なんもわからん

さっき作った

2020年のオタクハマったやつ振り返り

去年もやったのが良かったので今年も自分語りやります。

これは去年のやつ。
maisankawaii.hatenablog.com

劇場版ハイスクール・フリート

俺の2020年はここから始まったといっても過言ではない。
劇場版公開直前に備えて軽い気持ちでTVシリーズ見直したら俺の2019年で成長しきったアニメ視聴力により完全理解してしまって全く違う印象の作品になった。
これについては結構いい感じの記事を賭けたと思う。
maisankawaii.hatenablog.com
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まあだいたい作品についてはこれに書いたので置いといて、全然関係ねえクソプライベートな話として1月にはいふりにハマりすぎてはいふりスタンプラリー効率的にできるように横須賀で仕事探すか!って横須賀の求人見てたら船員の仕事見つけて2月に船員になって3月に出航してずっと船乗ってました。横須賀には1回も停泊しなかったが…。
ぶっちゃけ数十年前ならともかく2020年にこんなに長期で船に乗る人はまずいないからレア中のレアみたいな変な仕事なんですけどまあとにかく生活が楽すぎてオタク的にめちゃくちゃいい環境なので結果的にいい転職だったね~という感じ。オタクはアニメに影響されてノリで人生やった方がいい。アニメの話しろ。

ハイスクール・フリート 艦隊バトルでピンチ!

はいふりハマった関係でソシャゲの話もしときます。
いや3月でサービス終了したんですけど…。

まあとにかくバランスとしてはあまりよくないものの対戦ツールとしてのシステムはオリジナリティがあってめちゃくちゃ光るものがあるゲームでしたね。
上級者にボコられつつ2週間で最高ランク(マーメイド)まで一気に上げたのは楽しい経験でした。マーメイド昇格するまで寝れません配信朝4時までやるとかやった。
ちなみにこのゲームについては書いてる途中で飽きて特に世に出ることがなかった記事の下書きが1万文字くらいあるので一部をここで供養しときます。
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多分マイナークラロワ系ゲームについての詳しさで自称日本で数十本の指に入るオタクとして俺にしか書けない記事だったと思うがまあ途中で書くの飽きたしサ終したのであんま未練はないな…


22/7 計算中

ツイッターで24時間キャプが貼られ続ける謎のバラエティ番組。
急にdアニメストアに配信がきたのでそれを機に一気に見ました。当時シーズン1とシーズン2合わせて80話くらいかな?
まだこんなに作品一気見できる体力あったんだっていう驚きがあり、こんなにあっさり80話くらい見れるならアニメの長期シリーズもそんなに身構えずに一気に見ちゃえるなみたいなことを感じられたのが一番の収穫だったかもしれない。

この番組ができた2018年頃といえばちょうどVtuberが爆発的に流行ってついにテレビに進出しはじめたりで、まさにぼくが一番Vtuberにハマってた頃だったりするんだけど、まさにあの頃流行ってたVtuber2次元キャラクターにしかできない・できることは何ぞやっていうメタ視点のオタクから見たVtuberの可能性を体現した番組だった。ちょうどユリイカVtuber特集号(2018年7月)と同時期の番組だからなるほどねっていう感じで、それが2020年まで続いてるのはすごいことですよ。

バラエティ番組って結局キャラクターコンテンツなんだけど、Vtuber(というには語弊があるが便宜上Vtuberと呼ぶ)としてのペルソナがうまい具合に芸人・アイドルのキャラクターのフィクション性を高めていて、顔出しで活動している若い声優アイドルという個人を守る盾になっているのがでかい。これが生身の人間同士ではできない記号的行動の大胆さ・シュールさという面白さにつながったりしてると感じた。声優のキャラクターとの二面性を公式で楽しめるのがVtuberとの違いとしては大きな強みでしたね。

TVアニメ『22/7』

というわけでこれ放送当時にも一応見てたんだけど計算中見た後に見直したら完全に理解できました。
このアニメを理解するために必要だったのは滝川みう西條和(アニメ滝川みうのキャラクターモデルとなった滝川みうの声優です)というイレギュラーなキャラクターをイレギュラーではなくただの一個人の思考・行動原理として把握することだったんだよな…。

