結華に2回パフェ出されたときに5ターンor4ターンで思い出含めて24000出せるかって言われたら1ターン6000必要でなかなか厳しそうっす!まあ5ターン目で先行できることも多いんでそこまでビビらなくてもいいと思うっす!3ターン目に調整できないなってなったらもう1位LAは諦めて2位LA狙いに切り替えもありっす!1位LAよりかなり運要素高いんで難しいっすけど勝ち目ない戦いよりはマシっす!2位LAは複雑すぎるんで解説はしないっす!

 

まあ前置きが長いんで3ターン目に1位LA調整する方法を説明するっす!

3ターン目に1位審査員を殴るのは真乃と霧子っす!

ここで真乃と霧子が何を出してるか確認するっす!

次に審査員の現在アピール値を確認するっす!1位触ってなければ40000~60000くらいになってるはずっす!

 

○真乃と霧子がパーフェクトを出している

真乃が12000、霧子が6000くらいで2人の合計アピール値は18000くらいっす、3ターン目以降なんで稀にアピール値が1.25倍になって22500出る可能性もあるっす!このパターンはかなり運が絡むっす!すまねっす!

→1位の審査員アピール値が480000(2人とも1.25倍時は-4500)以上

ほっとくと行動順的に霧子が先なんで真乃にLA取られて負けるっす!つよつよアイドルならパフェや高レベルの思い出で18000~6000出してLA取れるけど高難易度っす!最低でもワンチャンなんとか思い出かパフェで割り込んで審査員アピール値60000以上に持っていって霧子にLA取らせる必要があるっす!この状況が発生しやすいからVi流1の2位狙いはDa流1の2位狙いに比べると難しいっす!

→1位の審査員アピール値が48000(稀に-4500)以下

Goodで殴ってLAを取るっす!

取れなかったら次ターン思い出でLA回収っす!最悪パターンでもGoodと思い出で合計で8000取るだけなのでお手軽っす!

 

○真乃がパーフェクト、霧子がグッドを出している

この場合霧子のアピール値が4400、2人の合計が16300くらいっす!

これも結構厳しいとはいえ2人ともパフェパターンに比べると真乃がLA取れないのでまだまだチャンスはあるっす!

→1位の審査員アピール値が54060(-3000)以上

真乃のアピールで1位が落ちるパターンっす!これは必要なアピール値を計算してパーフェクトで割り込んでLA取ってくださいっす!取れなかったら負けっす!12000~6000程度の自力が必要っすけどVi極なんで結構いけるはずっす!問題はパーフェクトを出すのが難しいことっす…。

→1位の審査員アピール値が49682(-4079)~54060(-3000)

ほっとくと霧子がLA取るパターンっす!これはGoodでLA割り込みが可能っす!

最悪パターンでも4400以上出してればいいのでVi極なら取れないことはそうそうないはずっす!

→1位の審査員アピール値が49682(-4079)以下

ほっといても3ターン目で落ちないパターンっす!

ViDaVoなら基本的にノーマルで最遅行動して4ターン目に思い出で確実にLA取れるはずっす!ケチって低倍率のSアイドルのスキル使ってもいいと思うっす!

ViVoDaで2位TAが怪しいなら3ターン目は放置して4ターン目思い出でもいいかもっすね!思い出レベルと相談っす!足りなそうならノーマルで殴っとけっす!

 

○真乃がパーフェクト、霧子がノーマルを出している

これ真乃パフェ霧子グッドと基本的に同じっす。数字と結論だけ書くっす!霧子のアピールが4000くらいっす!

→1位の審査員アピール値が54060(-3000)以上

パフェか思い出で割り込みっす!辛いっす!

→1位の審査員アピール値が50080(-3980)~54060(-3000)

 Goodで割り込みっす!簡単っす!

→1位の審査員アピール値が50080(-3980)以下

これはノーマルじゃなくてバッドで最遅行動する必要があるっす!