このアニメで描いている思想は徹底した相互不理解です。他人を理解する必要はない、他人は理解できるものではない、自分が納得することで理解しなくとも人間同士の相互関係は成立する。これを念頭に置くだけでよくわからなかったシーンが一気に斬新な作品に変化するのが面白いところ。
この相互不理解の思想を単純な仲間内の人間関係だけじゃなくてすべての仕事・すべての人生に結び付けたのはあまりにも美しかったな、ぼくら(ぼくらって誰?)のような歳喰って悟り開いちゃったみたいなクソ老害にはある意味自然に受け入れやすい思想なんだけど、人間関係で悩んでいる若い学生とか社会人が「人間が理解できなくても私も前を向いて生きていけるんだ」と少しでも前向きになってくれたんじゃないかと思うと、この作品はあまりにも美しく偉大だったと思うのです(誰目線感想?)。

この作品も記事書こうとして2万字くらい下書きがあるけど長くなりすぎたのでまあ世に出ることはないでしょう…というわけで供養。

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序文としては長すぎる

ガンダムビルドダイバーズガンダムビルドダイバーズRe:RISE

別作品だけどまとめて書いちゃおうかな。というかRe:RISEのシーズン1は2019だし無印は2018年のアニメですがまあ今年ハマったので…。

どちらの作品もとにかくラストの展開を描くためにじっくりと2クールかけて伏線を貼り続ける話の構造が良かった。
これ、現代のアニメは3話切りされるから3話にいきなり山場を持ってきて作品構造の概略を説明しろみたいな思想が常識になっていると思っていて、まあそれ自体は悪くはないと思ってるんですけど無印ダイバーズもリライズもとにかく伏線回収をじっくりじっくり描いたおかげでラストのカタルシスがとにかくすげーもんになってて、これは本当にきちんと作品を細かく見てくれる視聴者に対する信頼でできてるよなあと思った。現代アニメだったらアヤメやメイの正体は登場した次の回で明かすしサラとかイヴの秘密も1クール目で明かされるしカザミは4話で改心するでしょうみたいな感覚があって、それ自体はインスタントな面白さではあるんだけど、やっぱり2クールアニメは2クールアニメでしかできない起承転結があって、それをしっかりやれるのは視聴者が最後までちゃんと見てくれることへの作り手の信頼だし、ガンダムシリーズというブランドの強みだし、きちんとその期待にラストで応えてくれた、期待を遥かに上回るものを見せてくれたっていう視聴体験は本当にアニメを見ててよかったという感じでしたね。
まあわりかし一気見した故の感想ってところがあるので毎週1話づつ見てたら違う感想になったかもしれませんが…。

この作品も結構な長さの記事下書きがあったんだけど保存するの忘れて消えて折れた。

アサルトリリィ BOUQUET

個人的に2020年最も熱狂した最強アニメーションです。

流石に1クールすべての話で同じテーマを違うベクトルから繊細に描き続けた構造が美しすぎる。
例えば論文とかって同じ内容をひたすら違う方向性から補強してくじゃないですか、アサルトリリィ BOUQUETはまさにそれで、個性的なキャラクターを多く登場させながら根幹では共通した思想で動いている、ということを描くことでキャラクターの行動原理や展開の説得力がとにかくすごい。ロジカルリリィと言われる所以ですね。
それでいてエンタメ作品としての出来もきちんと良くて、しっかり視聴者の想像を毎回上回ってくれるのはとにかく楽しい視聴体験でした。
マジで語りつくせないくらいツイッターで毎日この作品の話した。

というわけで4話放送時に4話単体が面白すぎて記事を書いたんですけど、やっぱりこの作品1クール12話での相互のシナジーが恐ろしくあるのでその辺の構造をまとめた記事を改めて書きたいなあみたいな気持ちはあります。、まあ気が向いたら…。
maisankawaii.hatenablog.com

2.5次元の誘惑

連載はじまったときになんかラッキースケベしたいだけのエッチなマンガはじまったな…not for me…とか思ってたらいつの間にか2020年一番熱く一番泣けるマンガになってるとか誰が想像できたかよ…。
コミケ編は全ての物語・全てのキャラクター・全ての創作を愛する人間に読んでほしい傑作です。多くは語りません。ジャンプ+連載のマンガは初回無料で全部読めるのでみんな読んでね。
60話の展開はもちろん最高なんですけど単純に学校の外に出てのバトル展開が始まったあたりからめちゃくちゃ面白いですよ。
とにかくじっくりじっくり寝かせてきた主人公の設定をここにきて活かしてくるのが強すぎる。最新話(68話)のロジックもめちゃくちゃうなっちまうよ…。

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

流星のように現れキャラクターのオタクを唸らせているセガのソシャゲ。
とにかくキャラクターコンテンツとしての強度がすごい。突飛な設定のキャラクター同士の化学反応・フィクションらしいセカイ設定の中で描かれる繊細な心理描写、そしてなんといってもシナリオのテーマが純粋に音楽・ステージパフォーマンスに特化してるのが偉い。
キャラクターが男女混合編成なんだけどそれがナチュラルな関係性としてあるのも好きなんだよね、オタク(一人称)はノマカプが好き。
とにかく変に奇をてらわず真っ直ぐでキラキラした正しさのシナリオを純粋な出来の良さとボリュームでぶつけてくる剛腕のゲームです。強いぜ。

神獄塔 メアリスケルターFinale

コンシューマゲームからも1本…と行きたいところなんだけど実はまだクリアしてません。
コンパイルハートのメアリスケルターシリーズ第三作にして完結作、この作品、なんと過去作2本のシナリオパートが丸々収録されてます。
ということでシリーズ初プレイでいきなりこのゲーム買って過去作クリアしたんですけど、とにかくシナリオが良かった。ライターが電撃文庫のミニッツの人ですね、懐かしい…。
絶望的なシナリオの中でも輝く個性的、というか普通に癖が強すぎてめんどくさい血式少女たちが本当にいいキャラで、絶対に生還するぞ!の気持ちになった。特に1でなんかふわっと湧いてきたハーメルンが2だと序盤から本当にチームの精神的にも戦闘力的にも支柱になる頼れるキャラだったのはうれしかったなあ。グレーテルの独特な価値観は本当どのシナリオでも良くてお気に入りです。ヘンゼル兄さん…。
言ってしまえば1も2もあんまりキレイなオチじゃないんですけど、それが3作目のFinaleにつながって1や2でモブとして生きてたキャラ達もあわせてとにかくザ・総力戦、伏線総回収、最高の絶望!みたいな感じでとにかく面白い、まあまだクリアしてないんですけどめちゃくちゃ最終章としてシナリオの評判がいいのが聞こえてくるので頑張って進めます…。

将棋

対戦型ゲームはなんでも好きだからなんでもやるを自称してる(そうなの?最近してない)ぼくですけど電波状況があまりに悪いことが多く、アクティブなネット対戦ゲームがまともにできないのでラグに強い対戦ゲームを、ということで雑な理由でメインにやりはじめたんですがまあ結構ハマってるね。
普通に2020年現在でバリバリ最新メタが変わってる、というか数年前の流行戦形がほぼ消えてるみたいなのが結構あって普通にメタ読みが面白い。メタ自体は大事なんだけどなんだかんだ最終的には自力が強い方が勝つみたいなゲームなのにそれが起こってるのはきちんと最新のデジタルネットゲームとして成立してる証拠ですよ、全然古くない。

このゲーム、プレイヤー層が他のゲームとかなりズレてて、キッズがめちゃくちゃ多いと同時にネット慣れしてないおっさんも結構いるからとにかくプレイヤーコミュニティが混沌としてるし、他のゲーム界隈だと絶対に見れないようなカオスなものが定期的に見れるのでそういった意味でもコンテンツとしてアツいみたいなのはありますね。

2021年の目標、初段になるとかでいきましょうか。

武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター

先週始まったアーケードゲームです。何年振りの新作?テレビアニメから8年ぶり?
ぼくは神姫自体は全然詳しくないんですけどなかなかシステムが面白くてかなりハマってます。
キルが勝敗についてあんまり意味がなくて、逆転要素が高くてラストの判定で勝敗が決まるのはちょっとスプラトゥーンのガチマッチみたいな感覚があって読みあいが面白い。
あとチーム戦じゃないバトルロイヤルなのもうれしいね、最近の新作アケゲー、だいたいチーム戦ばっかで気軽にやりにくいみたいなのがあったので…。

そんな感じで~。