基本的にバッド+思い出で勝てると思うっす!

まずないと思うけどそれでも足りなそうな時(40000~43000くらい?)はグッドしても落ちないと思うんで強気にグッド+4ターン思い出でいくっす!ダメ計は必須っす!

 

○真乃がグッド、霧子がパーフェクトを出している

真乃パフェよりはお手軽なんすけど真乃のアピール力が高いんで自力が必要かもっす!

真乃が8800くらいっす!

 →1位の審査員アピール値が51274(-3681)以上

ほっとくと真乃にLA取られるパターンっす!霧子がアピールしたあとにグッドでの割り込みが必要っす!霧子がLA取ることはまずないから気にしなくていいっす!

自力がなくてグッドでLA取れないときは最悪霧子にLA取らせるためにパフェか思い出打ってくださいっす!

自力に自信があればここからワンパンLAの可能性もあるっす!

 →1位の審査員アピール値が51274(-3681)以下

 ノーマルの最遅アピールでLAかノーマル+4ターン目思い出でLA取るっす!

取れるなら放置して4ターン目思い出だけでとってもいいっす!

ノーマル+思い出でもLA足りないなって時はもうパフェでもグッドでも落ちないと思うんで強気に全力殴りで4ターン思い出でいくっす!

それでも届かないときは6000以上残して次ターンパフェ1人の2巡目グッドLAを祈るっす!

 

○真乃がグッド、霧子がグッドを出している

基本的に上と変わらないんすけど割り込みが不可能なんでキビシーっす!

→1位の審査員アピール値が52866(-3283)以上

正直確率的にほとんどないパターンっすけどほっとくと真乃がLA取るっす!

防げなかったら負け確定になるんでパフェか思い出で霧子にLA取らせてくださいっす!

つよつよアイドルなら14000くらい出して自力LAも見えるっす!

→1位の審査員アピール値が52866(-3283)以下

真乃グッド霧子パフェと同じっす!調整して4ターンLA取るっす!

 

○真乃がグッド、霧子がノーマルを出している

これも基本的に上と同じっすけど真乃が先に攻撃するんで安全っす!

→1位の審査員アピール値が53264(-3184)以上

ノーマルで割り込んでLA取るっす!

→1位の審査員アピールが53264(-3184)以下

真乃グッド霧子パフェと同じっすけど最遅がバッドっす!

うまくアピール値調整して4ターンLA取るっす!

 

○真乃がノーマル、霧子がパーフェクト、グッド、ノーマルを出している

これもう全部行動順同じだし割り込みも不要なんでまとめて書くっす!

→52070(-3482)(パーフェクト)、53662(-3084)((グッド)、54060(-2985)(ノーマル)以上

パフェ出してなんとか霧子にLA取らせないと負けっす!

と見せかけてこのくらいならワンパンLAアピール見えてくるんでくそつよアイドルなら狙ってみるっす!

→52070(-3482)(パーフェクト)、53662(-3084)((グッド)、54060(-2985)(ノーマル)以下

上と同じっす!調整して3or4ターンLAっす!

 

1位のLAのとり方はこんな感じっす!

1位のLAを奪った後は流れで2位を殴り続けるっす!真乃が3位のLA両方取りそうなときだけ妨害するっす!

 

流1がDaの攻略法

流1と殴り合ってTA勝つには高倍率アピールと高倍率バフが必要になるんでとりあえず1位無視して2位TA+1位のLAが堅いっす!

流1Viの2位狙いとやることはほぼほぼ同じっす!

強いて違いを説明するなら流行1位は3ターン目までに9回殴られるっすけどそのうちVi得意が4回、Da得意が3回なんでだいたい不一致1回分くらいアピール値が下がるっす!

あと流1が自分の得意属性じゃないんで割り込みや先行LAがVi1位に比べたら難しくなるんすけどアピール値が下がってる分ほぼ4ターン目にもつれ込むんで勝てるかの運要素は流1Viとそこまで変わらないと思うっす!

あと1位のTA取るのが霧子になるんで霧子と真乃が同判定のときに霧子の方が早いのも難易度低いっす!

それから流2がViになる可能性があるんでその場合余裕ができて2ターン目も1位LAに向けた調整に使えるっす!

全体的に見たらむしろ流1Viより勝率は高くできるかもしれねっすね!

 

流1Viの2位狙いを理解したなら説明は不要だと思うけど一応パターンだけ解説するっす!細かい説明は流1Viの方を読んでくださいっす!

 

流1Da2位狙いパターン

流1LA取れれば負け筋は霧子が3位LAを取る以外ないんでそれだけ頭にいれとくっす!

1位触ってなければ3ターン目の審査員アピール値はだいたい53000~36000くらいになってるはずっす!

とりあえずDaVoViなら1ターン目と2ターン目は2位にアピールしとくっす

低すぎるとちょっと調整がめんどいんでDaViVoで2位TAの余裕あるときは2ターン目にもワンパン入れとくといいっす!2ターン目の霧子パフェ成否でさらに細かく刻んでもいいっす!パターン多すぎるとめんどいんで詳細は省くっすけど2ターン目のアピール値が25000以下なら殴っといたほうがいいと思うっす!

 

んじゃ1位LA取るための3ターン目の行動っす!

 

○真乃と霧子がパーフェクトを出している

→1位の審査員アピール値が48090(-4477)以上

ほっとくと真乃がLA取るパターンっす!霧子がLA取ることはまずないから安心していいっす!これはもう手出しできないんで諦めて2位LA狙って24点同点優勝を目指すっす!

→1位の審査員アピール値が48090(-4477)以下

グッドで殴ってLAを取るっす(46000~くらい)、取れなかったらグッド+4T思い出(40000~くらい?思い出レベルにより)で取るっす!

グッド+思い出でも全然足りなそうならもうパフェ+思い出で殴るっす!

それでも足りなそうなときは6000~10000残し(現在値+自アピールで42000~38000)になるよう調整or放置して次ターングッド割り込み狙いっす!

 

○霧子がパーフェクト、真乃がグッドorノーマルを出している

まとめていくっす!

 

→1位の審査員アピール値が49682(-4079)(グッド)or50080(-3980)(ノーマル)以上

ほっとくと真乃がLA取るパターンっす!これはGoodでLA割り込みが可能っす!

必要アピール値は0~4000くらいなんで不得意でもだいたい足りるんじゃないっすかね、足りない時は諦めて2位LAを狙うっす!

正直そこまで発生しないパターンだと思うっす!

→1位の審査員アピール値が49682(-4079)(グッド)or50080(-3980)(ノーマル)以下

パフェパフェのパターンと同じっす!真乃ノーマルの時は最遅行動がバッドになって難易度がちょい上がるっす!

 

○霧子がグッド、真乃がパーフェクトを出している

 →1位の審査員アピール値が51274(-3681)以上

ほっとくと霧子にLA取られるパターンっす!これは基本何もできないんで負けっす!

正直どうしようもないっすけどほぼ全員が1,2ターンにパフェ出してこないとこの数字にはならないんで運が悪かったと思うっす!

 →1位の審査員アピール値が51274(-3681)以下

 パフェパフェのパターンと同じっす!最遅行動はノーマルっす!

場合によってはどうしようもないときの4Tグッド割り込みお祈り運ゲーを6000残しじゃなくて12000残し(霧子パフェor2人パフェ後の割り込み)で狙うのも見えてくるっす!

 

○霧子がグッド、真乃がグッドorノーマルを出している

→52866(-3283)(グッド)or53264(-3184)(ノーマル)以上

グッドで割り込んでLAで勝ちっす!3500~4400出せれば勝ちっす!

→52866(-3283)(グッド)or53264(-3184)(ノーマル)以下

グッパフェパターンと同じっす!

 

○霧子がノーマル、真乃がパフェorグッドorノーマルを出している

→52070(-3482)(パーフェクト)、53662(-3084)(グッド)以上

確殺パターンでノーマルの状況は発生しないんで全部真乃が先行っす!

これは負けパターンなんであきらめて2位LA同点1位狙いっす!

→52070(-3482)(パーフェクト)、53662(-3084)(グッド)、54060(-2985)(ノーマル)以下

グッパフェパターンと同じっす!

 

1位LA取ったらあとは霧子の3位LAにだけ気をつけて2位TAを取れば勝利っす!

 

流1がVoの攻略法

さて流1Vo、自力があるなら1位、自信がないなら2位狙いっす!1位狙いは2ターンで落ちないから流1Viの1位狙いよりもLAが狙いやすく、2位狙いは流2Voが発生しないんでTAが初心者でも取りやすいと要求スキル的にはなかなかにやさしめ…なんすけど3ターンでの1位への総アピール値が流1Daよりもさらに少ないので4ターン目割り込みパターンになることが多くて運要素はちょっとだけ高いっす!

あと流2狙いのときに流1TA取るのが真乃なのか霧子なのかが1ターン目と2ターン目の判定を覚えてないとできないのもめんどさポイントっすかね…ぼくは見てないけどちゃんと覚えてたら勝率上がると思うっす!

とはいえ2位狙いでやることは流1Daのときと同じっすね!

 

流1Vo1位狙いパターン

自力チェックっす!最低ラインは3ターンで平均アピール値4000以上っす!これ出せないと話にならないから2位狙いっす!安定して勝つには平均6000欲しいっす!6000あれば3ターン目にLA調整も余裕っす!

とはいえだいたい3ターン~4ターン、思い出も打てるんで難易度としては流1Viに勝つよりもかなり楽だと思うっす!あと思い出レベルが高ければ自力低めでもワンチャンあるっす!

さらに1ターン目判定チェックっす!霧子と真乃のどっちかがパフェ出してたら逃げてもいいっす!

とはいえ1位狙いも2位狙いも基本的に1ターン目か2ターン目に1回1位にアピールしておいたほうがいいんで1ターン目は様子見で殴って2ターン目の判定も見てから2位狙いに切り替えてもいいと思うっす!2位にVoがこないんで多少余裕はあるっす!(とはいえアピール値調整のためなら2ターン目にやったほうがいいっす)

 

ちゅーわけで1ターン目2ターン目は全力殴りっす!

 

3ターン目に自力足りない人は黙って思い出かパフェで殴るのが無難っすけど"理解"してきたなら審査員が落ちないように調整から4ターン先行思い出で合計アピール値稼げるっす!これはもう計算できる上級者向けなんで詳しくは書かないっす!

普通に余裕ある人は1位のLA狙いにいくっす!

というわけでLA狙いの動きの解説っす!

3ターン目の審査員のアピール値はプレイヤーのアピール値2回+53700~35820くらいっす!

 

○霧子、真乃が2人ともパフェ

→1位の審査員54060(-2985)以上

落ちるパターンっす!もうこれは溜まってれば思い出、溜まってなければなんとかパフェ打つっす!LA取れてたらラッキーっす!

→1位の審査員54060(-2985)以下

落ちないパターンっす!とはいえここでギリギリLA狙ったせいでTA取れなかったってなったら悲しすぎるんで54060に近すぎる時は素直にパフェったほうがいいっす!

54060からそれなりに遠いなら安心してノーマルで最遅行動(落ちないならパフェ)+思い出でLA狙うっす!LA取れてなくても4ターン目の早いタイミングで落ちるはずっす!

 

残りのパターンもほぼ同じなんで落ちるか落ちないかの閾値だけ書くっす!割り込みLAもあるっす!(正直誤差では???)

○霧子、真乃が1人パフェ、1人グッド

閾値55652(-2587)

 ○霧子、真乃が1人パフェ、1人ノーマル

閾値56050(-2487)

○霧子、真乃が2人ともグッド

閾値57224(-2194)

○霧子、真乃が1人グッド、1人ノーマル

閾値57642(-2089)

○霧子、真乃が2人ともノーマル

閾値58040(-1990)

 

こんな感じっす!取れたら2位狙ってワンチャン2位TA取って終わりっす!(取れなくてもよいけど1位LA取れてないときに2位TALA+3位LA取られた時だけ負け筋)

 

流1Vo2位狙いパターン

流1LA+流2TAで26点を目指すっす!

たぶんこれが準決Vi極で最も運要素が強くて見なきゃいけないものも多いパターンっす!4ターン目にもつれ込むことが多いっすけど基本は他の2位狙いと変わらないっす!

1ターン目に流2…は当然なんすけど流1を少しでも早めに落として運要素を減らすために2ターン目は流1を狙いたいっす!何度も言ってるすけどVoが2位にこないからよっぽど自力が低くない限りは流2TAは堅いっす!ただし削りすぎると逆にLA取れなくなるんで目安としては2ターン目に咲耶がパフェ出しててかつアピール値25000以上とかは殴らなくていいっす、咲耶がパフェ出してない時は適度に殴っとくっすかね?現在値+自アピールで29000超えない程度が無難っす!(適当っす)

 

あと霧子と真乃どっちがTA取るかは1ターン目と2ターン目の判定を見て確認しといた方が負け筋潰せるはずっす!

 

んで3ターン目のLAとり方っす!基本的には流1狙いのコピペっす!

3ターン目の1位審査員のアピール値は2ターン目に殴ってればプレイヤーのアピール値1回+53700~35820っす!

 

○霧子、真乃が2人ともパフェ

→1位の審査員54060(-2985)以上

真乃霧子がLA取るパターンっす!これは止められないっす!

これにならないように2ターン目判断してるはずなんで多分ないはず…なったらTA取る方確認してパフェor思い出で妨害orスルーで放置して2位TALA狙いっす!

→1位の審査員54060(-2985)以下

落ちないパターンっす!最遅グッドでLA取るっす!足りなかったら次ターン思い出LAっす!

それでも足りなそうなときはパフェ+思い出LAっす!

それも足りないときは6000ちょっとor12000ちょっと残しで次ターングッドでの割り込みLAにかけるっす!

 

割り込みは特にないんで残パターンもやることは同じっす!

閾値だけ書いとくっす!だいたいこの数字がLAまでに必要な値っす!

 

○霧子、真乃が1人パフェ、1人グッド

閾値55652(-2587)

 ○霧子、真乃が1人パフェ、1人ノーマル

閾値56050(-2487)

○霧子、真乃が2人ともグッド

閾値57224(-2194)

○霧子、真乃が1人グッド、1人ノーマル

閾値57642(-2089)

○霧子、真乃が2人ともノーマル

閾値58040(-1990)

 

流1LA取ったらあとは2位を全力で叩いてフィニッシュっす!

流1TA取ったほうがLA取らないように気をつけるのと

真乃が2位にくるんで1回多く殴ってるとはいえTA負けしないようにだけ注意っすね!

 

 まとめ

こんな感じでどうでっしゃろか!なげえっす!

2位狙いのLA取れなくて負けてた人も取り方なんとなく理解してできたんじゃないっすかね!だめっすかね!

2位狙いで基本的にどの流行も高確率で勝てるはずなんである程度育ってれば流行負けは基本的にないのかなーとは思うっす!運が悪いときは流行にかかわらず負けるっす!

もう後半飽きてきて意味不明な呪文を唱えてた気もするっすね…気が向いたら解読してもらえればと思うっす…。

 

決勝編…?決勝って準決よりパターンかなり多い気がするんすけど…。

いやでも今回作って結構立ち回り見直せたし自分で毎回計算してたの一度にまとめられてちょっと自分用メモとしても便利そうだしそのうちやるっす!うぇい!